【派】┗雷系 巫精霊:雷精霊系-Volt-
○《雷精霊》系 《鮮烈なる迅雷の災精霊》
自然の苛烈なまでの激しさを表象する、雷の属性を司る巫精霊系派生種族。
下位種に比べて、物理攻撃力・腕力・脚力・敏捷性能に優れ、扱いやすい水準の物理戦闘に秀でたステータスを持つ。下位種同様、物理防御率・特殊攻撃力・特殊防御率・隠蔽性能はやや低いものの、瞬間速度に特化した機動性と雷属性に特化した戦闘特性を活かした攻撃的な戦線展開に優れた適性を持ち、特に攻撃力・攻撃速度・攻撃範囲に長けた雷属性を用いた白兵戦術を得意とする。
巫精霊系種族の中でも特に慎重で警戒心の強い一派であり、下位種同様、人間種及び一部の古民種系種族とは友好・非敵対的な関係にあるものの、一転してその他の多くの種族を警戒ないしは敵視しているため基本的に他種族を寄せ付けない傾向が強い。その高い戦闘能力とは裏腹に好戦的な性格ではないものの自然の恩恵と共に災害を司る精霊でもあるため、進化段階が上がる程徐々に苛烈な一面が発露しやすくなる。また、自身と同じ世界のシステムに近い存在でありながら世界ではなく創造主に対して忠を尽くす天使系種族とは相互にやや敬遠する関係に変化し、更に純粋な精霊存在として自身に有害な背教種系・魔物系種族との関係はより険悪になり、遭遇した際に互いの生存を賭けた戦闘に発展することが多い。
下位種同様、比較的汎用性の高い魔法適性を持ち、特殊攻撃力は低いものの雷属性に特化した強力な種族資質を多数有することから該当する属性魔法に特化した魔法運用で物魔両方に対応可能な高い戦闘能力を発揮する。また、副次的に光・火属性の魔法も数多く習得することができるため、風・水・土・火属性に特化した他の巫精霊系派生種族のように属性相関によって一方的に不利になることはあまり多くない。
巫精霊系種族の中で唯一素体に恒常的な魔力翼を持たず、単体飛行能力を持たないが、進化の過程で迸る電流のような二対四本のエネルギー状の魔力翼を獲得することができ、堅実で安定性の高い単体飛行能力を得る。
・“雷律霊装”
雷精霊系種族が進化の過程で獲得する固有の事象干渉能力。雷の精霊としての権能に基づく能力で、無手の状態で周囲に存在する電気・雷属性を持つ自然事象を直感的に操作することができる。精霊としての能力を意識して感覚的な操作を必要とするため相応の訓練が必要だが、電撃・落雷による攻撃・行動阻害、電流操作による環境変化、電磁力干渉による間接的な金属操作等、使用者の技量次第では高い汎用性を発揮する。その見た目の華々しさや異能感も相俟って、雷精霊系種族の人気の一因となっている。
・“雷依覚醒”
雷精霊系種族が進化の過程で獲得する固有の変身能力であり、精霊としての力が本来の神話の領域へと回帰した姿。下位種で獲得した“巫の霊箔領域”の効果に追加される形で獲得でき、“雷の霊箔”が上限の12個まで蓄積された時点で一度だけ変身可能な状態になり、素体の魔力翼を最大まで展開することでその時点での蓄積量に関わらず10分間“雷依覚醒”となり、四肢に激しい光を放ちながら迸る電流を帯びた姿に変化する。その状態では雷属性系統の事象と純粋な物理攻撃の影響を受けない代わりに戦闘手段が大幅に限定され、武器の実体化も封印されるため、基本的に概念属性が雷属性系統のみの魔法・スキルと“雷律霊装”を用いた戦闘しかできなくなる。風・水・土・火属性に特化した他の巫精霊系派生種族の同種の能力とは異なり、雷属性を持つ精霊魔法を行使した時に極短時間だけ“雷依覚醒”になる特性を持つ。
・“災極天外装・兇変:雷精霊系”
雷精霊系種族が進化の最終段階で獲得する広範囲砲撃能力を持つ固有の大型自律駆動兵装。上部が平たく下部がやや膨らんだ丸い五角錐型の円盤のような本体とその4倍もある巨大な迸る大電流のような造形の翼、現界には存在しない12門の砲撃機構から構成され、全体が薄青色の精霊光に覆われ、表面には雷の精霊紋と同じ意匠が幾重にも重なり合っている。雷の精霊律の一部を強引に現界に顕現させた姿であり、起動後には摂理空間に存在する砲撃機構から砲塔のみを実体化して霆天属性を持つ長射程・高火力の魔力砲撃を周囲の敵に対して発射する。極めて凶悪な広域殲滅能力を誇るが、召喚時・召喚状態の維持・砲撃発射時と召喚者の魔力を消費していくため、継戦能力は然程高くない。
派生種族:《巫精霊》
┗《雷精霊》
┗《雷霆精》
┗《霆天華》
┗《災極天》
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●《雷精霊》 《閃光迸る雷の精霊》
雷の自然霊と感応し、その霊的特性を獲得して変化した雷の巫精霊。下位種に比べて、純粋な精霊存在となったことで変化した青色の髪と全身に帯びた淡い薄白色の精霊光、体表面の何処かに表出している稲妻を象った精霊紋が特徴で、体内の精霊核から溢れた雷の霊力は精神の昂揚に呼応して励起し、髪の周囲の大気に黄色の電光火花を生じさせる。雷魔法や“雷霊術”スキルを強化する他、雷の精霊としての権能を体現する複数の種族資質を持ち、自然雷を含む雷の環境因子を活かした攻撃的なスタイルで安定した戦闘能力を発揮することができるようになった。
種族資質:
《フォース・オブ・サンダー・エレメンタル》(0-20)
自分の雷属性攻撃・魔法の威力が最大20%増加する
《サンダー・アーツ・チャーマー》(0-20)
自分の“雷霊術”スキルの威力・効果が最大20%増加する
《サンダー・ブースター》(0-20)
自分と周囲のPTメンバーの雷属性攻撃の威力が最大20%増加する
《ドメイン・オブ・ボルト》(0→10)
自分の“巫の霊箔領域”が雷属性系統属性に限定され、“雷の霊箔”を蓄積する
《プレゼンス・オブ・ボルト》(0→10)
自分の“雷の霊箔”が存在する場合、周囲半径10m圏内に自然雷が発生する
《エンティティ・オブ・ボルト》(0→10)
自分の“雷の霊箔”が6個以上で全ての外傷が瞬時に治癒する
《リアクター・エレクトリシティ》(0→10)
自分が雷属性系統の精霊魔法を行使した時、20秒間“雷依覚醒”状態になる
《ライトニング・ストライカー》(0→10)
“雷依覚醒”状態で自分の全ての物理攻撃の威力が20%増加する
《ライトニング・アフターマス》(0→10)
“雷依覚醒”状態で自分の光・火・雷属性攻撃の威力が20%増加する
《スピリチュアル・サンダー》(0→10)
自分は雷属性系統の精霊魔法を習得できるようになる
《ネイバース・サンダー》(0→10)
固有特殊能力“雷律霊装”の使用を解禁する
《フォークロア・オブ・ボルト》(0→10)
自分の“巫の霊箔領域”に固有特殊能力“雷依覚醒”の関連効果を追加する
種族スキル(例)
【戯心の雷霊術】(任意起動/即時効果)
任意の敵に対して頭上から放電して“痛電”または“感電”を付与する
【轟砲雷落】(任意起動/即時効果)
任意の敵に対して上空から落雷を発生させ、60%の確率で“感電”を付与する
【雷精の嘶き】(任意起動/即時効果)
自身の雷から召喚獣“雷精霊”を呼び出して使役し、敵を妨害する
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●雷霆精 《空を裂く蒼雷の上位霊》
現界にて多くの霊力をその身に蓄え、雷の摂理に関連する理解と経験を深めたことで高い干渉力を獲得した高次の雷精霊。進化と同時に雷精霊の髪は鮮烈な金色に変化して蒼色の電光火花を帯び、体表面には稲妻を象った精霊紋が淡い光を帯びて浮かび上がっている。下位種の特性をそのまま継承し、行動阻害に優れた雷属性魔法や雷属性の事象を操作して空間内を制圧し、自身はその中で雷の影響を受けることなく機動的に立ち回る局地的な支配戦術を得意とする。雷属性魔法を中心に属性攻撃や“雷霊術”スキルを強化する他、雷精霊の権能に基づく種族固有の“雷律霊装”や“雷依覚醒”に関連する複数の種族資質を持ち、苛烈な特性を持つ属性系統を体現した群雷の如き攻撃性はあらゆる敵を撃ち抜く。
種族資質:
《スペリオル・サンダー・エレメンタル》(0-30)
自分の雷属性攻撃・魔法の威力・効果が最大30%増加する
《サンダー・アーツ・マスター》(0-20)
自分の“雷霊術”スキルの威力・効果が最大20%増加する
《パーセプション・クラックダウン》(0→10)
自分の認識圏内で発動された敵のスキル・魔法の偽装効果を無効化する
《スピリット・オブ・サンダー》(0→10)
自分は雷系統の事象及び攻撃効果による物理的干渉を受けない
《サンダー・レギオン》(0→10)
自分の“雷の霊箔”が8個以上で敵の雷属性の攻撃スキルを無効化する
《サンダー・ユーザー》(0→10)
“雷律霊装”の有効範囲が自分の周囲半径30m圏内になる
《マイソロジー・オブ・ボルト》(0→10)
“雷依覚醒”状態で、自分の全ての雷属性系統の攻撃の威力が50%増加する
種族スキル(例)
【電磁遊道】(任意起動/持続効果)
効果中、自分は自分の素体及び金属系オブジェクトを浮遊させて操作できる
【閃脚万雷】(任意起動/持続効果)
効果中、専用の雷化ゲージを消費して挙動速度と近接攻撃の威力を増加する
【相唱の蒼雷霊術】(任意起動/即時効果)
自分が直前に行使した雷属性系統の精霊魔法と同じ効果を適用する
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●霆天華 《天に轟く神雷の自然霊》
天空に座す神雷の精霊律に触れ、高純度の霊力と神霊に匹敵する高い霊格を獲得した最高次の雷霆精。体表面の精霊紋には精霊律から流れ込む上質の霊力が満ちて純白色に変化した髪の周辺に紅色の電光火花を呼び寄せ、背中に激しく迸る電流のような形の魔力翼を形成し、更に周囲の現象に自身の存在術式を割り込ませる程の絶大な干渉力を発揮する。下位種の特性を飛躍的に発展させ、自身の周囲の空間に生み出した雷脈で敵を押し留めつつ雷魔法や雷の事象操作を用いた圧倒的な属性火力で敵を蹂躙する物量戦術を得意とする。雷属性を中心に複数の属性攻撃を強化する他、自身の影響下にある雷の干渉力を向上させる複数の種族資質を持ち、新たに魔力翼に秘められた覇天の霊格を解放するスキルを獲得したことで素体に雷属性を帯びた周囲の敵を限定的ながら支配下に置くことすら可能になった。
種族資質:
《アルテマ・サンダー・エレメンタル》(0-30)
自分の雷属性攻撃・魔法の威力・効果が最大30%増加する
《スプレマシー・サンダー》(0-30)
自分の雷属性を持つ特殊攻撃の威力が最大30%増加する
《イーサリアル・ジェネレーター》(0-20)
自分の光・火・雷属性系統の精霊魔法の威力・効果が最大20%増加する
《ペルクナス・フォース》(0→10)
自分のスキル・魔法の効果を受けた雷属性の事象による物理的干渉を強化する
《サンダー・ルーラー》(0→10)
“雷依覚醒”状態で自分の“雷律霊装”に複数の攻撃操作を追加する
種族スキル(例)
【霆天災禍の神雷霊術】(常時展開)
“雷依覚醒”状態で、周囲半径20m圏内の敵に《雷脈》の環境効果を与える
【祭礼覇天の神雷霊術】(任意起動/持続効果)
効果中、素体の魔力翼を展開し、雷属性を持つ全ての敵に“崇拝”を付与する
【自刹到雷】(任意起動/即時効果)
自分の頭上に精霊雷の球体を生成し、周囲に大規模な放電を繰り返す
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●災極天 《極天に座す災厄の大精霊》
恐るべき雷の災禍を司る大精霊として世を渡り、天地に刻まれる大災厄と謳われるまでに至った雷精霊系種族の極致。レベル1000に達した霆天華が地上の各地に存在する雷の精霊殿での超位進化の試練を踏破した場合にのみ進化することができる究極進化態で、同じ災極天でも同様の条件で進化した他の巫精霊系種族とは姿も種族ボーナスも大きく異なるため、種族分岐毎の戦闘特性を変えないまま純粋にステータスを底上げすることができる。モンスターに対する攻撃や精霊魔法を強化する他、広域攻撃魔法や“巫の霊箔領域”の使用感を改良する複数の種族資質を持ち、更に進化と同時に稲妻や雷雲の意匠を踏襲した不釣り合いな程巨大な翼を持つ大型の自律駆動兵装“災極天外装・兇変”を獲得したことで広範囲に及ぶ絶大な火力支援をも可能とする驚異的な制圧能力を実現した。
種族資質:
《アブソリュート・ミィス・フォース》(0-30)
モンスターに対する自分の全ての攻撃の威力が最大30%増加する
《ロード・オブ・エレメンタル》(0-30)
自分の全ての精霊魔法の威力・効果が最大30%増加する
《フィールド・ディザスター》(0→10)
自分の広域攻撃魔法の威力が40%減少し、その攻撃範囲が400%増加する
《エレメンタル・ダブル・リアクター》(0→10)
自分の“巫片の霊箔”が生成される場合、生成される数が1だけ増加する
《ルート・オブ・エレメンタル》(0→10)
自分は他の巫精霊系種族から通常習得できない魔法を継承することができる
《オプロ・アナ・カタストロフィス》(0→10)
大型自律駆動兵器“災極天外装・兇変”の使用が解禁される
種族スキル(例)
【天滅雷嵐の災禍霊術】(任意起動/即時効果/災禍霊術スキルは1日1回まで)
風霊術・雷霊術としても扱い、存在領域に雷嵐の霊災を生成する
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=DATA=
ステータス《雷精霊系[Volt]》(巫精霊/雷精霊/雷霆精/霆天華/災極天)
●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)
・体力:(~/1300/1400/1500/1800)+[Lv]×(~/13/14/15/18)+α
・魔力:(~/1300/1400/1500/1800)+[Lv]×(~/13/14/15/18)+α
・気力:(~/1300/1400/1500/1800)+[Lv]×(~/13/14/15/18)+α
・物理攻撃力:(~/1900/2000/2200/2600)+[Lv]×(~/19/20/22/26)+α
・物理防御率:(~/1100/1100/1100/1400)+[Lv]×(~/11/11/11/14)+α
・特殊攻撃力:(~/1200/1200/1200/1800)+[Lv]×(~/12/12/12/18)+α
・特殊防御率:(~/1100/1200/1300/1700)+[Lv]×(~/11/12/13/17)+α
・腕力:(~/800/900/1000/1000)+[Lv]×(~/8/9/10/10)+α
・脚力:(~/800/900/1000/1000)+[Lv]×(~/8/9/10/10)+α
・敏捷性能:(~/800/900/1000/1000)+[Lv]×(~/8/9/10/10)+α
・回避性能:(~/500/500/600/700)+[Lv]×(~/5/5/6/7)+α
・隠蔽性能:(~/500/500/500/600)+[Lv]×(~/5/5/5/6)+α
・特殊技能:α
《飛行ステータス》
・飛行時間:100+[Lv]×1+α
・飛行重量:100+[Lv]×1+α
・飛行速度:100+[Lv]×1+α
《基本属性耐性》
・火耐性:0/1/2/3/3
・水耐性:0/3/4/5/5
・風耐性:0/-1/-2/-3/-3
・土耐性:0/-3/-4/-5/-5
・光耐性:0/0/0/0/1
・闇耐性:0/0/0/0/1
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○【戯心の雷霊術】
――閃光に瞬き、身を貫くその電撃さえも奴らにとっては悪戯なのさ。
●前提:種族条件《雷精霊系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:雷属性の魔法で100体の非ボスモンスターを倒す
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《物理干渉》
●属性:《物理属性》《雷属性》
●効果:発動時、任意の対象を指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>対象の周囲半径1m圏内の頭上に瞬間的な小規模の放電現象《感電の稲妻》を発生させ、範囲内に存在する全ての敵に“痛電”デバフを20秒間付与する。この時、それぞれの敵に対して50%の確率で“痛電”デバフの代わりに“感電”デバフを20秒間付与する。“痛電”デバフが付与された存在は弱い感電によって痛みを発生させ、“感電”は感電によって一時的に挙動速度が鈍化する。
※ダメージ能力はない
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○【轟砲雷落】
――閃光と轟音にあらゆる物が動きを止め、気がつけば全てが焼き切られていた。
●前提:種族条件《雷精霊系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:Lv300以上
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《属性攻撃》《電撃》《デバフ》
●属性:《物理属性》《霊雷属性》
●効果:このスキルは、自分の周囲の環境属性に《上空》が含まれている場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の周囲の空間に《霊雷属性》を持つ落雷攻撃《轟砲雷落》を発生させる。この時、《轟砲雷落》は自分または自分のスキル・魔法に帰属する《雷属性》を持つスキルオブジェクト及び召喚獣の位置に誘導され、範囲内に存在する全ての敵にダメージを与える。この効果でダメージを受けた全ての敵にそれぞれ60%の確率で“感電”デバフを付与する。“感電”デバフが付与された存在は感電により一時的に挙動が鈍化する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○【雷精の嘶き】
――その一瞬に彼らを捉えるには、この世は気が長過ぎるのだろうさ。
●前提:種族条件《雷精霊系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:雷属性の魔法または攻撃系スキルでダメージを受ける
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《精霊召喚》《眷属召喚》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》《雷属性》
●効果:このスキルは、自分が素体の魔力翼を展開している場合にのみ発動することができる。発動時、自分の《雷精霊》が最大8体以下になるように召喚する個体数を任意に指定し、その数に応じて魔力を消費して以下の効果を適用する。
>雷属性を持つスパーク型の精霊系召喚獣《雷精霊》を指定した数だけ召喚する。召喚後、《雷精霊》は召喚者の周囲の空間を周回して《待機状態》となり、召喚者の命令または召喚者に対する敵の攻撃に反応して自動的に《自律駆動状態》に変化してその状況に応じた戦闘行動を行う。
※備考:召喚獣《雷精霊》は電気の火花のような身体を持つ眷精霊で、攻撃力を持たない代わりに高速駆動が可能で、物理的に接触した相手に10%の確率で“痛電”や“感電”や“火傷”等のデバフを与える能力を持つ。
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○【電磁遊道】
――電気と磁力に密接な関係にある。それは彼らにしても同じことだった。
●前提:種族条件《雷精霊系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:“雷霆精”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《属性駆動》《浮遊》《電気》《磁力》《物体操作》
●属性:《精霊属性》《雷属性》
●効果:発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分に“帯電装”バフを付与する。“帯電装”バフが付与された存在は体表面が帯電状態になり、接触した敵を感電させてそれぞれ5%の確率で“痛電”・“感電”デバフを付与する。“痛電”デバフが付与された存在は弱い感電によって痛みが発生し、“感電”は感電によって一時的に挙動速度が鈍化する。
●特殊効果:自分に“帯電装”バフが付与されている場合、自分は『雷の障りよ』の符丁を用いて自分の周囲半径5m圏内に存在する自分の素体を含む以下の条件[●《雷属性》または《金属属性》を持つ●自分の素体のみの飛行限界重量以下の重量を持つ]を全て満たす任意の存在または物体を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を発動することができる。
>自分は有意識制御を用いて対象となった存在または物体を操作することができる。
※備考:操作可能な重量が限定されるため、実質的には攻撃に転用するよりも移動を補助するスキルの側面が強い。
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○【閃脚万雷】
――雷の精霊が雷の如く駆け抜ける。そんな自然が我々にとっては脅威なのだ。
●前提:種族条件《雷精霊》系+《進化Ⅱ以上》
●習得:雷属性系統の魔法及び種族スキルを240時間使用しない状態で落雷を受ける
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《バフ》《挙動加速》《攻撃強化》《属性攻撃》
●属性:《物理属性》《精霊属性》《雷幻属性》
●効果:このスキルは、自分の『雷化アクト値』が1以上の場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、毎秒自分の『雷化アクト値』を1ずつ消費して自分に“閃雷機動”バフを付与する。“閃雷機動”バフが付与された存在は全ての挙動速度と《疾走状態》の移動速度が5倍に補正され、近接物理攻撃の威力が10%増加する。また、自分の移動の軌跡に電光火花状の雷系表現効果《閃雷の残滓》を生成する。生成後、《閃雷の残滓》は2秒間その場に残留し、接触した敵に《雷属性》のダメージを与える。このスキルの効果が解除された場合、自分は30秒間【閃脚万雷】を発動することができない。
●特殊効果:自分に[自分のレベル×自分の進化段階×10]を上限とするスキルステータス『雷化アクト値』を付与する。この効果が適用されている場合、毎日0時に以下の効果を適用する。
>自分の『雷化アクト値』が[自分の進化段階×5]増加する。この時、自分の種族が《災極天》の場合、自分の『雷化アクト値』がさらに10増加する。
※備考:雷精霊系種族が誇る戦闘スキルで、雷化アクト値の上限は非常に高いため、使わない期間が長ければ長い程自由に使える時間が長くなる。
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○【相唱の蒼雷霊術】
――雷霆霊雷天地に轟き、其の八象と巫片を以て太命律雷相唱を為す。
●前提:種族条件《雷精霊系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:雷属性系統の精霊魔法を300回以上行使する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《効果改変》
●属性:《特殊属性》《精霊属性》《雷幻属性》
●効果:発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分が存在するフィールド内で自分が最後に行使した雷属性系統の《精霊魔法》を参照する。該当する魔法が存在する場合、その魔法の実効プロセスをこのスキルの効果として適用する。
※備考:発動された魔法の効果はあくまでも魔法ではなくこのスキルの効果として処理されるため、魔法に関連する強化や規制・無効化等の効果や魔法行使をトリガーとする効果には一切干渉されず、スキルに関連する同様の効果は適用される。一方で魔法行使のコストは実効プロセスに消費されるため、スキルの発動とは別に効果処理時にも魔力消費が発生する。魔法名の宣言に当たる発動プロセスも省略するため、状況によって他者には使用された魔法を特定できない場合もある。
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○【霆天災禍の神雷霊術】
――覚醒した霆天華の力に、周囲の環境そのものが夥しい破壊をもたらす。
●前提:種族条件《雷精霊系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:《雷脈》環境で、“雷依覚醒”に変身する
●分類:《種族スキル》《常時展開》《条件効果》
●系統:《環境干渉》
●属性:《精霊属性》《雷属性》
●効果:自分が《雷依覚醒》に変身している場合、自分の周囲半径20m圏内に存在する全ての敵を対象に以下の効果を適用する。
>全ての対象に《雷脈》の環境効果を与える。
※備考:《雷脈》の環境効果は夥しい量の落雷が降り注ぐ環境下にいるような状態になり、何らかの防御手段を講じない限り上空から無数の攻撃が無差別に降り注ぎ、当たる度にダメージを受ける。
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○【祭礼覇天の神雷霊術】
――凄絶なる雷精霊の御姿に雷の眷属は恐れ慄くしかない。
●前提:種族条件《雷精霊系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“霆天華”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《霊的支配》
●属性:《精霊属性》《雷属性》
●効果:発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分は素体の魔力翼を展開し、自分の周囲半径100m圏内に存在する雷属性系統の属性を持つ全ての敵を対象に対して“崇拝”デバフを付与する。この時、対象となった敵のレベルが自分より高い場合、デバフの付与は[(対象と自分のレベル差)×0.1]%の確率で失敗する。“崇拝”デバフが付与された存在はこのスキルの行使者にダメージ・ノックバックを与えることができず、発動した《攻撃効果》の効果範囲にこのスキルの行使者が存在する場合、その効果を無効にして3000固定の自損ダメージを受ける。
●特殊効果:このスキルの効果でモンスターに“崇拝”が付与された時、そのモンスターのレベルが自分より高い場合、以下の効果を適用する。
>このスキルの行使者がそのモンスターにダメージを与える度に、[(対象と自分のレベル差)×0.1]%の確率でこのスキルの効果で付与された“崇拝”デバフを無効にする。この効果でデバフが無効化された場合、そのモンスターは5分間【祭礼覇天の神雷霊術】の効果を受けない。
※備考:自損ダメージはシステムによる保護を表す不可侵属性を持ち、如何なる効果によっても増加・軽減・無効化されず、システム上何を差し置いても確定的にそのダメージ処理を実行する。
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○【自刹到雷】
――霆天華が戴く雷の至宝は天頂より降り注ぎ、地上に苛烈なる災いをもたらす。
●前提:種族条件《雷精霊》系+《進化Ⅲ以上》
●習得:雷属性の精霊魔法を30種類以上習得する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《属性攻撃》《事象干渉》《電撃》
●属性:《物理属性》《精霊属性》《雷属性》《轟雷属性》
●効果:発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の頭上に《精霊属性》《轟雷属性》を持つスキルオブジェクト《頂天雷球》を生成する。《頂天雷球》が自分を含む雷精霊系種族存在の素体と接触した場合、自分の魔力を消費してその下方の円錐型の空間を攻撃範囲とする大規模な放電攻撃を最大60秒間発生させる。この時、放電によるダメージを受けた敵に対して、それぞれ30%の確率で“感電”または“焦雷”デバフを30秒間付与し、両方付与されなかった場合は“痛電”デバフを60秒間付与する。“感電”デバフを付与された存在は感電によって一時的に挙動が鈍化し、“焦雷”デバフは強力な感電によって強制的に脱力状態になり毎秒ダメージを受ける。また、“痛電”は弱い感電による痛みを発生させる。このスキルの効果によって生成された《頂天雷球》は合計で60秒間放電攻撃を行うと消滅する。
●特殊効果:このスキルの効果によって発生した放電攻撃が地表に命中した時、その地点を基点にそれぞれ周囲半径1m圏内を効果範囲とするスキルフィールド《自刹到雷》を展開する。このスキルの効果によって生成された《頂天雷球》が消滅した場合、以下の効果を適用する。
>全ての《自刹到雷》内部に小規模の放電攻撃を発生させ、それぞれの範囲内に存在する全ての敵に雷属性ダメージを与え、“痛電”を120秒間付与する。
※備考:発動する高度によって攻撃範囲が大きく変化するが、無闇に高すぎると距離に応じた威力減衰が発生するため扱いが難しいスキルでもある。
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○【天滅雷嵐の災禍霊術】
――災極天の怒りが世界を覆い尽くし、天空は荒れ狂う風と雷に支配された。
●前提:種族条件《風精霊系or雷精霊系》+《進化Ⅳ以上》
●習得:“災極天”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《環境干渉》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》《災厄属性》《轟雷属性》《暴風属性》
●効果:このスキルはシステム上《雷霊術》《風霊術》スキルとしても扱う。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分を中心に霊災環境《天滅雷嵐》を展開する。《天滅雷嵐》は範囲内を《荒天環境》にし、その空間に《暴風》《竜巻》《落雷》《空間放電》をランダムに発生させる。この効果を発動した場合、自分は24時間経過するまで『災禍霊術』と名の付くスキルを発動できない。
Tips:
※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される




