【派】┗信仰系 魔力体:妖火種系-Spooky-
○《妖火種》系 《妖しく淀む神性の炎》
連綿と続く歴史の中で土着信仰に浸潤して適応した魔力体系派生種族。
下位種に比べて、物理攻撃力・腕力・脚力が飛躍的に伸び、特殊防御率は低いものの攻防のバランスの取れた扱いやすいステータスを持つ。特に強力な魔力管理能力と火属性系統を中心とする高速詠唱に特化した魔法適性を用いて単体で前線を維持する近距離魔法戦闘に優れた適性を持ち、妖火儀術と呼ばれる強力な種族固有の魔法によって敵を撹乱しながら戦線で優位に立ち回る戦術を得意とする。進化の過程で更に彷徨火系・灰炎魔系の2つの種族分岐に分かれており、それぞれが種族名に冠する火と灰の性質を帯びた素体と攻撃能力・継戦能力により秀でた性能に変化する。
下位種同様、人間種を含む殆どの種族に対して好意的で、警戒心が薄い分接触は多いものの闘争心も希薄なため意図せず戦闘に発展することも非常に少ない。また、多くの種族とは価値観や精神性が大きく異なるものの、人間種を含む多くの他種族との交流も長期に渡るため、その差異や認識に対して寛容に振る舞うことも多く総じて危険性は非常に低い。
他種族に比べて特殊攻撃力は平均的だが火属性系統を中心とする攻撃的な魔法適性を持ち、固有の”妖火儀術”を含めて攻撃・補助・回復魔法をある程度習得できるため、魔法を実用的な攻撃手段の一つとして用いた様々な戦術に対応することができる。一方で生物としての営みを必要としないため技術に対する意識が薄く、多くの汎用スキルを習得することができない。
素体に翼を持たないが、浮遊するような形での単体飛行が可能であり、実質的に魔力翼を持つ種族と同様の単体飛行能力を持つ。
・“赫火燃焻”
妖火種系種族が進化の過程で獲得する固有の詠唱破棄能力。自分に付与された魔力スキルカウンターを最低10個、必要に応じてそれ以上に消費することで攻撃魔法を詠唱を破棄して行使することができる破格の高速詠唱を可能にする。他の詠唱破棄効果を持つ能力と異なる点として威力減少等の性能値変化のデメリットがないため、攻撃魔法を攻撃手段として十分に使用することができる。一方でリスクが全くないわけではなく、この能力を用いて詠唱を破棄して行使した攻撃魔法は実効プロセスにおける魔法効果の出が早くなる分攻撃対象の指定タイミングが非常にシビアになり、対象指定が正確ではなくても適用されてしまうため実質的に近距離以外では使い物にならないこともある。また、魔力スキルカウンターの消費はあくまで詠唱破棄のコストであり、魔法自体が消費する魔力は変わらない。
※以下は赫火燃焻使用時の必要な魔力スキルカウンターの計算方法(①~④を加算する)
①基本消費量:10個
②位階補正
・発動する魔法の位階が4以下:0個
・発動する魔法の位階が5以上7以下:[発動する魔法の位階+3]個
・発動する魔法の位階が8以上:[発動する魔法の位階×2]個
③等級補正
・発動する魔法の等級が5以下:0個
・発動する魔法の等級が6以上:[発動する魔法の等級-2]個
④ユニーク補正
・発動する魔法が固有魔法の場合:10個
・“妖火儀術”
妖火種系種族のみが習得することができる固有の精霊魔法。属する魔法は火属性系統の攻撃魔法を中心に少数の補助魔法・回復魔法から構成され、詠唱文に当たる“呪文” 部分が抽象化された単語の羅列に近く、実効プロセスにおいてもその効果や属性との関連性を類推し難い特殊な表現効果が多い等一般的な魔法と異なる特徴が非常に多く、効果の適用範囲や事象規模等も一見してちぐはぐな傾向が強いため、FOで最も難解な魔法とも呼ばれる。それ故、該当する種族のプレイヤー本人にも呪文の意味が理解できず、詠唱中も判別されにくい利点にもなりうる反面覚えるのが困難なため、一般的な運用段階から難易度が高い。
派生種族:《魔力体》
┗《妖火種》
┣《彷徨火》系
┗《灰炎魔》系
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●妖火種 《古より来たる燃ゆる神々》
体内に古い神々の因子を脈々と受け継ぎ、旧史の精霊存在としての力と姿を怪火伝承として発現させた強力な魔力体。霊格の変容に伴って獣の耳や体表面の毛といった獣人に似た形質は失われ、旧史の神々の因子に回帰したやや人に近い姿に変化した。また、髪の毛や手首・足首に実体のない炎のような表現効果を纏っており、その炎は水中でも消えることはなく弱い光源としても機能している。魔法攻撃及び近接魔法攻撃を強化する他、火属性系統の魔法を中心とする魔法戦闘と魔力運用に関連する複数の種族資質を持ち、種族固有の“妖火儀術”を始めとする強力な属性魔法運用能力から近距離の敵に対して直接的な高い火力を発揮する。また、自分に付与された敵の追加効果を自動的に無効化する能力から拘束や行動阻害といった汎用的な妨害を受けないため、常に安定した戦闘能力を維持することができる。
種族資質:
《アンプリファイ・クロース・エンカース》(0-20)
自分の近接魔法攻撃の威力が最大20%増加する
《グレーター・ブレーダー》(0-20)
自分が装備した太刀系武器の物理攻撃力が最大20%増加する
《クロース・ファイア》(0-20)
自分の火属性系統の近接魔法攻撃・近接魔力攻撃の威力が20%増加する
《アブサード・エンティティ》(0→10)
自分に敵の効果で追加効果が付与された時、魔力を消費してそれを解除する
《フレイミング・エンバース》(0→10)
自分が火属性系統の魔法の発動に成功した場合、徐々に魔力が回復する
《イグニッション・エンカース》(0→10)
固有特殊能力“赫火燃焻”の使用を解禁する
《スプーキー・ハビット》(0→10)
種族固有魔法“妖火儀術”の習得・使用を解禁する
種族スキル(例)
【魂の炭燭台】(任意起動/持続効果)
効果中、自分の魔力の一部を封印する携行用の石炭カンテラを生成する
【余燼の再燃】(任意起動/持続効果)
効果中、自分が魔法の詠唱破棄を行う度に自分に魔力Sカウンターを付与する
【蜂蜜色の炎】(任意起動/即時効果)
次に行使した火属性系統の攻撃魔法で与えるダメージが回復に変換される
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=DATA=
ステータス《妖火種系[Spooky]》(魔力体/妖火種)
●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)
・体力:(1200/1400)+[Lv]×(12/14)+α
・魔力:(1800/2000)+[Lv]×(18/20)+α
・気力:(1000/1100)+[Lv]×(10/11)+α
・物理攻撃力:(700/1500)+[Lv]×(7/15)+α
・物理防御率:(1000/1100)+[Lv]×(10/11)+α
・特殊攻撃力:(1500/1500)+[Lv]×(15/15)+α
・特殊防御率:(900/1100)+[Lv]×(9/11)+α
・腕力:(200/500)+[Lv]×(2/5)+α
・脚力:(200/500)+[Lv]×(2/5)+α
・敏捷性能:(500/500)+[Lv]×(5/5)+α
・回避性能:(700/700)+[Lv]×(7/7)+α
・隠蔽性能:700+[Lv]×7+α
・特殊技能:α
《飛行ステータス》
・飛行時間:100+[Lv]×1+α
・飛行重量:100+[Lv]×1+α
・飛行速度:100+[Lv]×1+α
《基本属性耐性》
・火耐性:0
・水耐性:0/-2
・風耐性:0
・土耐性:0
・光耐性:0
・闇耐性:0
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○【魂の炭燭台】
――妖精の火はこの世ならざる隣人にとって、導きであり生命そのものだ。
●前提:種族条件《妖火種》系+《進化Ⅰ以上》
●習得:種族資質《イグニッション・エンカース》の習得
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《武器生成》《物体生成》《光源》《魔力回復干渉》
●属性:《妖精属性》《火属性》
●効果:このスキルは、自分が生成した《魂の炭燭台》が存在しない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、自分の手元に携行用の石炭ランプが吊るされた木製の杖のような儀杖型の霊装系スキルウェポン《魂の炭燭台》を生成する。
¶《魂の炭燭台》は自分が装備している儀杖系の《魔力武器》として扱われ、自分のこのスキルの発動が解除された場合消滅する。
効果中、自分がこのスキルの効果で生成した《魂の炭燭台》に接触している場合、自分は特殊能力《魂の鬼火》を任意に利用することができる。
¶《魂の鬼火》は自分の魔力をその上限値の10%分消費し、《魂の炭燭台》の先端部に吊るされた石炭ランプの中に石炭のような姿の魔力系スキルオブジェクト《魂の石炭》1個を生成する。
¶¶《魂の石炭》は自然に実体を持たない炎のような光源系表現効果を発生させ、範囲内を僅かに明るく照らす。また、《魂の石炭》は自分のこのスキルの発動が解除された場合消滅し、自分の魔力がその生成時に消費した魔力の合計分だけ回復する。
●特殊効果:自分が生成した《魂の石炭》が存在する場合、以下の効果を適用する。
>適用条件に該当する《魂の石炭》に接触している全ての存在は魔力の自然回復速度が10%増加し、魔力の《自然回復》が停止する効果が適用されなくなる。
※備考:魂の石炭の炎は光を発するだけの表現効果で、手で触れても熱を感じることもなく、当然火傷等の影響もない。
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○【余燼の再燃】
――燃え上がる炎の傍らに散る火の粉は密やかに燻り、やがて大火の元となる。
●前提:種族条件《妖火種》》系+《進化Ⅰ以上》
●習得:“妖火種”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《カウンター》
●属性:《魔力属性》
●効果:このスキルは、自分の【余燼の再燃】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動後、毎分魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、自分が魔法の《詠唱プロセス》を行わずにその《発動プロセス》を行う度に自分に限定因子《魔力》を持つスキルカウンターを1個付与する。
●特殊効果:自分が生成した《魂の炭燭台》に接触している場合、以下の効果を適用する。
>このスキルの効果で自分に限定因子《魔力》を持つスキルカウンターが1個付与される場合、1個の代わりに2個付与される。
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○【蜂蜜色の炎】
――妖精の火が蜂蜜色に染まった時は、騙されたと思って舐めてみろよ!
●前提:種族条件《妖火種》系+《進化Ⅰ以上》
●習得:火属性系統の魔法を20個以上習得する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《装飾》《ダメージ無効》《体力回復》
●属性:《妖精属性》《火属性》
●効果:発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>発動後、自分が発動した《火属性系統の派生属性》を持つ攻撃魔法に《蜂蜜色の炎》の追加効果を付与する。
¶《蜂蜜色の炎》の追加効果でその攻撃魔法の炎の色が蜂蜜色に変化し、その効果で発生する全てのダメージ計算処理は同じ数値分の回復として行われる。
Tips:
※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される




