【派】┗骸骨系 不死種:魔骨種系-Skeleton-
○《魔骨種》系 《死に浸かりて歩む白骨》
死の業をその手で操り、骨のみで構成された肉体を持つ不死種系派生種族。
下位種の特性をそのまま踏襲し、魔力・物理攻撃力・物理防御率・特殊防御率に優れ、特殊攻撃力も高い水準の扱いやすいステータスを持つ。下位種同様、腕力・脚力は低いものの、総合的な防御性能と高い耐性を活かした単騎・集団を問わない戦線維持に優れた適性を持ち、特に特異な性質を持つ死属性系統の魔法や自身と同じ骸骨・不死属性を併せ持つ“骸骨魔種”と呼ばれる召喚獣シリーズを用いた飽和攻撃で戦域を制圧する白兵戦術を得意とする。また、全種族の中で唯一敵が行使したあらゆる魔法の影響を遮断する完全魔法耐性を獲得することができ、魔法戦闘以外の適性を持たない敵に対しては一方的な蹂躙すら可能になる。
不死種系種族の中でも特に死属性の術理に精通した一派であり、下位種同様、種としての敵対関係は存在しないものの周囲の生命・魔力存在を捕食対象と見做す性質から超人種系・変数種系種族を除く殆どの種族から危険視されており、結果的に他種族の個体と遭遇した際に互いの生存を賭けた戦闘に発展することが多い。
下位種に比べて、死属性系統の魔法を中心とする高い魔法適性を持ち、習得可能な魔法は限られているものの魔法を主眼に置いた様々な戦術に対応することができる。一方で、不釣り合いな程高い物理攻撃力をも併せ持っており、環境や敵次第では非常に使い勝手の悪い死属性系統の魔法の代わりに物理戦闘に頼ることも多く、物理・魔法共に安定した戦闘能力を発揮することが可能になった。
素体に翼を持たず、単体飛行能力を持たないが、進化の過程で獲得する種族資質《シンクロニック・アンデッド》によって単体飛行能力を持つ自分の召喚獣を取り込むことで一時的に飛行能力を獲得することが可能になる。
・“骸骨魔種”
魔骨種系種族を始めとする死霊系の魔力適性を持つ存在のスキル・魔法の効果によって召喚される素体に不死属性及び骸骨属性を併せ持つ召喚獣シリーズの総称。該当する召喚獣はその殆どが骨や骨片の集合体として構成された肉体を持ち、多くは個としての性能は然程高くないものの、同系統の召喚獣から編成される集団での戦闘を想定した相互連携に秀でた能力を中心に多種多様な特殊能力を有する。
・“宣刻魔法”
不死種系派生種族の一部が進化の過程で習得する固有の魔法シリーズ。総数は少ないものの該当する魔法は全て攻撃魔法から構成され、対象となった敵に一定の確率で《確定死判定》を与える強力な特性を持っているため、運次第では一手で戦況を大きく左右する戦果を生むこともある。
・“断絶されし虚影”
魔骨種系種族が進化の最終段階で獲得する戯骸王の種族資質《テインテッド・パクト》の効果で召喚される骸骨魔種系召喚獣の一種。黒い粘液状に濃縮された魔力塊の肉体に竜種の頭蓋骨のような仮面を装着した姿の魔物で、召喚者と交戦状態にある敵に取り付いてその挙動を大きく阻害しつつ、接触している間その敵を対象に指定して適用されている全ての敵の効果を無効にする極めて凶悪な能力を持っている。関連する種族資質の効果で指定された条件[●自分が同名の召喚獣を2体以上使役していない]を満たしている間だけ自動的に出現する性質上、関連種族が得意とする大量の召喚獣による物量制圧ができなくなるため、無策に使えばその性能は一長一短でやや扱いづらい。
派生種族:《不死種》
┗《魔骨種》
┗《霊骸魔》
┗《戯骸王》
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●魔骨種 《虚ろに迷う白き骸骨》
生の象徴である肉を取り払い、負の生命体としてより純粋な骨だけの魔物と化した特別な不死種。下位種に比べて、不気味な程白い骨の身体と全身を覆う薄紫色の魔力、空っぽの眼窩に浮かぶ薄赤い光が特徴で、死の淵に浸された身体は死霊系の魔力適性に特化して洗練され、一個体でありながら数多の眷族召喚獣を支配下に収める魔王の片鱗を見せ始めている。“骸骨魔種”系召喚獣のステータスや死霊属性魔法を強化する他、眷族召喚獣を用いた戦域制圧を強力にサポートする複数の種族資質を持ち、新たに完全魔法耐性を獲得することで魔法戦闘を得意とする一部の種族にとって最凶の魔法殺しとしての悪名を欲しいままにしている。
種族資質:
《スケルトン・サモナー》(0-20)
自分の骸骨魔種系召喚獣の全ステータスが最大20%増加する
《エッセンス・オブ・ネクロマンシー》(0-20)
自分の死霊属性魔法の威力・効果が最大20%増加する
《リスキー・コール》(0-20)
自分の召喚獣は召喚時にダメージを受け、全ステータスが最大20%増加する
《リデッド・パーティ》(0→10)
自分の骸骨魔種系召喚獣は体力を全損しても30秒間活動できる
《ワンダリング・デッド》(0→10)
自分の不死属性を持つ召喚獣が受けるデバフを自分に移し替える
《デッドリー・バースト》(0→10)
自分が死亡確定した時、周囲の敵に20%の確率で確定死判定を与える
《オーバーライド・マジック》(0→10)
自分に影響を及ぼす、敵の行使する全ての魔法効果の影響を無効化する
種族スキル(例)
【深淵なる眼窩】(常時展開)
周囲の不死属性モンスターを単純な命令に従わせることができる
【軽骨な招霊儀式】(任意起動/即時効果)
自身の骨から火の灯る頭蓋骨の召喚獣“間抜けな頭火”を生成する
【隷骨の衛士召喚】(任意起動/即時効果)
柔らかい地面から鎧を付けた骸骨の召喚獣“隷骨の衛士”を二体召喚する
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●霊骸魔 《強大なる骸の魔王》
大いなる闇の業を修めた魔物として齢を重ね、不死の軍団を率いる亡者の長として悪名高き強大な魔骨種。その身体は死の魔力と負の生命力に溢れ、その体表面には漏れ出した魔力が青紫色の炎のように表出するようになった。下位種の特性をそのまま継承し、高い耐性と魔法無効能力で敵の選択肢を削りつつ多数の眷族召喚獣を操って戦域全体を制圧する白兵戦術を得意とする。“骸骨魔種”系召喚獣のステータスや死霊属性魔法を強化する他、眷族召喚獣を利用した集団戦闘において有効な複数の種族資質を持ち、更に限定的ながら確定死判定を与える種族固有の“宣刻魔法”を獲得したことで単騎ながらその枠を逸脱した高い戦闘能力を発揮することができる。
種族資質:
《スケルトン・ネクロマンサー》(0-30)
自分の骸骨魔種系召喚獣の全ステータスが最大30%増加する
《ワラント・オブ・ネクロマンシー》(0-30)
自分の死霊属性魔法の威力・効果が最大30%増加する
《インキュアブル・カース》(0→10)
外傷を受けた敵が自分の周囲に存在する場合、その敵に《治癒阻害》を与える
《シンクロニック・アンデッド》(0→10)
自分の不死属性を持つ召喚獣を吸収し、その能力を利用することができる
《グラスプ・ソウル》(0→10)
自分が不死属性を持つ召喚獣を吸収した時、自分の体力を回復する
《センテンス・オブ・ドゥーム》(0→10)
種族固有魔法“宣刻魔法”の習得・使用を解禁する
種族スキル(例)
【骸骨の祭壇召喚】(任意起動/即時効果)
周囲の骸骨魔種強化の複数の効果を持つ“骸骨の祭壇”を召喚する
【魔骨の錬成核召喚】(任意起動/即時効果)
骸骨魔種を吸収して成長する宝珠型の召喚獣“魔骨の錬成核”を召喚する
【白々しい骨壁】(任意起動/即時効果)
前方に自身と同じ耐久値を持つ骨で構成された物理障壁を出現させる
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●戯骸王 《生命弄する死の支配者》
数多の闇の叡智をその魂に刻み込み、生きとし生けるものに絶望をもたらす不死の軍団の主として君臨する伝説的な霊骸魔。全身が死の魔力に覆われた霊骨の身体は深い紫色の妖光を帯び、眼窩の奥には灯火のように揺らめく赤黒い光が宿っている。下位種の特性を飛躍的に発展させ、数多の耐性と強力な死属性系統の魔法で敵を封殺し、眷族召喚獣の大群を使役して敵を圧殺する極めて凶悪な白兵戦術を得意とする。“骸骨魔種”系召喚獣のステータスやデバフの付与率を強化する他、種族固有の眷族召喚獣や“宣刻魔法”に関連する複数の種族資質を持ち、同種の召喚獣を複数個体使役していない場合に自動的に出現する“断絶されし虚影”を始めとする強力な召喚獣による軍団は最早生半可な祈りで止めることは叶わない。
種族資質:
《スケルトン・ルーラー》(0-30)
自分の骸骨魔種系召喚獣の全ステータスが最大30%増加する
《オーラ・オブ・ミスフォーチュン》(0-30)
自分の周囲の敵が受ける全てのデバフの付与率が最大30%増加する
《テインテッド・パクト》(0→10)
自分が同名の召喚獣を使役していない間、“断絶されし虚影”を召喚する
《ダンス・オブ・デス》(0→10)
周囲の骸骨魔種の数に応じて自分の死霊属性魔法の威力が最大30%増加する
《センテンス・オブ・デス》(0→10)
自分の“宣刻魔法”が成功した時、相手に属する全ての効果を無効化する
《イレーショナル・ディマイズ》(0→10)
自分の“宣刻魔法”による確定死判定の成功率が5%増加する
種族スキル(例)
【戯骸の掌握】(任意起動/持続効果)
効果中、対象の骸骨魔種モンスターを完全に支配下に置く
【骨魔の転生儀】(任意起動/即時効果)
精神系デバフ状態の敵モンスターを生贄に骸骨魔種モンスターを生成する
【戯骸の狂宴儀】(任意起動/即時効果/RCT24時間)
様々な骸骨魔種補助能力を持つ女性型召喚獣“戯骸王イミナ”を召喚する
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=DATA=
ステータス《魔骨種系[Skeleton]》(不死種/魔骨種/霊骸魔/戯骸王)
●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)
・体力:(1000/1100/1200/1400)+[Lv]×(10/11/12/14)+α
・魔力:(1400/1500/1500/1600)+[Lv]×(14/15/15/16)+α
・気力:―
・物理攻撃力:(1700/1900/2200/2500)+[Lv]×(17/19/22/25)+α
・物理防御率:(1200/1400/1500/1700)+[Lv]×(12/14/15/17)+α
・特殊攻撃力:(1400/1600/1700/2000)+[Lv]×(14/16/17/20)+α
・特殊防御率:2000+[Lv]×20+α
・腕力:400+[Lv]×4+α
・脚力:400+[Lv]×4+α
・敏捷性能:600+[Lv]×6+α
・回避性能:600+[Lv]×6+α
・隠蔽性能:(600/500/500/500)+[Lv]×(6/5/5/5)+α
・特殊技能:α
《飛行ステータス》
・飛行時間:―
・飛行重量:―
・飛行速度:―
《基本属性耐性》
・火耐性:2
・水耐性:2
・風耐性:2
・土耐性:2
・光耐性:-1
・闇耐性:3
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○【深淵なる眼窩】
――深淵なる眼窩の奥に秘められた知性を以てすれば愚かな同族等も操れる。
●前提:種族条件《魔骨種系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“魔骨種”への進化
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《魔物干渉》《精神操作》《使役》
●属性:《魔力属性》《不死属性》《骸骨属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分はボスモンスターを除く素体に《不死属性》を持つモンスターに対して《口頭による命令制御》を用いて単純な命令に従わせることができる。
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○【軽骨な招霊儀式】
――自分の頭から眷族を作ろうとした間抜けがあの姿になったらしい。
●前提:種族条件《魔骨種系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:“魔骨種”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔物召喚》《眷属召喚》《光源》
●属性:《儀式属性》《魔力属性》《死属性》《骨属性》
●効果:このスキルは、自分が召喚した《間抜けな頭火》が存在しない場合にのみ発動することができる。発動時、自分の素体の《骨》1個を対象に指定して以下の効果を適用する。
>対象となった素体の《骨》を《霊媒》として召喚儀式《軽骨な招霊儀式》を行う。
¶《軽骨な招霊儀式》は《霊媒》と魔力を消費し、わずかに揺らめく紫色の魔力を帯びた頭蓋骨の姿の魔物系召喚獣《間抜けな頭火》を召喚する。
¶¶《間抜けな頭火》は空間内を浮遊するように召喚者に追従し、自分の頭上に蝋燭状の光源系表現効果を発生させ、範囲内を僅かに明るく照らす。
その後、消費した霊媒の種類に応じて《間抜けな頭火》に特殊能力を付与する。
¶《頭蓋骨》を霊媒として消費した場合、自分は体力と同じ数値の《自損ダメージ》を受け、《間抜けの頭火》に特殊能力《巫死戯の過負荷》を付与する。
¶¶《巫死戯の過負荷》は自動的にその召喚獣の魔力を消費して、その召喚獣はからからと不自然に響き渡る音を立てて笑い、その音を認識した全ての存在を召喚者を含むそのPTメンバーの《視界》に強調表示する。
¶《手》または《腕》を構成する骨を霊媒として消費した場合、自分は体力の上限値の10%分の数値の《自損ダメージ》を受け、《間抜けの頭火》に特殊能力《骨々相食む》を付与する。
¶¶《骨々相食む》は自動的にその召喚獣の魔力を消費し、召喚者の素体の《欠損》を治癒する。
¶《足》または《脚》を構成する骨を霊媒として消費した場合、自分は体力の上限値の15%分の数値の《自損ダメージ》を受け、《間抜けの頭火》に特殊能力《骨折り損切り》を付与する。
¶¶《骨折り損切り》は召喚者に帰属する《儀式属性》を持つ種族スキルの効果によって行われる《召喚儀式》を無効にする効果処理が行われる場合、自動的に召喚者の魔力を消費してその効果処理を無効にする。
¶《胴体》を構成する骨を霊媒として消費した場合、自分は体力の上限値の20%分の数値の《自損ダメージ》を受け、《間抜けの頭火》に特殊能力《粉骨砕骨》を付与する。
¶¶《粉骨砕骨》は自分の《骨属性》を持つ攻撃によって《攻撃判定》が発生した場合、30%の確率で細かい骨の塊のような事象骨系スキルオブジェクトを生成し、その敵に対する《追撃》を行う。そのスキルオブジェクトはその敵に接近して砕けるように飛散し、その破片に接触した敵に《攻撃判定》を発生させる。
●特殊効果:自分の種族が《戯骸王》の場合、以下の効果を適用する。
>このスキルの効果で自分の素体の《頭蓋骨》を霊媒として消費した場合、その効果処理の間だけ自分が受ける《自損ダメージ》を無効にする。また、その効果処理で召喚された《間抜けの頭火》は不気味なローブを纏った骸骨の姿の魔物系召喚獣《旧き死の霊王》に存在が変化する。
¶《旧き死の霊王》は空間内を浮遊するように召喚者に追従し、自分の周囲半径10m圏内に存在する敵を自動的に捕捉して、その敵を素体の《掌》から発生する《死属性》の魔力攻撃を用いて攻撃する。また、《旧き死の霊王》は特殊能力《巫死戯の過負荷》《骨々相食む》《骨折り損切り》《粉骨砕骨》を利用することができる。
※備考:消費した骨の種類によっては素体が部位破壊状態になり、自損ダメージも発生する。
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○【隷骨の衛士召喚】
――土中に眠る亡骸よ。我が下僕として甦り、我が覇道を阻む者を抹殺せよ。
●前提:種族条件《魔骨種系》+《進化Ⅰ以上》
●習得:特定スキル【愚かなる従僕】で使役したモンスターに剣を与える
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔物召喚》《眷族召喚》
●属性:《儀式属性》《魔力属性》《不死属性》《骸骨属性》
●効果:このスキルは、自分の周囲の環境属性に《土壌》が含まれており、かつ自分が《骨属性》を持つオブジェクトを把持している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するオブジェクト1個を対象に指定して以下の効果を適用する。
>対象となったオブジェクトを《霊媒》として召喚儀式《隷骨の衛士召喚》を行う。
¶《隷骨の衛士召喚》は《霊媒》と魔力を消費し、周囲の地中から西洋式の金属鎧と剣・盾で武装した人骨の姿の魔物系召喚獣《隷骨の衛士》2体を召喚する。
¶¶《隷骨の衛士》は召喚者または召喚者が指定した存在に追従し、自分の周囲半径3m圏内に存在する敵を自動的に捕捉して剣を用いて攻撃する。
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○【骸骨の祭壇召喚】
――その禍々しき骨の祭壇は、誰に贄を捧げるためのものなのだろう。
●前提:種族条件《魔骨種系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:“霊骸魔”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔物召喚》《眷族召喚》《能力強化》《攻撃強化》《魔力軽減》
●属性:《魔力属性》《不死属性》《骸骨属性》
●効果:このスキルは、自分が召喚した《骸骨の祭壇》が存在せず、かつ自分が《骨属性》を持つオブジェクトを把持している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するオブジェクト1個を対象に指定して以下の効果を適用する。
>対象となったオブジェクトを《霊媒》として召喚儀式《骸骨の祭壇召喚》を行う。
¶《骸骨の祭壇召喚》は《霊媒》と魔力を消費し、自分の現在地に無数の骨で構成された禍々しい祭壇の姿の固定型の魔物系召喚獣《骸骨の祭壇》1体を召喚する。
¶¶《骸骨の祭壇》は召喚された座標位置に残留し、その素体に対して以下の条件[●接触した●ダメージを与えた《魔法攻撃》が帰属する]の何れかを満たす敵を自動的に捕捉し、禍々しい魔力を纏った触手のような魔力系スキルオブジェクト《蠢く死招魔》を用いて攻撃する。
¶¶¶《蠢く死招魔》は接触した敵に《魔力属性》の《攻撃判定》を発生させる。
また、このスキルの効果で召喚された《骸骨の祭壇》が存在する限り、自分が発動した《眷属召喚》効果を持つスキル・魔法の発動処理で発生する魔力消費が20%軽減される。
●特殊効果:自分が召喚した《骸骨の祭壇》が存在する場合、以下の効果を適用する。
>自分の周囲半径100m圏内に存在する《不死属性》及び《骸骨属性》の両方を持つモンスター・召喚獣の全ステータスがそれぞれ10%増加し、その存在に帰属する全ての攻撃の威力が[効果範囲内に存在する同名のモンスター・召喚獣の数]%増加する。また、この効果が適用されているモンスター・召喚獣の素体が受けた《外傷》及び《身体欠損》を瞬時に治癒する。
※備考:骸骨の祭壇の存在で軽減される消費魔力はあくまで発動コストのみ。
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○【魔骨の錬成核召喚】
――魔骨の錬成核は邪なる魂を集めて糧と成し、より強い不浄を呼び覚ます。
●前提:種族条件《魔骨種系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:自分の召喚獣《骸骨の祭壇》に特定アイテム『骨の供物』を捧げる
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔物召喚》《眷族召喚》
●属性:《魔力属性》《不死属性》《骸骨属性》
●効果:このスキルは、自分が召喚した《魔骨の錬成核》が存在せず、かつ自分が《骨属性》を持つオブジェクトを把持している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するオブジェクト1個を対象に指定して以下の効果を適用する。
>対象となったオブジェクトを《霊媒》として召喚儀式《魔骨の錬成核召喚》を行う。
¶《魔骨の錬成核召喚》は《霊媒》と魔力を消費し、自分の素体の《掌》に人型の手を模した骨細工の装飾が施された漆黒の宝珠の姿の物体型の魔物系召喚獣《魔骨の錬成核》1体を召喚する。
¶¶《魔骨の錬成核》は《自律駆動能力》を持たない物体として存在し、その素体に召喚者が接触している限り、他の存在に帰属するスキル・魔法の効果の対象に指定されない。
このスキルの効果で召喚された《魔骨の錬成核》が存在する場合、そのステータスにスキルステータス《スケルコア・マナ値》を追加して、その初期値を0に設定する。
¶《スケルコア・マナ値》は《魔骨の錬成核》が以下の条件[●召喚者に対して《隷属状態》または《服従状態》にあるモンスター●召喚者に帰属する召喚獣]の何れかを満たす素体に《不死属性》及び《骸骨属性》の両方を持つモンスター・召喚獣に接触する度にその存在を消費して[消費した存在のレベルの数値]だけ増加する。
●特殊効果:自分が召喚した《骸骨の祭壇》が存在し、かつ自分が《スケルコア・マナ値》が1以上の《魔骨の錬成核》に接触している場合、自分は『魔骸錬成起動』の符丁を用いて魔力を消費し、以下の効果を適用することができる。
>自分が召喚した《骸骨の祭壇》を除く《不死属性》を持つ全ての召喚獣を《霊媒》として召喚儀式《魔骸錬成の儀式》を行う。
¶《魔骸錬成の儀式》は《霊媒》と魔力を消費し、発動条件に該当する《魔骨の錬成核》の《スケルコア・マナ値》の数値に応じた召喚獣1体を召喚する。
¶¶《スケルコア・マナ値》が[999以下]の場合、錬成核が組み込まれた騎士鎧と剣・盾で武装した人骨の姿の魔物系召喚獣《魔骸の錬核騎士》1体を召喚する。
¶¶¶《魔骸の錬核騎士》は召喚者に追従し、召喚者の周囲半径5m圏内に接近する敵を自動的に捕捉し、《死属性》の魔力を帯びた剣を用いて攻撃する。
¶¶《スケルコア・マナ値》が[1000~1999]の場合、錬成核が組み込まれた殻を被った肉食性の四足獣の姿の魔物系召喚獣《魔骸の錬核凶獣》1体を召喚する。
¶¶¶《魔骸の錬核凶獣》は召喚者に追従し、召喚者の周囲半径10m圏内に存在する敵を自動的に捕捉し、《死属性》の魔力を帯びた爪・牙を用いて攻撃する。
¶¶《スケルコア・マナ値》が[2000~2999]の場合、錬成核が組み込まれた肉体を持つ巨人の姿の大型の魔物系召喚獣《魔骸の錬核巨人》1体を召喚する。
¶¶¶《魔骸の錬核巨人》は召喚者に追従し、召喚者の周囲半径20m圏内に存在する敵を自動的に捕捉し、その素体と《死属性》の魔力を充填した重厚な拳の一撃を用いて攻撃する。
¶¶《スケルコア・マナ値》が[3000~3999]の場合、錬成核が組み込まれた肉体を持つ有翼の竜の姿の大型の魔物系召喚獣《魔骸の錬核巨竜》1体を召喚する。
¶¶¶《魔骸の錬核巨竜》は召喚者に追従し、召喚者の周囲半径40m圏内に存在する敵を自動的に捕捉し、その素体と《死属性》の魔力を集束させたドラゴンブレスを用いて攻撃する。
¶¶《スケルコア・マナ値》が[4000以上]の場合、錬成核の心臓と無数の頑強な骨で構成された肉体を持つ骸骨竜の姿の魔物系召喚獣《儀骸竜リボーンデッド・エフィル》1体を召喚する。
¶¶¶《儀骸竜リボーンデッド・エフィル》は《自律駆動能力》を持たない無我存在として存在し、召喚者の命令によってのみ全ての《動作》を行い、召喚者の周囲半径100m圏内に存在する敵をその素体と《死属性》の魔力を集束させて発射する魔力砲撃を用いて攻撃する。
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○【白々しい骨壁】
――幾千の骸は死して尚我が身の盾となり永劫の忠義を尽くすだろう。
●前提:種族条件《魔骨種系》+《進化Ⅱ以上》
●習得:魔骨種系種族の召喚スキルを合計で300回使用する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔物召喚》《眷族召喚》《障壁》
●属性:《物理属性》《骸骨属性》
●効果:発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の素体の正面方向に無数の骨で構成された壁の姿の固定型の魔物系召喚獣《白々しい骨壁》1体を召喚する。
¶¶《白々しい骨壁は召喚者と同じ体力値・物理防御率・特殊防御率を持ち、召喚された座標位置に残留する。
※備考:体力が0になると崩れるように消滅する。
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○【戯骸の掌握】
――戯骸の冥王に掌握できない霊骨は、此岸にも彼岸にも存在しない。
●前提:種族条件《魔骨種系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:《不死属性》《骸骨属性》を持つボスモンスター1体を単独で討伐する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《デバフ》《精神支配》《使役》
●属性:《魔力属性》《不死属性》《骸骨属性》
●効果:このスキルは、自分の【戯骸の掌握】の効果が適用されておらず、かつ自分が素体の《手》で《不死属性》及び《骸骨属性》の両方を持つ指定可能なモンスター1体のみに接触している場合にのみ発動することができる。発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、発動条件に該当するモンスターに自分を主とする“隷属”デバフを付与する。
¶“隷属”デバフが付与された存在は《隷属状態》となり、全ての意識的動作を《主》の命令によってのみ行うことができる。
このスキルの効果で付与されたデバフは、このスキルの発動が解除された場合解除される。この時、そのモンスターは体力の上限値と同じ数値の分だけダメージを受ける。
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○【骨魔の転生儀】
――逃れ得ぬ滅びを前にして、その魂は血肉を喪い変異した。
●前提:種族条件《魔骨種系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“戯骸王”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔物召喚》《眷族召喚》
●属性:《魔力属性》《不死属性》《骸骨属性》
●効果:このスキルは、自分に帰属する効果によって《精神系デバフ》が付与されているボスモンスターを除く敵モンスターが存在する場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するモンスター1体を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>対象となったモンスターを《霊媒》として60秒間の召喚儀式《骨魔の転生儀》を行う。
¶《骨魔の転生儀》は《霊媒》と魔力を消費し、そのモンスターを《原典》として《不死属性》《骸骨属性》を持つモンスター1体を召喚する。この効果で召喚されたモンスターは原典の名前の頭に『“骸骨魔種”』を追加した名前、原典と同じステータス・属性・特性を持ち、原典の姿が白骨化したような姿を持つ。この効果で召喚されたモンスターは召喚者に追従し、召喚者の周囲半径10m圏内に存在する敵を自動的に捕捉し、その素体と特性を用いて攻撃する。
※備考:通常存在するモンスターを不死属性を持つアンデッド系モンスターに変異させるスキル。ただし、骸骨魔種モンスターは基本的には召喚者に追従して敵を攻撃するものの、召喚獣ではないため不用意に攻撃すると召喚者でも敵対関係に陥ることもある。
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○【戯骸の狂宴儀】
――古に謳われし魔骨の王は盟約に従い骸と戯れ、その名は忌み名と称される。
●前提:種族条件《魔骨種系》+《進化Ⅲ以上》
●習得:“戯骸王”への進化
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《魔物召喚》《眷族召喚》
●属性:《儀式属性》《魔力属性》《不死属性》《骸骨属性》
●効果:このスキルは、自分が召喚した《戯骸王イミナ》が存在せず、かつ自分が《骨属性》を持つオブジェクトを把持している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するオブジェクト1個を対象に指定して以下の効果を適用する。
>対象となったオブジェクトを《霊媒》として召喚儀式《戯骸の狂宴儀》を行う。
¶《戯骸の狂宴儀》は《霊媒》と魔力を消費し、自分の周囲に骨の王冠を戴く長身痩躯と灰青色の肌が特徴的な美麗な女性の姿を持つ魔物系召喚獣《戯骸王イミナ》1体を召喚する。
¶¶《戯骸王イミナ》は召喚者に追従し、その命令に対して極めて高い精度でその内容を実行する。
また、《戯骸王イミナ》は周囲半径100m圏内に存在する《不死属性》及び《骸骨属性》の両方の属性を持つ自分を含むモンスター・召喚獣を対象に指定して特殊能力《不死装束》《瓦骨の戦鎧》《死出の送り火》《此岸の不浄理》《戯骸の狂宴儀》を任意に利用することができる。
¶《不死装束》は召喚者の魔力を消費し、対象となった存在の物理防御率・特殊防御率が20%増加する。
¶《瓦骨の戦鎧》は召喚者の魔力を消費し、同名の防具系スキルオブジェクトを生成して対象となった存在に装着する。このスキルオブジェクトを装着している存在が《物理属性》を持つ攻撃を受けた場合、そのダメージ計算処理を無効にし、そのスキルオブジェクトは消滅する。
¶《死出の送り火》は召喚者の魔力を消費し、対象となった存在が把持している武器に《死属性》を持つ魔力炎攻撃を付与する。
¶《此岸の不浄理》は召喚者の魔力を消費し、対象となった存在が体力を全損した場合に一度だけ自分の体力・魔力を消費して対象となった存在を蘇生し、その体力を全回復する。
¶《戯骸の狂宴儀》は自分を消費し、対象となった存在を《霊媒》として召喚儀式《戯骸の狂宴儀》を行う。
※備考:戯骸王イミナは召喚獣ではあるがNPC並みの人格を持ち、普段は取り繕っているもののその本質は非常に苛烈かつ残虐で、召喚者であろうと自身に触れるものを決して許さない。
Tips:
※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される




