【派】┗夜系 原精霊系:夜精霊系-Nightmare-
○《夜精霊》系 《闇夜を興ずる旧き精霊》
混沌の一面より生まれ、日没後の世界を支配する夜の属性を司る原精霊系派生種族。
下位種に比べて、魔力上限・気力上限・隠蔽性能に優れ、扱いやすい水準の魔法戦闘に秀でたステータスを持つ。下位種同様、体力上限・物理防御率・特殊防御率はやや低いものの翼展開時の高い機動性と闇属性から派生する夜属性に特化した戦闘特性を活かした夜間・暗闇環境における隠密機動に優れた適性を持ち、特に妨害を中心とする戦闘補助に長けた夜属性のスキル・魔法を用いて遠距離から一方的に捕捉した敵を制圧する遊撃戦術を得意とする。
原精霊系種族の中でも特に寡黙で静寂を愛する性格の一派であり、下位種同様、基本的にあらゆる他種族に関心が薄く、敵対的な相手にのみ攻撃的になる性質は変わらないものの、他の派生種族に比べると静かな夜を脅かす存在に対して攻撃的になる傾向が強い。また、自身と同じ世界のシステムに近い存在でありながら世界ではなく創造主に対して忠を尽くす天使系種族とは相互にやや敬遠する関係に変化し、更に純粋な精霊存在として自身に有害な背教種系・魔物系種族との関係はより険悪になり、遭遇した際に互いの生存を賭けた戦闘に発展することが多い。この他、上位の夜天神に属する少女の姿をした特定個体『“夜公女”リリス=グリムヘッド=バロウズ』がフィールドエリアを除いた静かな夜に超低確率で出現することがあり、周りの環境に依らず人目を避けるように密やかに歌いながら転々と場所を変えいつの間にか姿を消す習性から目撃証言以上に知名度が高く、夜精霊系派生種族の中でも最も敵対を望まれない存在として知られている。
下位種同様、比較的汎用性の高い魔法適性を持ち、平均以上に高い特殊攻撃力と闇・夜属性に特化した強力な種族資質を多数有することから該当する属性魔法に特化した魔法運用で高い戦闘能力を発揮する。さらに種族固有デバフ”冥夜の注察”を起点として夜属性のデバフを段階的に付与することで敵全体に強力な妨害効果を発揮する能力から原精霊系種族の中で最も凶悪な対個制圧能力を持つ。
素体に幾何学的な意匠を伴う真っ黒な楓の葉状の魔力翼を持ち、安定性の高い単体飛行能力を持つ。また、種族資質《エフェクター・ウィング》により翼自体が攻撃能力を獲得することができる。
・“冥夜の黙視録”
夜精霊系種族が進化の過程で獲得する霊咒付与能力。自分が任意の敵を一方的に20秒間注視し続けた場合、または自分が任意の敵の素体と接触していて離れた場合に自動的に適用され、前者の場合は20分間、後者の場合は[連続して接触していた秒数(最大10秒)×2]分間だけその敵と同じPTに属する敵全員に“冥夜の注察”デバフを付与する。夜精霊系種族の戦闘時の起点となる能力であり、逆にこの能力の適用条件を満たすことができない内に敵と交戦状態に入ってしまうとその戦闘能力は大きく制限されてしまう。
・”冥夜の注察”
・“逢魔時症候群”
・“悪夢の予感”
・”夜陰の悪夢”
夜精霊系種族が進化の過程で習得可能な複数の種族資質・種族固有スキルに関連する霊咒系デバフ群。その全てが夜属性を持っており、基本的には一方的な注視または物理接触によって付与される“冥夜の注察”を起点として、条件を満たす度に次のデバフを付与することで相手に対する妨害を段階的に強化することができる。
●冥夜の注察
=“冥夜の注察”デバフが付与された存在の気力の消費量が100%増加し、その存在が受ける全てのダメージを5%増加する。また、その存在に帰属する《逃走》《隠蔽》《偽装》効果を持つ全ての効果を無効し、その効果を解除する。
●逢魔時症候群
=“逢魔時症候群”デバフが付与された存在は視界が20%狭くなり、その存在に適用されるその存在のPTメンバーに帰属する全ての効果を無効にする。また、その存在の周囲半径100m圏内におけるモンスターの出現確率が10%増加する。
●悪夢の予感
=“悪夢の予感”デバフが付与された存在が夜属性を持つダメージを受けた場合、10%の確率でその存在に“夜陰の悪夢”デバフを付与する。この効果でデバフが付与された場合、その存在に付与されている“悪夢の予感”デバフを解除する。
●夜陰の悪夢
=“夜陰の悪夢”デバフが付与された存在を対象に指定してその魔力を毎秒消費し、恐ろしい爪と強靭な顎を持つ黒毛の獣人の姿の召喚獣《悪夢の獣人》を召喚する。《悪夢の獣人》は召喚者と対象となった存在しか認識できず、対象となった存在の体力を上限とするスキルステータス『幻体力』を付与する。この効果で付与されたスキルステータスが存在する限り、《悪夢の獣人》は対象となった存在を攻撃し、その攻撃によって発生した体力の変動は体力の代わりに『幻体力』を用いて処理される。また、『幻体力』が0になった場合、対象となった存在に《確定死判定》を与える。
・“聖極天外装・終焉:夜精霊系”
夜精霊系種族が進化の最終段階で獲得する広範囲支援能力を持つ固有の大型自律駆動兵装。下部がやや膨らんだ円盤状の本体と大小12枚の天使翼のような精緻な造形の翼から構成され、全体が薄黒色の精霊光に覆われ、表面には夜の精霊紋と同じ意匠が幾重にも重なり合っている。夜の精霊律の一部を強引に現界に顕現させた姿であり、起動後には畳まれていた天使翼と共に夜属性を持つ強力な精霊結界を展開する。精霊結界は戦域内に存在する召喚者及びそのPTメンバーの周囲の空間に夜属性を持つ精霊波を断続的に拡散させ、強力な索敵効果を含む特殊攻撃を行う。極めて強力な広域支援能力を誇るが、召喚時・召喚状態の維持に召喚者の魔力を消費していくため、継戦能力は然程高くない。
派生種族:《原精霊》
┗《夜精霊》
┗《夜眷霊》
┗《夜天神》
┗《聖極天》
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●夜精霊 《夜陰に潜みし夜の精霊》
夜の精霊因子に適合し、その霊的特性を獲得して変化した夜の原精霊。下位種に比べて、純粋な精霊存在となったことで変化した幾何模様を帯びた黒い楓の葉のような形の二対四枚の薄膜状の魔力翼と全身に帯びた淡い黒色の精霊光、体表面から周囲の空間に漂う魔力痕が特徴で、夜の概念事象を司る原理を基に実体化した霊体の身体は無意識に周囲の環境を侵蝕し、体内の精霊核から溢れた夜の霊力が溶け出した空間は夜精霊の姿を夜陰の闇に溶け込ませる。攻撃魔法や夜属性を中心とする複数の属性攻撃を強化する他、夜の精霊としての権能を体現する複数の種族資質を持ち、自身の素体に帯びた夜の環境因子を通して自身の精霊権能を周囲に伝播する性質から安定した戦闘能力を発揮することができるようになった。また、自身の魔力翼に攻撃力を与えて武器として転用する能力から魔法戦闘だけでなく近接格闘においても高い戦闘適性を獲得した。
種族資質:
《エンハンス・エンカース》(0-20)
自分の攻撃魔法の威力・効果が最大20%増加する
《エナジー・オブ・ナイト・エレメンタル》(0-20)
自分の夜属性魔法の威力・効果が最大20%増加する
《ナイトメア・ブースター》(0-20)
自分と周囲のPTメンバーの闇・夜属性攻撃の威力が最大20%増加する
《エフェクター・ウィング》(0-20)
素体の魔力翼に自分の特殊攻撃力の最大100%分の攻撃力を与える
《リカバリー・マナ・ブースト》(0-20)
自分の魔力の自然回復速度が最大20%増加する
《フィーチャー・オブ・ナイト》(0→10)
自分のスキル・魔法の隠蔽・妨害効果の効果範囲を20%増加する
《プロパティ・オブ・ナイト》(0→10)
自分が付与した夜属性デバフは付与されてから10分間対象に認識されない
《エンティティ・オブ・ナイトメア》(0→10)
夜間環境で交戦状態にない場合、自分はあらゆる外傷が瞬時に治癒する
《スピリチュアル・ナイト》(0→10)
自分は闇属性と夜属性系統の精霊魔法を習得できるようになる
《ノーテス・ターゲット》(0→10)
固有特殊能力“冥夜の黙視録”の使用を解禁する
種族スキル(例)
【凝視の夜霊術】(常時展開)
自分とPTメンバーは暗闇・夜間環境で高い暗視・索敵能力を得る
【宵夜の自在翼】(任意起動/即時効果)
翼の一部を伸縮し、夜属性の魔力を帯びた鎖に変化させて自在に操作する
【宵夜の放射翼】(任意起動/即時効果)
翼から夜属性の球形魔力弾を複数生成し、対象に向けて射出する
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●夜眷霊 《紛れる夜神の眷精霊》
自身の肉体を根底にある夜の事象原理から切り離し、独立した摂理の器として肉体を再構成した高次の夜精霊。背中の薄膜状の夜の精霊の翼は三対六枚のより鋭い形状に変化し、翼表面には複雑な幾何模様を重ねた魔法陣のような精霊紋が淡い光を帯びて浮かび上がっている。下位種の特性をそのまま継承し、妨害能力に優れた夜属性魔法や自身の素体を含む夜属性の事象を通して周囲の空間に干渉し、自身の戦闘特性に有利な環境を調整する局地的な支配戦術を得意とする。夜魔法を中心に属性攻撃を強化する他、夜の精霊の権能に基づく種族固有の“逢魔時症候群”デバフを始めとする夜属性デバフに関連する複数の種族資質を持ち、その身体は原初の本能に刻み込まれた夜の闇への恐怖を体現する。
種族資質:
《スペリオル・ナイト・エレメンタル》(0-30)
自分の夜属性攻撃・魔法の威力・効果が最大30%増加する
《エンハンス・アフター・ナイト》(0→10)
自分が夜属性魔法を行使した後、次に発動する魔法の威力が20%増加する
《ノクターナル・アービター》(0→10)
自分の闇・夜属性魔法の威力・効果が20%増加する
《ダークナイト・オブセッション》(0→10)
自分の夜属性デバフが他の効果で解除された場に“闇夜の騎士”1体を召喚する
《トワイライト・ワーデン》(0→10)
”冥夜の注察”を付与した敵を拘束した時、“逢魔時症候群”を付与する
《ノクターナル・ディストラクト》(0→10)
自分とPTメンバーは夜属性デバフが付与された敵の魔法の対象にならない
《ディバイド・ウィング》(0→10)
《エフェクター・ウィング》で物理攻撃力と特殊攻撃力の高い方を参照する
《プロヴィデンス・アルファ》(0→10)
自分は“沈黙”または“術封印”を受けた状態でも精霊魔法を行使できる
種族スキル(例)
【宣託の夜霊術】(常時展開)
自分の夜魔法でモンスターを倒した時のPTのレア取得率が20%増加する
【纏衣の夜霊術】(任意起動/持続効果)
効果中、夜属性魔法の威力と自分が与えるバフ・デバフの効果が増加する
【夜精霊の暗転術】(任意起動/即時効果)
フィールド環境を《夜》に塗り替え、6時間あらゆる遷移を無効化する
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●夜天神 《遍く隠す夜天の霊神》
原初の混沌より分かれた事象原理の一部をその身に宿し、概念的に夜の精霊律と同等の存在へと昇華した最高次の夜眷霊。翼表面の精霊紋には体内の精霊核から溢れ出した上質の霊力が満ち、魔力翼全体はより複雑な幾何模様の意匠と精霊の存在術式が組み込まれた一回り大きな薄膜状に変化し、周囲の概念事象に自身の存在術式を同化する程の絶大な干渉力を発揮する。下位種の特性を飛躍的に発展させ、魔力翼を起点に自身の身体を夜の現象実体として周囲の空間に同化することで能動的に引き出した夜の性質を用いた執念深い霊咒で敵を妨害する支配戦術を得意とする。夜属性を中心に属性攻撃を強化する他、自身をより夜の闇に溶け込ませる隠密機動を強力に補助する複数の種族資質を持ち、新たに魔力翼に秘められた覇翼の結界を解放するスキルを獲得したことで強力な隠蔽術式を周囲に展開することが可能になった。
種族資質:
《アルテマ・ナイト・エレメンタル》(0-30)
自分の夜属性攻撃・魔法の威力・効果が最大30%増加する
《フロム・ウィーク・ワン》(0→10)
自分のデバフが付与された敵に対する自分の全ての攻撃の威力が40%増加する
《ノクターナル・ピースメイカー》(0→10)
夜間環境で、自分は他者との交戦状態であっても交戦状態として扱わない
《オーソリティ・オブ・ニュクス》(0→10)
夜間環境で交戦状態でない場合、周囲の敵に“悪夢の予感”を付与する
《ナイトメア・シュラウド》(0→10)
暗闇・夜間環境で交戦状態でない場合、自分の素体は他者に認識しづらくなる
《ナイトメア・ゲイザー》(0→10)
自分の夜属性デバフが付与された敵の姿を視界に強調表示する
《センシティブ・イントルーダー》(0→10)
“夜陰の悪夢”が付与された相手を倒した時、30分間その身体に憑依できる
《マナ・オーバーチャージ》(0→10)
フィールド内に限り、魔力値が上限を超えても任意の手段で回復できる
種族スキル(例)
【覇翼結界の冥夜霊術】(常時展開)
高い隠蔽効果の結界を断続的に展開する。翼の展開具合で間隔が増減する
【夜精の掌握】(任意起動/即時効果)
自身の魔力翼から精霊系召喚獣“夜の精霊”を呼び出して使役する
【悪夢の虚空領域】(任意起動/即時効果)
100m以上離れた“逢魔時症候群”が付与された相手に“夜陰の悪夢”を付与する
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●聖極天 《極天に座す精霊の至宝》
遍く世界に帳を下ろす夜の概念を司る大精霊として世を渡り、天地に護られた大至宝と謳われるまでに至った夜精霊系種族の極致。レベル1000に達した夜天神が地上の各地に存在する夜の精霊殿での超位進化の試練を踏破した場合にのみ進化することができる究極進化態で、同じ聖極天でも同様の条件で進化した他の原精霊系種族とは姿も種族ボーナスも大きく異なるため、種族分岐毎の戦闘特性を変えないまま純粋にステータスを底上げすることができる。モンスターに対する攻撃やあらゆる特殊攻撃を強化する他、下位種までの戦闘特性を引き継ぎつつ火力を底上げする複数の種族資質を持ち、更に進化と同時に夜の精霊紋の意匠を踏襲した大小六対十二枚の天使翼を持つ大型の自律駆動兵装“聖極天外装・終焉”や強力な精霊系召喚獣を召喚するスキルを獲得したことで単騎でもあらゆる白兵戦を切り抜けて敵を滅ぼす程の戦闘能力を発揮することができるようになった。
種族資質:
《アブソリュート・ミィス・フォース》(0-30)
モンスターに対する自分の全ての攻撃の威力が最大30%増加する
《ロード・オブ・フェノメノン》(0-30)
自分の全ての特殊攻撃の威力が最大30%増加する
《コンセプション・ジーナス》(0→10)
自分の召喚効果を持つ種族スキルによる召喚上限数を10体増加する
《ファイナル・ウィング・リアクター》(0→10)
自分の素体の魔力翼に敵が接触した時、魔力を自動消費して追撃を発生させる
《ルート・オブ・フェノメノン》(0→10)
自分は他の原精霊系種族から通常習得できない魔法を継承することができる
《オプロ・エレ・ウラノカルディア》(0→10)
大型自律駆動兵器“聖極天外装・終焉”の使用が解禁される
種族スキル(例)
【古の黎明至宝】(任意起動/即時効果)
自分の魔力翼から精霊系召喚獣“眷霊将アルカイオス”を呼び出して使役する
【混沌の召霊術儀】(任意起動/即時効果)
自分の召喚した“眷霊将アルカイオス”と他の精霊系召喚獣1体を融合する
【調和の召霊術儀】(任意起動/即時効果)
自分の召喚した精霊系召喚獣1体を“眷霊将アルカイオス”の武器に変化させる
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=DATA=
ステータス《夜精霊系[Nightmare]》(原精霊/夜精霊/夜眷霊/夜天神/聖極天)
●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)
・体力:(~/1100/1100/1100/1500)+[Lv]×(~/11/11/11/15)+α
・魔力:(~/1400/1700/1900/2000)+[Lv]×(~/14/17/19/20)+α
・気力:(~/1400/1800/1900/2000)+[Lv]×(~/14/18/19/20)+α
・物理攻撃力:(~/1400/1600/1700/2500)+[Lv]×(~/14/16/17/25)+α
・物理防御率:(~/800/900/1000/1100)+[Lv]×(~/8/9/10/11)+α
・特殊攻撃力:(~/1400/1600/1700/2500)+[Lv]×(~/14/16/17/25)+α
・特殊防御率:(~/800/900/1000/1100)+[Lv]×(~/8/9/10/11)+α
・腕力:(~/600/600/600/600)+[Lv]×(~/6/6/6/6)+α
・脚力:(~/700/700/700/700)+[Lv]×(~/7/7/7/7)+α
・敏捷性能:(~/700/700/700/700)+[Lv]×(~/7/7/7/7)+α
・回避性能:(~/600/700/800/800)+[Lv]×(~/6/7/8/8)+α
・隠蔽性能:(~/800/900/1000/1000)+[Lv]×(~/8/9/10/10)+α
・特殊技能:(~/0/0/0/500)+[Lv]×(~/0/0/0/5)+α
《飛行ステータス》
・飛行時間:(~/100/100/100/200)+[Lv]×(~/1/1/1/2)+α
・飛行重量:(~/100/100/100/200)+[Lv]×(~/1/1/1/2)+α
・飛行速度:(~/100/100/100/200)+[Lv]×(~/1/1/1/2)+α
《基本属性耐性》
・火耐性:0/0/0/0/1
・水耐性:0/0/0/0/1
・風耐性:0/0/0/0/1
・土耐性:0/0/0/0/1
・光耐性:0/-2/-3/-4/-4
・闇耐性:0/2/3/4/5
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○【凝視の夜霊術】
――夜精霊の懐に抱かれし者はその目を通して真の夜の姿を垣間見る。
●前提:種族条件《夜精霊系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“夜精霊”への進化
●分類:《種族スキル》《常時展開》《条件効果》
●系統:《視界干渉》《索敵強化》《暗視》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》《夜属性》
●効果:自分が《夜》環境または《暗闇》環境に存在する場合、自分と自分のPTメンバー全員に以下の効果を適用する。
>それぞれの対象にフィールド全域に作用する《暗視》効果を付与する。《暗視》効果が付与されたプレイヤーは通常より視界が明るくなる。また、この効果が適用された全てのプレイヤーは認識圏内の全ての存在に対する視認性が20%向上する。
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○【宵夜の自在翼】
――精霊の翼には力が宿っている。夜精霊のそれは夜に紛れる執着の鎖だ。
●前提:種族条件《夜精霊系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:種族資質《エフェクター・ウィング》で合計200回ダメージを与える
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《身体変化》《拘束》
●属性:《魔力属性》《霊陰属性》《夜属性》
●効果:このスキルは、自分が素体の魔力翼を展開している場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分の素体の魔力翼の一部が夜属性の魔力を帯びた霊鎖《宵夜の自在翼》に変化する。その後、自分は《宵夜の自在翼》を自在に操作することができる。このスキルの効果は素体の魔力翼の展開を解除した時に解除される。
●特殊効果:自分の周囲が《夜》環境で、かつこのスキルの効果によって自分の素体の魔力翼が《宵夜の自在翼》に変化している場合、以下の効果を適用する。
>両翼の《宵夜の自在翼》がそれぞれ同じ存在に接触した時、その存在を対象に周囲の空間から黒の霊鎖《闇夜装の霊鎖》を生成して拘束する。
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○【宵夜の放射翼】
――闇夜の下で夜精霊の翼から放たれるそれは夜の恐怖を魂に刻む。
●前提:種族条件《夜精霊系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:スキル【宵夜の自在翼】で合計500回ダメージを与える
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《属性攻撃》《魔力射撃》
●属性:《魔力属性》《霊陰属性》《夜属性》
●効果:このスキルは、自分が素体の魔力翼を展開している場合にのみ発動することができる。発動時、任意の対象を指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の素体の魔力翼から球型の魔力系スキルオブジェクト《宵夜の霊球》を10発生成し、対象となった敵に対して高速で発射する。《宵夜の霊球》は接触した敵にダメージを与える。
●特殊効果:自分の種族が《夜眷霊》《夜天神》《災極天》の場合、以下の効果を常時適用する。
>このスキルの効果によって生成された《宵夜の霊球》が任意の敵にダメージを与えた時、その敵の周囲半径10m圏内に存在する《暗闇》から自分の進化段階と同じ数だけ小球型の魔力系スキルオブジェクト《闇夜装の霊球》による追撃を発生させる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【宣託の夜霊術】
――仲間たちに夜精霊の加護がありますように。
●前提:種族条件《夜精霊系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:“夜眷霊”への進化
●分類:《種族スキル》《常時展開》《誘発効果》
●系統:《幸運》
●属性:《特殊属性》《精霊属性》《夜属性》
●効果:自分が《夜属性》を持つ魔法でモンスターの体力を全損させた場合、自分を含む自分のPTメンバー全員を対象に以下の効果を適用する。
>対象となったプレイヤーはそのモンスターからのレアドロップ率に20%の《幸運効果》を得る。この《幸運効果》を得た場合、そのモンスターからのドロップ判定後に再度判定を行い、20%の確率でそのアイテムと同じ種類でレアリティが1高い別のアイテムに変化する。
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○【纏衣の夜霊術】
――夜精霊が纏う波動は夜の魔力と共鳴して力を高める。
●前提:種族条件《夜精霊系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:夜属性のデバフを2種類以上任意の対象に付与する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《魔法強化》《補助強化》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》《夜属性》
●効果:発動後、毎分魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分の《夜属性》を持つ魔法の威力が10%増加する。また、自分の《夜属性》を持つスキル・魔法の効果によって付与されたバフ・デバフの効果及び効果時間が20%増加する。
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○【夜精霊の暗転術】
――夜精霊は日の光を嫌い、時間の営みさえも歪めてしまう。
●前提:種族条件《夜精霊系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:“夜眷霊”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《環境干渉》《時間干渉》
●属性:《特殊属性》《精霊属性》《夜属性》
●効果:このスキルは、自分がフィールドに存在する場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>現在のフィールドの環境時間を《夜》に再設定する。その後、この効果が適用されたフィールドは内部にプレイヤーが存在する限り、時間と環境の遷移が6時間停止する。
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○【覇翼結界の冥夜霊術】
――夜天神がその翼を広げる時、深淵なる夜の帳がその身の全てを覆い隠す。
●前提:種族条件《夜精霊系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“夜天神”への進化
●分類:《種族スキル》《常時展開》《条件効果》
●系統:《結界》《隠蔽》《視界干渉》《物理干渉》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》《夜属性》
●効果:自分が素体の魔力翼を展開している場合、以下の効果を適用する。
>自分の周囲に球状の精霊結界《冥夜の覇翼結界》を展開する。この効果で展開された《冥夜の覇翼結界》は20秒毎に[3~10]秒間無効化される。この時、効果時間の実効値は自分の素体の魔力翼の展開具合に反比例して増減する。
●特殊効果:このスキルの効果処理中、範囲で指定されている効果倍率の実効値は自分の素体の魔力翼の展開具合に比例して増減する。自分の《冥夜の覇翼結界》が展開されている場合、以下の効果を適用する。
>自分の素体を透過してその視認性を[60~90]%低下させ、自分は敵の《闇属性》または《夜属性》を持つ魔法の効果を受けない。また、自分が《射撃属性》または《砲撃属性》を持つスキル・魔法の攻撃効果を発動した時、その攻撃の視認性を[60~90]%低下させる。この時、自分の周囲半径10m圏内に自分が召喚した《夜の精霊》が存在する場合、該当する全ての召喚獣はその攻撃の周囲にそれぞれ夜属性を持つ魔力弾《夜の霊矢》による追撃を1回発生させる。この効果が適用されてから60秒間その追撃効果は発生しない。
※備考:効果適用中は翼が輪郭を残して透明化する。
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○【夜精の掌握】
――夜の帳が降りると彼らは現れ、薄暗闇の中で歌を唄う。
●前提:種族条件《夜精霊系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“夜天神”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《精霊召喚》《眷属召喚》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》《闇属性》《夜属性》
●効果:このスキルの効果によって召喚された召喚獣が存在する間、自分は限定因子《主精霊》を得る。発動時、任意の魔力を消費して以下の効果を適用する。
>消費した魔力に応じて、闇・夜属性を持つ精霊系召喚獣《夜の精霊》を最大20体まで召喚する。召喚後、《夜の精霊》は《待機状態》で主精霊の身体の周りを周回する。さらに主精霊の命令によって《自律駆動状態》に変化し、極めて高い精度でその命令を実行する。
※備考:召喚獣《夜の精霊》はわずかに暗い光を帯びた黒い球のような身体を持つ眷精霊で、戦闘能力は低いものの夜精霊固有の様々なデバフを強化・伝達する能力を持ち、基本的に主精霊の補助戦闘を得意とする。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【悪夢の虚空領域】
――夜精霊から逃げても無駄だ。悪夢の住人は夢の中からお前の魂を削る。
●前提:種族条件《夜精霊系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:【悪夢の虚空領域】を除く夜精霊系種族スキルを全て習得する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《デバフ》《確定死》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》《夜属性》
●効果:発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の周囲半径100m圏外に存在する“逢魔時症候群”デバフが付与された全ての対象に“夜陰の悪夢”デバフを付与する。“夜陰の悪夢”デバフが付与された対象は毎秒魔力を強制的に消費され、自分とその対象しか認識・干渉することができない幻の召喚獣《悪夢の獣人》を召喚する。《悪夢の獣人》は恐ろしい爪と強靭な顎を持つ黒毛の獣人で、“夜陰の悪夢”デバフが付与されている対象を攻撃し、ダメージを与える代わりにその分の体力値を《幻体力》に変換する。《幻体力》は実際の体力には影響を与えず、全ての体力を《幻体力》に変換された対象に《確定死判定》を与える。
※備考:“幻体力”に変換されると、体力ゲージの左(0)側から黒いバーに変化していくため、実際の体力が他の要因で減ると確定死も早くなる。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【古の黎明至宝】
――古の霊将現れし時、汝らの歴史は終わりを告げるだろう。
●前提:種族条件《原精霊系》+《進化Ⅳ以上》
●習得:“聖極天”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《精霊召喚》《眷属召喚》《デバフ》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》
●効果:このスキルは、自分が素体の魔力翼を展開している場合にのみ発動することができる。発動時、自分の魔力を全て消費して以下の効果を適用する。
>自分の素体の魔力翼から鎧型の精霊系召喚獣《眷霊将アルカイオス》を1体召喚する。召喚後、《眷霊将アルカイオス》は召喚者に追従し、その剣で斬った敵に60秒間“原理剥奪”デバフを付与する。“原理剥奪”デバフが付与された存在は魔力の自然回復が停止し、その種族資質・魔法・スキルの効果は無効になる。この効果で召喚された《眷霊将アルカイオス》が存在する限り、自分は【古の黎明至宝】を発動することができない。
※備考:眷霊将アルカイオスは目映い光をその内側に秘めた鎧型の精霊で、その手には至宝の霊剣アルカレキシスを帯びている。発動時に魔力を全消費するが、その量は指定していないため魔力が1でもあれば発動できる。
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○【混沌の召霊術儀】
――古の霊将が混沌に落ちる時、汝らは魂までも刈り取られる。
●前提:種族条件《原精霊系》+《進化Ⅳ以上》
●習得:自分の“眷霊将アルカイオス”の攻撃のみで精霊系ボスを討伐する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《精霊召喚》《眷属召喚》《事象改変》《融合》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》
●効果:このスキルの効果処理中、自分の認識圏内に存在する全ての召喚獣の召喚は解除されない。このスキルは、自分の周囲半径30m圏内に自分が召喚した《眷霊将アルカイオス》を含む、精霊属性を持つ召喚獣が2体以上存在する場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分が召喚した《眷霊将アルカイオス》を含む、自分の周囲半径30m圏内に存在する精霊属性を持つ任意の召喚獣2体を選んで融合し、鎧型の精霊系召喚獣《混沌霊将アルカ・バシレウス》を召喚する。この時、《混沌霊将アルカ・バシレウス》は素材となった召喚獣が持っていた全ての属性を継承する。召喚後、《混沌霊将アルカ・バシレウス》は自律駆動状態で自動的に敵を攻撃し、剣で斬った敵に“原理剥奪”デバフを60秒間付与し、その敵が同じ属性を持つモンスターだった場合はさらに“原理隷属”デバフを60秒間付与する。“原理剥奪”デバフが付与された存在は魔力の自然回復が停止し、その種族資質・魔法・スキルの効果が無効になり、“原理隷属”デバフが付与された存在は全ての活動を自分の命令でのみ実行する。
※備考:混沌霊将アルカ・バシレウスは脈動する黒い光をその内側に秘めた鎧型の精霊で、その手には混沌の霊剣ハオスレキシスを帯びている。
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○【調和の召霊術儀】
――古の霊将の真価はアルモニアス・アルカを手にした時に発揮される。
●前提:種族条件《原精霊系》+《進化Ⅳ以上》
●習得:自分の“眷霊将アルカイオス”の攻撃のみで『調和の試練』を攻略する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《精霊召喚》《眷属召喚》《事象改変》《融合》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》
●効果:このスキルの効果処理中、自分の認識圏内に存在する全ての召喚獣の召喚は解除されない。このスキルは、自分の周囲半径30m圏内に《眷霊将アルカイオス》と自分が召喚した精霊系召喚獣が存在する場合にのみ発動することができる。発動時に魔力を消費し、自分の周囲半径30m圏内に存在する《眷霊将アルカイオス》1体を対象に指定して以下の効果を適用する。
>対象が武器として装備する《至宝の霊剣アルカレキシス》と自分が召喚した精霊属性を持つ任意の召喚獣1体を選んで融合し、霊剣型の精霊系召喚獣《精霊剣アルモニアス・アルカ》を召喚する。この時、自分は素材となった召喚獣が持っていた属性から1つを選び、《精霊剣アルモニアス・アルカ》はその属性を継承する。召喚後、《精霊剣アルモニアス・アルカ》は《眷霊将アルカイオス》の武器として装備され、剣による全ての攻撃に継承した属性を付与する。
●特殊効果:このスキルの効果で召喚された《精霊剣アルモニアス・アルカ》が存在する場合、以下の効果を常時適用する。
>《眷霊将アルカイオス》は、装備した《精霊剣アルモニアス・アルカ》が継承した属性と同系統の属性攻撃によるダメージを受けない。
※備考:精霊剣アルモニアス・アルカは継承した属性に応じた表現効果を刀身に帯びた霊剣型の精霊で、自ら動くことはないが眷霊将アルカイオスに武器として使われることでその戦闘能力を向上させる。
Tips:
※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される




