【派】┗水系 巫精霊：水精霊系－Undine－
○《水精霊》系 《四元の水を司る精霊》
自然の優しさと激しさを表象する、水の属性を司る巫精霊系派生種族。
下位種に比べて、物理攻撃力・物理防御率・回避性能に優れ、平均して扱いやすい水準の物理戦闘に秀でたステータスを持つ。下位種同様、特殊攻撃力・特殊防御率は低いものの、翼展開時の高い機動性と水属性に特化した戦闘特性を活かした攻撃的な戦線展開に優れた適性を持ち、特に攻撃の多様性・攻撃範囲・物理干渉力に長けた水属性とその派生属性を用いた白兵戦術を得意とする。
巫精霊系種族の中でも特に感情の浮き沈みが激しい一派であり、下位種同様、殆どの種族とは友好・非敵対的な関係にあるものの自然の恩恵と共に災害を司る精霊でもあるため、進化段階が上がる程徐々に苛烈な一面が発露しやすくなる。また、自身と同じ世界のシステムに近い存在でありながら世界ではなく創造主に対して忠を尽くす天使系種族とは相互にやや敬遠する関係に変化し、更に純粋な精霊存在として自身に有害な背教種系・魔物系種族との関係はより険悪になり、遭遇した際に互いの生存を賭けた戦闘に発展することが多い。この他、属性相関の関係から素体の水属性耐性が低い一部の種族からは一方的に避けられる傾向がある。
下位種同様、比較的汎用性の高い魔法適性を持ち、特殊攻撃力は低いものの水属性に特化した強力な種族資質を多数有することから該当する属性魔法に特化した魔法運用で高い戦闘能力を発揮する。一方で、自身の攻撃能力が水属性に特化しているため土属性系統の適性を持つ敵に対しては相性が悪く、敵の性質次第では打つ手がなくなることもある。
背中に透き通る薄膜のような薄水色の二対四枚の長帯形の魔力翼を持ち、堅実で安定性の高い単体飛行能力を持つ。
・“水律霊装”
水精霊系種族が進化の過程で獲得する固有の事象干渉能力。水の精霊としての権能に基づく能力で、無手の状態で周囲に存在する水属性を持つ自然事象を直感的に操作することができる。精霊としての能力を意識して感覚的な操作を必要とするため相応の訓練が必要だが、水流操作による移動補助、重力を無視した水・高圧水流操作による攻撃、渦状水流による拘束・行動阻害等、使用者の技量次第では高い汎用性を発揮する。その見た目の華々しさや異能感も相俟って、水精霊系種族の人気の一因となっている。
・“水依覚醒”
水精霊系種族が進化の過程で獲得する固有の変身能力であり、精霊としての力が本来の神話の領域へと回帰した姿。下位種で獲得した“巫の霊箔領域”の効果に追加される形で獲得でき、“水の霊箔”が上限の12個まで蓄積された時点で一度だけ変身可能な状態になり、素体の魔力翼を最大まで展開することでその時点での蓄積量に関わらず10分間“水依覚醒”となり、四肢に揺れ動く水の渦を纏い、翼に迸る激流を帯びた姿に変化する。その状態では水属性系統の事象と純粋な物理攻撃の影響を受けない代わりに戦闘手段が大幅に限定され、武器の実体化も封印されるため、基本的に概念属性が水属性系統のみの魔法・スキルと“水律霊装”を用いた戦闘しかできなくなる。
・“災極天外装・兇変：水精霊系”
水精霊系種族が進化の最終段階で獲得する広範囲砲撃能力を持つ固有の大型自律駆動兵装。上部が平たく下部がやや膨らんだ丸い五角錐型の円盤のような本体とその4倍もある巨大な水竜のヒレのような造形の翼、現界には存在しない12門の砲撃機構から構成され、全体が薄水色の精霊光に覆われ、表面には水の精霊紋と同じ意匠が幾重にも重なり合っている。水の精霊律の一部を強引に現界に顕現させた姿であり、起動後には摂理空間に存在する砲撃機構から砲塔のみを実体化して湧天属性を持つ長射程・高火力の魔力砲撃を周囲の敵に対して発射する。極めて凶悪な広域殲滅能力を誇るが、召喚時・召喚状態の維持・砲撃発射時と召喚者の魔力を消費していくため、継戦能力は然程高くない。
派生種族：《巫精霊》
┗《水精霊》
┗《飛瀑精》
┗《湧天華》
┗《災極天》
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●《水精霊》 《湧き溢れる水の精霊》
水の自然霊と感応し、その霊的特性を獲得して変化した水の巫精霊。下位種に比べて、純粋な精霊存在となったことで変化した二対四枚の長帯形の薄膜状の翼と全身に帯びた淡い薄水色の精霊光、体表面の何処かに表出している水滴を象った精霊紋が特徴で、体内の精霊核から溢れた水の霊力は精神の昂揚に呼応して励起し、周囲の大気に細かな水粒を生じさせる。水魔法を中心とする四属性攻撃や“水霊術”スキルを強化する他、水の精霊としての権能を体現する複数の種族資質を持ち、自然水を含む水の環境因子を活かした攻撃的なスタイルで安定した戦闘能力を発揮することができるようになった。
種族資質：
《アプレンティス・オブ・エレメント》（0－20）
自分の風・水・土・火属性を持つ魔法の威力・効果が最大20％増加する
《エナジー・オブ・ウォーター・エレメンタル》（0－20）
自分の水属性魔法の威力・効果が最大20％増加する
《ウォーター・アーツ・チャーマー》（0－20）
自分の“水霊術”スキルの威力・効果が最大20％増加する
《ウォーター・ブースター》（0－20）
自分と周囲のPTメンバーの水属性攻撃の威力が最大20％増加する
《ドメイン・オブ・ウンディーネ》（0→10）
自分の“巫の霊箔領域”が水属性系統属性に限定され、“水の霊箔”を蓄積する
《プレゼンス・オブ・ウンディーネ》（0→10）
自分の“水の霊箔”が存在する場合、周囲半径10ｍ圏内に自然水が発生する
《エンティティ・オブ・ウンディーネ》（0→10）
自分の“水の霊箔”が６個以上で全ての外傷が瞬時に治癒する
《ガード・オブ・ウォーター》（0→10）
《エレメンタル・ガード》の水属性を持つダメージの軽減率を最大50％にする
《スピリチュアル・ウォーター》（0→10）
自分は水属性系統属性の精霊魔法を習得できるようになる
《ネイバース・ウォーター》（0→10）
固有特殊能力“水律霊装”の使用を解禁する
《フォークロア・オブ・ウンディーネ》（0→10）
自分の“巫の霊箔領域”に固有特殊能力“水依覚醒”の関連効果を追加する
種族スキル（例）
【戯心の水霊術】（任意起動／即時効果）
任意の敵を水流で濡らし、“水濡”または“水蝕”を付与する
【水抗接天】（任意起動／即時効果）
膨大な下降水流で敵を上空から攻撃し、60％の確率で“気絶”を付与する
【水精の誘い】（任意起動／即時効果）
自身の水から召喚獣“水精霊”を呼び出して使役し、敵を妨害する
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●飛瀑精 《荒れ狂う水禍の上位霊》
現界にて多くの霊力をその身に蓄え、水の摂理に関連する理解と経験を深めたことで高い干渉力を獲得した高次の水精霊。背中の薄膜状の水精霊の翼はそれぞれが螺旋状に集束された紡錘形に変化してその周囲を精霊水が周回し、体表面には水を象った精霊紋が淡い光を帯びて浮かび上がっている。下位種の特性をそのまま継承し、物理干渉力に優れた水属性魔法や水属性の事象を操作して空間内を制圧し、自身はその中で水の影響を受けることなく機動的に立ち回る局地的な支配戦術を得意とする。水属性魔法を中心に属性攻撃や“水霊術”スキルを強化する他、水精霊の権能に基づく種族固有の“水律霊装”や“水依覚醒”に関連する複数の種族資質を持ち、単一の属性系統に特化して尚も烈しい豪雨の如き攻撃性はあらゆる敵を押し流す。
種族資質：
《スペリオル・ウォーター・エレメンタル》（0－30）
自分の水属性攻撃・魔法の威力・効果が最大30％増加する
《ウォーター・アーツ・マスター》（0－20）
自分の“水霊術”スキルの威力・効果が最大20％増加する
《パーセプション・フィルキーパー》（0→10）
自分の認識圏内で発動された敵のスキル・魔法の能力変化効果を無効化する
《スピリット・オブ・ウォーター》（0→10）
自分は水系統の事象及び攻撃効果による物理的干渉を受けない
《ウォーター・レギオン》（0→10）
自分の“水の霊箔”が８個以上で敵の水属性の攻撃スキルを無効化する
《ウォーター・ユーザー》（0→10）
“水律霊装”の有効範囲が自分の周囲半径30ｍ圏内になる
《マイソロジー・オブ・ウンディーネ》（0→10）
“水依覚醒”状態で、自分の全ての水属性系統の攻撃の威力が50％増加する
種族スキル（例）
【巫片の渦水霊術】（任意起動／持続効果）
効果中、“水霊術”スキルの発動時にも“水の霊箔”を蓄積する
【相唱の渦水霊術】（任意起動／即時効果）
自分が直前に行使した風属性系統の精霊魔法と同じ効果を適用する
【隕水刺源】（任意起動／即時効果）
上空から苛烈な精霊雨と共に地上へ急降下し、着地点の周囲を押し流す
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●湧天華 《天に湧く厄水の自然霊》
四元を構成する水の精霊律に触れ、高純度の霊力と神霊に匹敵する高い霊格を獲得した最高次の飛瀑精。体表面の精霊紋には精霊律から流れ込む上質の霊力が満ちて精霊翼の周辺に竜蛇の如き水渦を呼び寄せ、周囲の現象に自身の存在術式を割り込ませる程の絶大な干渉力を発揮する。下位種の特性を飛躍的に発展させ、自身の周囲の空間に生み出した豪雨で敵を押さえ込み水魔法や水の事象操作を用いた圧倒的な属性火力で敵を押し流す物量戦術を得意とする。水属性を中心に複数の属性攻撃を強化する他、自身の影響下にある水の干渉力を向上させる複数の種族資質を持ち、新たに魔力翼に秘められた覇天の霊格を解放するスキルを獲得したことで素体に水属性を帯びた周囲の敵を限定的ながら支配下に置くことすら可能になった。
種族資質：
《アルテマ・ウォーター・エレメンタル》（0－30）
自分の水属性攻撃・魔法の威力・効果が最大30％増加する
《スプレマシー・ウォーター》（0－30）
自分の水属性を持つ特殊攻撃の威力が最大30％増加する
《イーサリアル・エレメンタラー》（0－20）
自分の風・水・土・火属性系統の精霊魔法の威力・効果が最大20％増加する
《アクエリアス・フォース》（0→10）
自分のスキル・魔法の効果を受けた水・雨属性の事象による物理的干渉を強化する
《ウォーター・ルーラー》（0→10）
“水依覚醒”状態で自分の“水律霊装”に複数の攻撃操作を追加する
種族スキル（例）
【湧天災禍の厄水霊術】（常時展開）
“水依覚醒”状態で、周囲半径20ｍ圏内の敵に《豪雨》の環境効果を与える
【祭礼覇天の厄水霊術】（任意起動／持続効果）
効果中、素体の魔力翼を展開し、水属性を持つ全ての敵に“崇拝”を付与する
【映水不朽】（任意起動／即時効果）
巨大な水塊を周囲に飛散させ、自分の姿が映る任意の水に瞬間的に移動する
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●災極天 《極天に座す災厄の大精霊》
恐るべき水の災禍を司る大精霊として世を渡り、天地に刻まれる大災厄と謳われるまでに至った水精霊系種族の極致。レベル1000に達した湧天華が地上の各地に存在する水の精霊殿での超位進化の試練を踏破した場合にのみ進化することができる究極進化態で、同じ災極天でも同様の条件で進化した他の巫精霊系種族とは姿も種族ボーナスも大きく異なるため、種族分岐毎の戦闘特性を変えないまま純粋にステータスを底上げすることができる。モンスターに対する攻撃や精霊魔法を強化する他、広域攻撃魔法や“巫の霊箔領域”の使用感を改良する複数の種族資質を持ち、更に進化と同時に激流や豪雨の意匠を踏襲した不釣り合いな程巨大な翼を持つ大型の自律駆動兵装“災極天外装・兇変”を獲得したことで広範囲に及ぶ絶大な火力支援をも可能とする驚異的な制圧能力を実現した。
種族資質：
《アブソリュート・ミィス・フォース》（0－30）
モンスターに対する自分の全ての攻撃の威力が最大30％増加する
《ロード・オブ・エレメンタル》（0－30）
自分の全ての精霊魔法の威力・効果が最大30％増加する
《フィールド・ディザスター》（0→10）
自分の広域攻撃魔法の威力が40％減少し、その攻撃範囲が400％増加する
《エレメンタル・ダブル・リアクター》（0→10）
自分の“巫片の霊箔”が生成される場合、生成される数が１だけ増加する
《ルート・オブ・エレメンタル》（0→10）
自分は他の巫精霊系種族から通常習得できない魔法を継承することができる
《オプロ・アナ・カタストロフィス》（0→10）
大型自律駆動兵器“災極天外装・兇変”の使用が解禁される
種族スキル（例）
【天絶寒波の災禍霊術】（任意起動／即時効果／災禍霊術スキルは1日1回まで）
水霊術・氷霊術としても扱い、存在領域に大寒波の霊災を生成する
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=DATA=
ステータス《水精霊系［Undine］》（巫精霊/水精霊/飛瀑精/湧天華/災極天）
●《基本ステータス》（＝種族基本値＋レベルアップボーナス値＋個人振分値）
・体力：(~/1300/1400/1500/1700)+[Lv]×(~/13/14/15/17)+α
・魔力：(~/1300/1400/1500/1700)+[Lv]×(~/13/14/15/18)+α
・気力：(~/1300/1400/1500/1700)+[Lv]×(~/13/14/15/17)+α
・物理攻撃力：(~/1600/1800/2000/2400)+[Lv]×(~/16/18/20/26)+α
・物理防御率：(~/1600/1700/1800/1900)+[Lv]×(~/16/17/18/19)+α
・特殊攻撃力：(~/1200/1200/1200/1500)+[Lv]×(~/12/12/12/17)+α
・特殊防御率：(~/1000/1100/1200/1500)+[Lv]×(~/10/11/12/16)+α
・腕力：(~/600/600/600/800)+[Lv]×(~/6/6/6/8)+α
・脚力：(~/600/600/600/800)+[Lv]×(~/6/6/6/8)+α
・敏捷性能：(~/500/500/600/800)+[Lv]×(~/5/5/6/8)+α
・回避性能：(~/900/900/900/1000)+[Lv]×(~/9/9/9/10)+α
・隠蔽性能：(~/600/600/700/800)+[Lv]×(~/6/6/7/8)+α
・特殊技能：α
《飛行ステータス》
・飛行時間：100+[Lv]×1+α
・飛行重量：100+[Lv]×1+α
・飛行速度：100+[Lv]×1+α
《基本属性耐性》
・火耐性：0/2/3/4/5
・水耐性：0/2/3/4/5
・風耐性：0/0/0/0/1
・土耐性：0/-2/-3/-4/-4
・光耐性：0/0/0/0/1
・闇耐性：0/0/0/0/1
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○【戯心の水霊術】
――身を侵し、気力を削ぐその激流さえも奴らにとっては悪戯なのさ。
●前提：種族条件《水精霊系》＋《進化Ⅰ以上》
●習得：水属性の魔法で100体の非ボスモンスターを倒す
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《物理干渉》
●属性：《物理属性》《水属性》
●効果：発動時、任意の対象を指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞対象の周囲半径１ｍ圏内の頭上に大量の水から成る下降水流《水蝕の激流》を発生させ、範囲内に存在する全ての敵に“水濡”デバフを60秒間付与する。この時、それぞれの敵に対して50％の確率で“水濡”デバフの代わりに“水蝕”デバフを60秒間付与する。“水濡”デバフが付与された存在は身体が濡れて挙動速度と気力の消費効率が低下し、“水蝕”は水に侵された体表面が柔らかくなり挙動速度と耐久性が大きく低下する。
※ダメージ能力はない
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○【水抗接天】
――たかが水と侮ったものから意識を刈り取られ沈められる。
●前提：種族条件《水精霊系》＋《進化Ⅰ以上》
●習得：“水精霊”への進化
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《属性攻撃》《物体生成》《水流》
●属性：《物理属性》《打撃属性》《水属性》
●効果：発動時、任意の存在を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞対象となった存在の頭上に水属性を持つ球型の水系スキルオブジェクト《落水杭》を生成する。その後、《落水杭》は直下の空間に対して高速の下降水流を発生させ、範囲内の敵にダメージを与える。この時、ダメージを受けた全ての敵にそれぞれ60％の確率で“気絶”デバフを1～3秒間付与する。“気絶”デバフが付与された存在は意識を喪失する。
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○【水精の誘い】
――水精霊の眷属は色めき誘い、水の身体で敵を包み捉える。
●前提：種族条件《水精霊系》＋《進化Ⅰ以上》
●習得：“水精霊”への進化
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《精霊召喚》《眷属召喚》
●属性：《魔力属性》《精霊属性》《水属性》
●効果：このスキルは、自分が素体の魔力翼を展開している場合にのみ発動することができる。発動時、自分の《土精霊》が最大８体以下になるように召喚する個体数を任意に指定し、その数に応じて魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞水属性を持つ水塊型の精霊系召喚獣《水精霊》を指定した数だけ召喚する。召喚後、《水精霊》は召喚者の周囲の空間を周回して《待機状態》となり、召喚者の命令または召喚者に対する敵の攻撃に反応して自動的に《自律駆動状態》に変化してその状況に応じた戦闘行動を行う。
※備考：召喚獣《水精霊》は水塊を纏った球状の本体の表面に目のような光が浮かび、その周りを更に水流が取り巻いている姿の眷精霊で、水鉄砲や放水で敵を妨害したり、地面を浸潤して足止めや囮となる等戦闘補助に長けた性能を持つ。
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○【巫片の渦水霊術】
――精霊の巫片は水精霊の魂の鼓動に合わせて生まれるのだ。
●前提：種族条件《水精霊系》＋《進化Ⅱ以上》
●習得：“飛瀑精”への進化
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統：《霊箔》《霊力干渉》
●属性：《精霊属性》《水属性》
●効果：発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞効果中、自分が『水霊術』と名の付くスキルを発動する度に《水の霊箔》を１個生成し、自分の《巫の霊箔領域》に蓄積する。
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○【相唱の渦水霊術】
――飛瀑霊水天地に溢れ、其の八象と巫片を以て太命律水相唱を為す。
●前提：種族条件《水精霊系》＋《進化Ⅱ以上》
●習得：水属性系統の精霊魔法を300回以上行使する
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《効果改変》
●属性：《特殊属性》《精霊属性》《水幻属性》
●効果：発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞効果処理時、自分が存在するフィールド内で自分が最後に行使した水属性系統の《精霊魔法》を参照する。該当する魔法が存在する場合、その魔法の実効プロセスをこのスキルの効果として適用する。
※備考：発動された魔法の効果はあくまでも魔法ではなくこのスキルの効果として処理されるため、魔法に関連する強化や規制・無効化等の効果や魔法行使をトリガーとする効果には一切干渉されず、スキルに関連する同様の効果は適用される。一方で魔法行使のコストは実効プロセスに消費されるため、スキルの発動とは別に効果処理時にも魔力消費が発生する。魔法名の宣言に当たる発動プロセスも省略するため、状況によって他者には使用された魔法を特定できない場合もある。
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○【隕水刺源】
――水精霊は自分を侮る者を許さず、その怒りは天上より苛烈に降り注ぐ。
●前提：種族条件《水精霊系》＋《進化Ⅱ以上》
●習得：“飛瀑精”への進化
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《属性攻撃》《気象操作》《強制排除》《降雨》
●属性：《精霊属性》《水属性》《雨属性》
●効果：このスキルは、自分が《上空》環境で《飛行状態》にある場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞自分の周囲半径10m圏内に激流の精霊雨を発生させ、自分は地上に急降下する。その時、このスキルの効果で発生した精霊雨は自分に追従して地上へ降り注ぎ、着地点の周囲に膨大な水量の激流《隕水刺源》を発生させる。《隕水刺源》は激流に接触している全ての敵にダメージを与えながら拡散し、周囲に存在する全ての存在を押し流す。
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○【湧天災禍の厄水霊術】
――覚醒した湧天華の力に、周囲の環境そのものが激しく命を削る。
●前提：種族条件《水精霊系》＋《進化Ⅲ以上》
●習得：《豪雨》環境で、“水依覚醒”に変身する
●分類：《種族スキル》《常時展開》《条件効果》
●系統：《環境干渉》
●属性：《精霊属性》《水属性》
●効果：自分が《水依覚醒》に変身している場合、自分の周囲半径20m圏内に存在する全ての敵を対象に以下の効果を適用する。
＞全ての対象に《豪雨》の環境効果を与える。
※備考：《豪雨》の環境効果は激しい豪雨の環境下にいるような状態になり、何らかの防御手段を講じない限り気温が低く正常な挙動が妨害され、視界や体温等に影響する他、一定時間毎にダメージを受ける。
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○【祭礼覇天の厄水霊術】
――静謐たる水精霊の御姿に水の眷属は恐れ慄くしかない。
●前提：種族条件《水精霊系》＋《進化Ⅲ以上》
●習得：“湧天華”への進化
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統：《霊的支配》
●属性：《精霊属性》《水属性》
●効果：発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞効果中、自分は素体の魔力翼を展開し、自分の周囲半径100ｍ圏内に存在する水属性系統の属性を持つ全ての敵を対象に対して“崇拝”デバフを付与する。この時、対象となった敵のレベルが自分より高い場合、デバフの付与は［（対象と自分のレベル差）×0.1］％の確率で失敗する。“崇拝”デバフが付与された存在はこのスキルの行使者にダメージ・ノックバックを与えることができず、発動した《攻撃効果》の効果範囲にこのスキルの行使者が存在する場合、その効果を無効にして3000固定の自損ダメージを受ける。
●特殊効果：このスキルの効果でモンスターに“崇拝”が付与された時、そのモンスターのレベルが自分より高い場合、以下の効果を適用する。
＞このスキルの行使者がそのモンスターにダメージを与える度に、［（対象と自分のレベル差）×0.1］％の確率でこのスキルの効果で付与された“崇拝”デバフを無効にする。この効果でデバフが無効化された場合、そのモンスターは５分間【祭礼覇天の厄水霊術】の効果を受けない。
※備考：自損ダメージはシステムによる保護を表す不可侵属性を持ち、如何なる効果によっても増加・軽減・無効化されず、システム上何を差し置いても確定的にそのダメージ処理を実行する。
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○【映水不朽】
――水禍の精は幾度も逃げ道に立ち塞がり、惑う獲物を嘲笑って見せた。
●前提：種族条件《水精霊系》＋《進化Ⅲ以上》
●習得：“湧天華”への進化
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《物体生成》《空間干渉》《空間転移》
●属性：《魔力属性》《精霊属性》《水禍属性》
●効果：発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞効果処理時、自分の頭上に自然水と同じ性質を持つ精霊属性・水禍属性の水系オブジェクト《憑りし厄水》の巨大な水塊を生成する。《憑りし厄水》は水塊生成から6秒後に周囲に飛散し、自分が同じフィールドに存在する限り自然水と同様にその空間に残留する。
●特殊効果：自分の認識圏内に自分の姿を映している《憑りし厄水》が存在する場合、自分は『投映せよ』の符丁を用いて魔力を消費し、以下の効果を発動することができる。
＞自分は、この効果の発動条件に該当する任意の《憑りし厄水》に空間転移することができる。
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○【天絶寒波の災禍霊術】
――災極天の怒りに大地は営みを止め、極寒の氷雨が地上に降り注いだ。
●前提：種族条件《水精霊系or雪精霊系》＋《進化Ⅳ以上》
●習得：“災極天”への進化
●分類：《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統：《環境干渉》
●属性：《精霊属性》《災厄属性》《厄水属性》《雪禍属性》
●効果：このスキルはシステム上《水霊術》《氷霊術》スキルとしても扱う。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
＞自分を中心に霊災環境《天絶寒波》を展開する。《天絶寒波》は範囲内を《極寒環境》にし、その空間にランダムに《降雨》《降雪》《雹》《吹雪》を発生させる。この効果を発動した場合、自分は24時間経過するまで『災禍霊術』と名の付くスキルを発動できない。
Tips：
※［種族資質］の項目の記号“－”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される
