【派】┗火系 巫精霊:火精霊系-Salamander-
○《火精霊》系 《四元の火を司る精霊》
自然の温かさと激しさを表象する、火の属性を司る巫精霊系派生種族。
下位種に比べて、物理攻撃力・特殊攻撃力に優れ、平均して扱いやすい水準の攻撃特化のステータスを持つ。下位種同様、物理防御率・特殊防御率・敏捷性能・回避性能・隠蔽性能はやや低いものの、翼展開時の高い機動性と火属性に特化した戦闘特性を活かした攻撃的な戦線展開に優れた適性を持ち、特に攻撃力・攻撃範囲に長けた火属性とその派生属性を用いた白兵戦術を得意とする。
巫精霊系種族の中でも特に感情の移り変わりが激しい一派であり、下位種同様、殆どの種族とは友好・非敵対的な関係にあるものの自然の恩恵と共に災害を司る精霊でもあるため、進化段階が上がる程徐々に苛烈な一面が発露しやすくなる。また、自身と同じ世界のシステムに近い存在でありながら世界ではなく創造主に対して忠を尽くす天使系種族とは相互にやや敬遠する関係に変化し、更に純粋な精霊存在として自身に有害な背教種系・魔物系種族との関係はより険悪になり、遭遇した際に互いの生存を賭けた戦闘に発展することが多い。この他、属性相関の関係から素体の火属性耐性が低い一部の種族からは一方的に避けられる傾向がある。
下位種同様、比較的汎用性の高い魔法適性を持ち、平均以上に高い特殊攻撃力と火属性に特化した強力な種族資質を多数有することから該当する属性魔法に特化した魔法運用で高い戦闘能力を発揮する。一方で、自身の攻撃能力が火属性に特化しているため水属性系統の適性を持つ敵に対しては相性が悪く、敵の性質次第では打つ手がなくなることもある。
背中に透き通る薄膜のような薄赤色の二対四枚の三角形の魔力翼を持ち、堅実で安定性の高い単体飛行能力を持つ。
・“火律霊装”
火精霊系種族が進化の過程で獲得する固有の事象干渉能力。火の精霊としての権能に基づく能力で、無手の状態で周囲に存在する火属性を持つ自然事象を直感的に操作することができる。精霊としての能力を意識して感覚的な操作を必要とするため相応の訓練が必要だが、火炎・炎弾発射による攻撃、発火による環境変化、白煙・黒煙による撹乱・視界阻害等、使用者の技量次第では高い汎用性を発揮する。その見た目の華々しさや異能感も相俟って、火精霊系種族の人気の一因となっている。
・“火依覚醒”
火精霊系種族が進化の過程で獲得する固有の変身能力であり、精霊としての力が本来の神話の領域へと回帰した姿。下位種で獲得した“巫の霊箔領域”の効果に追加される形で獲得でき、“火の霊箔”が上限の12個まで蓄積された時点で一度だけ変身可能な状態になり、素体の魔力翼を最大まで展開することでその時点での蓄積量に関わらず10分間“火依覚醒”となり、四肢に装具のような炎の円環を纏い、翼に刃のような業火を帯びた姿に変化する。その状態では火属性系統の事象と純粋な物理攻撃の影響を受けない代わりに戦闘手段が大幅に限定され、武器の実体化も封印されるため、基本的に概念属性が火属性系統のみの魔法・スキルと“火律霊装”を用いた戦闘しかできなくなる。
・“災極天外装・兇変:火精霊系”
火精霊系種族が進化の最終段階で獲得する広範囲砲撃能力を持つ固有の大型自律駆動兵装。上部が平たく下部がやや膨らんだ丸い五角錐型の円盤のような本体とその4倍もある巨大なうねる火柱のような造形の翼、現界には存在しない12門の砲撃機構から構成され、全体が薄赤色の精霊光に覆われ、表面には火の精霊紋と同じ意匠が幾重にも重なり合っている。火の精霊律の一部を強引に現界に顕現させた姿であり、起動後には摂理空間に存在する砲撃機構から砲塔のみを実体化して焔天属性を持つ長射程・高火力の魔力砲撃を周囲の敵に対して発射する。極めて凶悪な広域殲滅能力を誇るが、召喚時・召喚状態の維持・砲撃発射時と召喚者の魔力を消費していくため、継戦能力は然程高くない。
派生種族:《巫精霊》
┗《火精霊》
┗《紅焔精》
┗《焔天華》
┗《災極天》
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●《火精霊》 《燃え栄える火の精霊》
火の自然霊と感応し、その霊的特性を獲得して変化した火の巫精霊。下位種に比べて、純粋な精霊存在となったことで変化した二対四枚の三角形の薄膜状の翼と全身に帯びた淡い薄赤色の精霊光、体表面の何処かに表出している火炎を象った精霊紋が特徴で、体内の精霊核から溢れた火の霊力は精神の昂揚に呼応して励起し、周囲の大気に細かな火の粉を生じさせる。火魔法を中心とする四属性攻撃や“火霊術”スキルを強化する他、火の精霊としての権能を体現する複数の種族資質を持ち、自然炎を含む火の環境因子を活かした攻撃的なスタイルで安定した戦闘能力を発揮することができるようになった。
種族資質:
《アプレンティス・オブ・エレメント》(0-20)
自分の風・水・土・火属性を持つ魔法の威力・効果が最大20%増加する
《エナジー・オブ・ファイア・エレメンタル》(0-20)
自分の火属性魔法の威力・効果が最大20%増加する
《ファイア・アーツ・チャーマー》(0-20)
自分の“火霊術”スキルの威力・効果が最大20%増加する
《ファイア・ブースター》(0-20)
自分と周囲のPTメンバーの火属性攻撃の威力が最大20%増加する
《ドメイン・オブ・サラマンダー》(0→10)
自分の“巫の霊箔領域”が火属性系統属性に限定され、“火の霊箔”を蓄積する
《プレゼンス・オブ・サラマンダー》(0→10)
自分の“火の霊箔”が存在する場合、周囲半径10m圏内に自然炎が発生する
《エンティティ・オブ・サラマンダー》(0→10)
自分の“火の霊箔”が6個以上で全ての外傷が瞬時に治癒する
《ガード・オブ・ファイア》(0→10)
《エレメンタル・ガード》の火属性を持つダメージの軽減率を最大50%にする
《スピリチュアル・ファイア》(0→10)
自分は火属性系統の精霊魔法を習得できるようになる
《ネイバース・ファイア》(0→10)
固有特殊能力“火律霊装”の使用を解禁する
《フォークロア・オブ・サラマンダー》(0→10)
自分の“巫の霊箔領域”に固有特殊能力“火依覚醒”の関連効果を追加する
種族スキル(例)
【戯心の火霊術】(任意起動/即時効果)
任意の敵を瞬間的に爆発に晒し、“火傷”または“着火”を付与する
【砲身救火】(任意起動/即時効果)
高速で直進する火球を発射して敵を攻撃し、60%の確率で“着火”を付与する
【火精の叫び】(任意起動/即時効果)
自身の火から召喚獣“火精霊”を呼び出して使役し、敵を妨害する
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●紅焔精 《噴き上がる業火の上位霊》
現界にて多くの霊力をその身に蓄え、火の摂理に関連する理解と経験を深めたことで高い干渉力を獲得した高次の火精霊。背中の薄膜状の火精霊の翼はそれぞれが螺旋状に集束された紡錘形の精霊炎に変化し、体表面には火を象った精霊紋が淡い光を帯びて浮かび上がっている。下位種の特性をそのまま継承し、攻撃力に優れた火属性魔法や火属性の事象を操作して空間内を制圧し、自身はその中で火の影響を受けることなく機動的に立ち回る局地的な支配戦術を得意とする。火属性魔法を中心に属性攻撃や“火霊術”スキルを強化する他、火精霊の権能に基づく種族固有の“火律霊装”や“火依覚醒”に関連する複数の種族資質を持ち、単一の属性系統に特化して尚も荒ぶる業火の如き攻撃性はあらゆる敵を焼き払う。
種族資質:
《スペリオル・ファイア・エレメンタル》(0-30)
自分の火属性攻撃・魔法の威力・効果が最大30%増加する
《ファイア・アーツ・マスター》(0-20)
自分の“火霊術”スキルの威力・効果が最大20%増加する
《パーセプション・アイアンメルト》(0→10)
自分の認識圏内で発動された敵のスキル・魔法の拘束効果を無効化する
《スピリット・オブ・ファイア》(0→10)
自分は火系統の事象及び攻撃効果による物理的干渉を受けない
《ファイア・レギオン》(0→10)
自分の“火の霊箔”が8個以上で敵の火属性の攻撃スキルを無効化する
《ファイア・ユーザー》(0→10)
“火律霊装”の有効範囲が自分の周囲半径30m圏内になる
《マイソロジー・オブ・サラマンダー》(0→10)
“火依覚醒”状態で、自分の全ての火属性系統の攻撃の威力が50%増加する
種族スキル(例)
【巫片の猛火霊術】(任意起動/持続効果)
効果中、“火霊術”スキルの発動時にも“火の霊箔”を蓄積する
【相唱の猛火霊術】(任意起動/即時効果)
自分が直前に行使した火属性系統の精霊魔法と同じ効果を適用する
【凄火燎原】(任意起動/即時効果)
素体の魔力翼を展開して火炎弾を一面に撒き散らし、自分の周囲を焼き払う
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●焔天華 《天に咲く兇火の自然霊》
四元を構成する火の精霊律に触れ、高純度の霊力と神霊に匹敵する高い霊格を獲得した最高次の紅焔精。体表面の精霊紋には精霊律から流れ込む上質の霊力が満ちて精霊翼の周辺に竜蛇の如き炎渦を呼び寄せ、周囲の現象に自身の存在術式を割り込ませる程の絶大な干渉力を発揮する。下位種の特性を飛躍的に発展させ、自身の周囲の空間に生み出した灼熱源で敵を苦しめつつ火魔法や火の事象操作を用いた圧倒的な属性火力で敵を焼き尽くす物量戦術を得意とする。火属性を中心に複数の属性攻撃を強化する他、自身の影響下にある火の干渉力を向上させる複数の種族資質を持ち、新たに魔力翼に秘められた覇天の霊格を解放するスキルを獲得したことで素体に火属性を帯びた周囲の敵を限定的ながら支配下に置くことすら可能になった。
種族資質:
《アルテマ・ファイア・エレメンタル》(0-30)
自分の火属性攻撃・魔法の威力・効果が最大30%増加する
《スプレマシー・ファイア》(0-30)
自分の火属性を持つ特殊攻撃の威力が最大30%増加する
《イーサリアル・エレメンタラー》(0-20)
自分の風・水・土・火属性系統の精霊魔法の威力・効果が最大20%増加する
《ウルカヌス・フォース》(0→10)
自分のスキル・魔法の効果を受けた火・燃焼属性の事象による物理的干渉を強化する
《ファイア・ルーラー》(0→10)
“火依覚醒”状態で自分の“火律霊装”に複数の攻撃操作を追加する
種族スキル(例)
【焔天災禍の兇火霊術】(常時展開)
“火依覚醒”状態で、周囲半径20m圏内の敵に《灼熱源》の環境効果を与える
【祭礼覇天の兇火霊術】(任意起動/持続効果)
効果中、素体の魔力翼を展開し、火属性を持つ全ての敵に“崇拝”を付与する
【審神火滅】(任意起動/即時効果)
自分の周囲に上空から巨大な矢を象った無数の精霊炎が降らせて焼き尽くす
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●災極天 《極天に座す災厄の大精霊》
恐るべき火の災禍を司る大精霊として世を渡り、天地に刻まれる大災厄と謳われるまでに至った火精霊系種族の極致。レベル1000に達した焔天華が地上の各地に存在する火の精霊殿での超位進化の試練を踏破した場合にのみ進化することができる究極進化態で、同じ災極天でも同様の条件で進化した他の巫精霊系種族とは姿も種族ボーナスも大きく異なるため、種族分岐毎の戦闘特性を変えないまま純粋にステータスを底上げすることができる。モンスターに対する攻撃や精霊魔法を強化する他、広域攻撃魔法や“巫の霊箔領域”の使用感を改良する複数の種族資質を持ち、更に進化と同時に業火や熱波の意匠を踏襲した不釣り合いな程巨大な翼を持つ大型の自律駆動兵装“災極天外装・兇変”を獲得したことで広範囲に及ぶ絶大な火力支援をも可能とする驚異的な制圧能力を実現した。
種族資質:
《アブソリュート・ミィス・フォース》(0-30)
モンスターに対する自分の全ての攻撃の威力が最大30%増加する
《ロード・オブ・エレメンタル》(0-30)
自分の全ての精霊魔法の威力・効果が最大30%増加する
《フィールド・ディザスター》(0→10)
自分の広域攻撃魔法の威力が40%減少し、その攻撃範囲が400%増加する
《エレメンタル・ダブル・リアクター》(0→10)
自分の“巫片の霊箔”が生成される場合、生成される数が1だけ増加する
《ルート・オブ・エレメンタル》(0→10)
自分は他の巫精霊系種族から通常習得できない魔法を継承することができる
《オプロ・アナ・カタストロフィス》(0→10)
大型自律駆動兵器“災極天外装・兇変”の使用が解禁される
種族スキル(例)
【天葬噴火の災禍霊術】(任意起動/即時効果/災禍霊術スキルは1日1回まで)
土霊術・火霊術としても扱い、存在領域に大噴火の霊災を生成する
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=DATA=
ステータス《火精霊系[Salamander]》(巫精霊/火精霊/紅焔精/焔天華/災極天)
●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)
・体力:(~/1400/1500/1600/1900)+[Lv]×(~/14/15/16/19)+α
・魔力:(~/1300/1400/1500/1900)+[Lv]×(~/13/14/15/19)+α
・気力:(~/1300/1400/1500/1900)+[Lv]×(~/13/14/15/19)+α
・物理攻撃力:(~/1900/2000/2100/2600)+[Lv]×(~/19/20/21/26)+α
・物理防御率:(~/1100/1100/1100/1400)+[Lv]×(~/11/11/11/14)+α
・特殊攻撃力:(~/1900/2000/2100/2600)+[Lv]×(~/19/20/21/26)+α
・特殊防御率:(~/1100/1100/1100/1400)+[Lv]×(~/11/11/11/14)+α
・腕力:(~/600/700/800/1000)+[Lv]×(~/6/7/8/9)+α
・脚力:(~/600/700/800/1000)+[Lv]×(~/6/7/8/9)+α
・敏捷性能:(~/400/400/500/600)+[Lv]×(~/4/4/5/6)+α
・回避性能:(~/400/400/500/600)+[Lv]×(~/4/4/5/6)+α
・隠蔽性能:500+[Lv]×5+α
・特殊技能:α
《飛行ステータス》
・飛行時間:100+[Lv]×1+α
・飛行重量:100+[Lv]×1+α
・飛行速度:100+[Lv]×1+α
《基本属性耐性》
・火耐性:0/2/3/4/5
・水耐性:0/-2/-3/-4/-4
・風耐性:0/2/3/4/5
・土耐性:0/0/0/0/1
・光耐性:0/0/0/0/1
・闇耐性:0/0/0/0/1
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○【戯心の火霊術】
――身を焼き、肌を焦がすその爆炎さえも奴らにとっては悪戯なのさ。
●前提:種族条件《火精霊系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:火属性の魔法で100体の非ボスモンスターを倒す
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《物理干渉》
●属性:《物理属性》《火属性》
●効果:発動時、任意の対象を指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>対象の周囲半径1m圏内に小規模の爆発現象《着火の爆炎》を発生させ、範囲内に存在する全ての敵に“火傷”デバフを40秒間付与する。この時、それぞれの敵に対して50%の確率で“火傷”デバフの代わりに“着火”デバフを40秒間付与する。“火傷”デバフが付与された存在は火傷により挙動が鈍化して毎秒ダメージを受け、“着火”は体表面が燃え上がって毎秒ダメージを受け、効果終了後に20%の確率で“火傷”デバフを付与する。
※ダメージ能力はない
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○【砲身救火】
――火精霊に撃ち出された一発の炎弾は一瞬でその場を戦場に変えた。
●前提:種族条件《火精霊系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“火精霊”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《属性攻撃》《火炎》
●属性:《魔力属性》《火属性》
●効果:発動時、任意の存在を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の正面に《火属性》を持つ球型の火系スキルオブジェクト《砲身救火》を生成する。その後、《砲身救火》は対象となった存在に対して発射され、接触した全ての敵にダメージを与える。この時、ダメージを受けた全ての敵にそれぞれ60%の確率で“着火”デバフを40秒間付与する。“着火”デバフが付与された存在は体表面が燃え上がって毎秒ダメージを受け、効果終了後に20%の確率で“火傷”デバフを付与する。“火傷”デバフが付与された存在は火傷により挙動が鈍化して毎秒ダメージを受ける。
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○【火精の叫び】
――火精霊の眷属は吼え叫び、炎の身体で逆巻き躍る。
●前提:種族条件《火精霊系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“火精霊”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《精霊召喚》《眷属召喚》
●属性:《魔力属性》《精霊属性》《火属性》
●効果:このスキルの効果によって召喚された召喚獣が存在する間、自分は限定因子《主精霊》を得る。発動時、任意の魔力を消費して以下の効果を適用する。
>消費した魔力に応じて、火属性を持つ精霊系召喚獣《火精霊》を最大8体まで召喚する。召喚後、《火精霊》は《待機状態》で主精霊の周りの空間を周回する。さらに主精霊の命令によって《自律駆動状態》に変化し、極めて高い精度でその命令を実行する。
※備考:召喚獣《火精霊》は揺らめく炎の四肢を持つ紡錘状の本体の表面に目のような光が浮かび、その周りに火花が疎らに瞬いている姿の眷精霊で、炎弾や黒煙で敵を妨害したり、燃える身体で壁や囮となる等戦闘補助に長けた性能を持つ。
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○【巫片の猛火霊術】
――精霊の巫片は火精霊の魂の鼓動に合わせて生まれるのだ。
●前提:種族条件《火精霊系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:“紅焔精”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《霊箔》《霊力干渉》
●属性:《精霊属性》《火属性》
●効果:発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分が『火霊術』と名の付くスキルを発動する度に《火の霊箔》を1個生成し、自分の《巫の霊箔領域》に蓄積する。
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○【相唱の猛火霊術】
――紅焔霊火天地に逆巻き、其の八象と巫片を以て太命律火相唱を為す。
●前提:種族条件《火精霊系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:火属性系統の精霊魔法を300回以上行使する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《詠唱破棄》
●属性:《特殊属性》《精霊属性》《火幻属性》
●効果:発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分が存在するフィールド内で自分が最後に行使した火属性系統の《精霊魔法》を参照する。該当する魔法が存在する場合、その魔法の実効プロセスをこのスキルの効果として適用する。
※備考:発動された魔法の効果はあくまでも魔法ではなくこのスキルの効果として処理されるため、魔法に関連する強化や規制・無効化等の効果や魔法行使をトリガーとする効果には一切干渉されず、スキルに関連する同様の効果は適用される。一方で魔法行使のコストは実効プロセスに消費されるため、スキルの発動とは別に効果処理時にも魔力消費が発生する。魔法名の宣言に当たる発動プロセスも省略するため、状況によって他者には使用された魔法を特定できない場合もある。
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○【凄火燎原】
――火精霊の翼は力の象徴。破壊以外の何かをもたらすことはない。
●前提:種族条件《火精霊系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:“紅焔精”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《属性攻撃》《環境干渉》《燃焼》
●属性:《精霊属性》《火属性》《炎属性》
●効果:このスキルは、自分が素体の魔力翼を展開していない場合のみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の素体の魔力翼の周囲に精霊炎を発生させ、魔力翼を勢いよく展開する。その時、このスキルの効果で発生した精霊炎は魔力翼の動作に追従して周囲にばら撒かれ、無数の火炎弾となって接触した敵に火属性ダメージを与える。また、敵に命中しなかった火炎弾の着弾地点の周囲に一瞬遅れて地表面から業火の炎柱《凄火燎原》を発生させる。《凄火燎原》は炎柱に接触している全ての敵にダメージを与えながら爆発し、周囲に存在する環境を破壊する。
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○【焔天災禍の兇火霊術】
――覚醒した焔天華の力に、周囲の環境そのものが熱を孕む。
●前提:種族条件《火精霊系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:《灼熱源》環境で、“火依覚醒”に変身する
●分類:《種族スキル》《常時展開》《条件効果》
●系統:《環境干渉》
●属性:《精霊属性》《焔属性》
●効果:自分が《火依覚醒》に変身している場合、自分の周囲半径20m圏内に存在する全ての敵を対象に以下の効果を適用する。
>全ての対象に《灼熱源》の環境効果を与える。
※備考:《灼熱源》の環境効果は火山や溶岩源のような灼熱地帯の環境下にいるような状態になり、何らかの耐暑・耐熱手段を講じない限り気温が高く体表面が熱を持つようになり、発汗や疲労等に影響する他、一定時間毎にダメージを受ける。
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○【祭礼覇天の兇火霊術】
――絢爛たる火精霊の御姿に火の眷属は恐れ慄くしかない。
●前提:種族条件《火精霊系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“焔天華”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《霊的支配》
●属性:《精霊属性》《焔属性》
●効果:発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分は素体の魔力翼を展開し、自分の周囲半径100m圏内に存在する火属性系統の属性を持つ全ての敵を対象に対して“崇拝”デバフを付与する。この時、対象となった敵のレベルが自分より高い場合、デバフの付与は[(対象と自分のレベル差)×0.1]%の確率で失敗する。“崇拝”デバフが付与された存在はこのスキルの行使者にダメージ・ノックバックを与えることができず、発動した《攻撃効果》の効果範囲にこのスキルの行使者が存在する場合、その効果を無効にして3000固定の自損ダメージを受ける。
●特殊効果:このスキルの効果でモンスターに“崇拝”が付与された時、そのモンスターのレベルが自分より高い場合、以下の効果を適用する。
>このスキルの行使者がそのモンスターにダメージを与える度に、[(対象と自分のレベル差)×0.1]%の確率でこのスキルの効果で付与された“崇拝”デバフを無効にする。この効果でデバフが無効化された場合、そのモンスターは5分間【祭礼覇天の兇火霊術】の効果を受けない。
※備考:自損ダメージはシステムによる保護を表す不可侵属性を持ち、如何なる効果によっても増加・軽減・無効化されず、システム上何を差し置いても確定的にそのダメージ処理を実行する。
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○【審神火滅】
――天意の審判も地上に降り注ぐにつれて災厄の兇火となる。
●前提:種族条件《火精霊系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“焔天華”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《属性攻撃》《燃焼》
●属性:《物理属性》《精霊属性》《焔天属性》
●効果:このスキルは、フィールド環境属性に《上空》が含まれているフィールドでのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分の現在位置を基点に周囲半径100m圏内にスキルフィールド《審神火滅》を展開し、効果範囲内の上空に焔天属性を持つ巨大な矢を象った炎型の魔力系スキルオブジェクト《審神火矢》を無数に生成する。その後、《審神火矢》は《審神火滅》の効果範囲内に無差別に落下し、その地表付近に存在する全ての敵を精霊炎で攻撃する。
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○【天葬噴火の災禍霊術】
――災極天の怒りが大地を煮え滾らせ、地上は灼熱の炎に包まれた。
●前提:種族条件《土精霊系or火精霊系》+《進化Ⅳ以上》
●習得:“災極天”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《環境干渉》
●属性:《精霊属性》《災厄属性》《劫火属性》《焦土属性》
●効果:このスキルはシステム上《土霊術》《火霊術》スキルとしても扱う。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分を中心に霊災環境《天葬噴火》を展開する。《天葬噴火》は範囲内を《灼熱環境》にし、その地表面を《焦土》《溶岩湖》《噴火口》にランダムに変化させる。この効果を発動した場合、自分は24時間経過するまで『災禍霊術』と名の付くスキルを発動することはできない。
Tips:
※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される




