【原種】死霊系 魔物種:不死種-Undead-
○《不死種》系 《闇に蠢く不死の怪物》
千齢グールシャッハの能力で死の淵から甦った人間種を素体とする魔物種。
特殊防御率に優れ、魔力・物理攻撃力・物理防御率・特殊攻撃力も平均的な水準の扱いやすいステータスを持ち、全種族の中でも石像種系に次いで高い属性耐性を持つ頑強な種族。体力・腕力・脚力は低いものの、“不死属性ボーナス”と呼ばれる種族固有の強力な特殊体質が適用されており、文字通りの化け物じみた打たれ強さと同種の眷族召喚能力を活かした安定した火力展開と戦線維持を得意とする。また、全種族の中で最もモンスターに近い存在と言われ、アバターの実体感が現実と明確に異なる点や一部のNPCからモンスターと同等の扱いを受ける点等、他種族とは一線を画した様々な特性を持っている。進化の過程で魔骨種系・霊体種系・吸血鬼系の3つの種族分岐に分かれており、それぞれが眷族召喚を中心に非常に特殊な戦闘スタイルにより秀でた性能へと変化する。
人間種を含む殆どの種族と種としての敵対関係は存在しないが、該当する種族は全ての個体が他者から何らかの形で正の生命力・魔力を奪って捕食する性質を持っているため、事実上は多くの種族から極めて危険な存在として認知されている。不死種系種族と同様に世界にとって存在自体が極めて異質な超人種系・変数種系種族のみが数少ない例外であり、危害を加えられない限りは認識すらされていないように扱われる。
派生種族は全て闇属性系統とそれに連なる死属性・極死属性・死霊属性の属性攻撃に高い適性を持ち、進化の過程で該当する属性を中心に汎用的な魔法もある程度習得することができるため、戦闘補助として十分な魔法適性を持つ。一方で、魔骨種系は魔法と眷族召喚、霊体種系は魔法と隠密機動、吸血鬼系は近接戦闘と眷族召喚に特化した性能に変化するため、その他の一般的な魔法・スキルへの適性は然程高くない。
素体に翼を持たず、単体飛行能力を持たないが、進化の過程でそれぞれが単体飛行能力を獲得することができる。
・“不死属性ボーナス”
不死種系種族が持つ複数の特殊体質を指す。基本的に『無限の気力』『負の生命力』『生命感の喪失』『死への耐性』の4つを指し、スキルや魔法でも種族資質の効果でもないこれらの体質に干渉するあらゆる効果の影響を受けない
●『無限の気力』=文字通りの特性。気力ゲージは存在するが、如何なる理由でも決して減少しない。気力を消費して使用するスキル等のコストにすることもできるが、その場合も固定値で消費するタイプのもののみで、割合値消費タイプや全消費タイプのコストには使用できない
●『負の生命力』=回復魔法・回復効果を含む魔法の効果を受けた時、回復する代わりにダメージを受ける。ただしこの性質を持つのは魔法による回復のみで、アイテムによる回復やスキルによる回復には影響しない
●『生命感の喪失』=体感覚、特に痛覚が希薄になり、体力の自然回復が遅くなる。この痛覚無効は痛覚緩和セーフティが解除されたDO移行後も継続されており、比較して打たれ強さが上がっている
●『死への耐性』=確定死判定が存在せず、デッドエンドに際してデメリットが発生しない。死亡時に発生する3分間の蘇生猶予時間及び30分間のリスポーン待機時間(30分)の間もあらゆる行動ができ、経験値・金銭・アイテムの喪失も発生しない。ただしこの特性はあくまでFO本来の仕様であり、DO移行後に実装された自演の輪廻を回避することはできない
派生種族:《不死種》
┣《魔骨種》系
┣《霊体種》系
┗《吸血鬼》系
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●不死種 《死を超越せし者》
人間種としての死を迎えた肉体が何らかの原因で高濃度の魔力に晒されたことで負の生命力を帯びた特殊な魔物種。著しく血色が損なわれた青白い肌と体表面にうっすらと巡る薄青い魔力が特徴的な人型をしており、肉体の基本構造は素体である人間種と非常に似通っており、その能力を大きく逸脱したことはできないものの、変質した肉体には既に高い属性耐性と多くのデバフ耐性が備わっている。死属性系統の属性を中心とする攻撃・魔法を強化する他、デバフや死そのものへの耐性を持つ魔物存在としての頑強さを体現する複数の種族資質を持ち、単純な物理戦闘で高いパフォーマンスを発揮する。
種族資質:
《フェイタル・ネイバー》(0-20)
自分の死属性攻撃の威力が最大20%増加する
《ルート・オブ・ネクロマンシー》(0-20)
自分の死霊属性魔法の威力・効果が最大20%増加する
《デッドロック・ソウル》(0-20)
自分の体力が最大20%以下になった時、自分が受ける被撃硬直を無効にする
《オーラ・オブ・デッドメイト》(0-20)
自分の身体に接触した敵に体力上限の最大10%の死属性ダメージを与える
《ハイド・イン・ザ・ダーク》(0→10)
《暗闇》《夜》環境で、自分は他者にモンスターとして認識されるようになる
《アンホーリー・ボディ》(0→10)
自分が死・極死属性のダメージを受ける場合、代わりに回復として計算する
《ネガティブ・バイタリティ》(0→10)
自分が受ける全ての精神系デバフを無効化する
《エイバイオティック・ボディ》(0→10)
自分が受ける全ての生体系デバフを無効化する
《アンデッド・リザレクション》(0→10)
自分が任意の効果で蘇生した場合、自分の体力・魔力が上限まで回復する
《リターン・ソウル》(0→10)
自分が使役する不死者が体力全損した時、自分の魔力を上限の1%回復する
《デッド・リバースト》(0→10)
自分が死亡確定した時、周囲の敵に10%の確率で確定死判定を与える
種族スキル(例)
【不死者の交感】(常時展開)
周囲の不死者の数に応じて死・極死属性攻撃の威力が増加する
【伝播する絶望】(常時展開)
周囲の敵が受ける精神系デバフの付与率が上がる
【死に際の馬鹿力】(常時展開)
自分が武器を把持していない場合、腕力と物理攻撃の威力が増加する
【負蝕する瘴気】(任意起動/持続効果)
効果中、身体の一部に瘴気を纏い、その部位での攻撃に死属性を付与する
【亡者の慟哭】(任意起動/即時効果)
味方の不死者1体が絶叫し、死属性の弱い波動を周囲に拡散させる
【愚かなる従僕】(任意起動/即時効果)
自身のレベル以下の低級不死者に体力を分け与え、1体まで味方にする
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=DATA=
ステータス《不死種[Undead]》
●《基本ステータス》(=種族基本値+レベルアップボーナス値+個人振分値)
・体力:1000+[Lv]×10+α
・魔力:1400+[Lv]×14+α
・気力:―
・物理攻撃力:1700+[Lv]×17+α
・物理防御率:1200+[Lv]×12+α
・特殊攻撃力:1400+[Lv]×14+α
・特殊防御率:2000+[Lv]×20+α
・腕力:400+[Lv]×4+α
・脚力:400+[Lv]×4+α
・敏捷性能:600+[Lv]×6+α
・回避性能:600+[Lv]×6+α
・隠蔽性能:600+[Lv]×6+α
・特殊技能:α
《飛行ステータス》
・飛行時間:―
・飛行重量:―
・飛行速度:―
《基本属性耐性》
・火耐性:2
・水耐性:2
・風耐性:2
・土耐性:2
・光耐性:-1
・闇耐性:3
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○【不死者の交感】
――不死者の負の生命力は同じ不死者と共鳴し、際限なく力を増していく。
●前提:種族条件《不死種系》
●習得:《不死属性》を持つモンスターと接触する
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《攻撃強化》
●属性:《特殊属性》《極死属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分の《死属性》または《極死属性》を持つ攻撃の威力は[自分の周囲半径10m圏内に存在する自分を除く素体に《不死属性》を持つ存在の数]%増加する。
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○【伝播する絶望】
――不死の敵に対する絶望は我々の魂を無防備にしてしまう。
●前提:種族条件《不死種》系
●習得:精神系デバフを与えるスキル・魔法を使用する
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《デバフ干渉》
●属性:《特殊属性》《精神属性》
●効果:以下の効果を常時適用する。
>自分の周囲半径10m圏内に存在する全ての敵が《精神系デバフ》を付与する効果を受ける場合、そのデバフの付与率を30%加算する。
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○【死に際の馬鹿力】
――死に隣接する不死種にとってその力は極めて当たり前のものだ。
●前提:種族条件《不死種系》
●習得:最初から保有
●分類:《種族スキル》《常時展開》《常在効果》
●系統:《能力強化》《威力強化》
●属性:《物理属性》《死属性》
●効果:自分が《無手》の場合、以下の効果を適用する。
>自分の腕力と《物理属性》を持つ攻撃の威力が30%増加する。
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○【負蝕する瘴気】
――湧き上がる負の生命力は死の瘴気へと変じ、触れたものを侵蝕する。
●前提:種族条件《不死種系》
●習得:種族資質《オーラ・オブ・デッドメイト》を習得する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《魔力侵蝕》《属性付与》《デバフ》
●属性:《物理属性》《瘴気属性》《死属性》
●効果:このスキルは、自分の【負蝕する瘴気】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、自分の素体の任意の《部位》を対象に指定する。発動後、毎秒魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果中、対象となった部位に《瘴気》を発生させ、その部位の周囲に纏わせる。
¶《瘴気》は接触している素体に《生体属性》を持つ存在に“瘴気毒”デバフを付与する。
¶¶“瘴気毒”デバフが付与された存在は毎秒[その存在の体力の上限値の1%分]だけダメージを受け、瘴気毒により全ての生命力値の自然回復速度が50%減少する。
また、自分の対象となった部位を用いた攻撃によって《外傷》を受けた存在に40%の確率で“瘴気毒”デバフを付与する。
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○【亡者の慟哭】
――亡者の慟哭は瞬く間に伝播し、生ける者の死への恐怖を呼び覚ます。
●前提:種族条件《不死種系》
●習得:種族スキル【愚かなる従僕】を発動する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《属性攻撃》《デバフ》
●属性:《魔力属性》《波動属性》《冥府属性》《死属性》
●効果:このスキルは、自分が召喚した素体に《不死属性》を持つ召喚獣が存在する場合、または自分に対して《隷属状態》の素体に《不死属性》を持つモンスターが存在する場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当する任意の召喚獣またはモンスター1体を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>対象となった召喚獣・モンスターは《絶叫行動》を行い、その現在地を基点とする《冥府属性》《死属性》を持つ拡散型の波動攻撃《亡者の慟哭》を発生させる。
¶《亡者の慟哭》はあらゆる実体を透過しながら周囲半径100m圏内に拡散し、接触した全ての敵に攻撃力1000による《攻撃判定》を発生させる。この時、その攻撃によってダメージを受けた存在に“死への恐怖”デバフを付与する。
¶¶“死への恐怖”デバフが付与された存在は素体に《死属性》を持つ存在にダメージを与える場合、その《最終ダメージ》が10%軽減される。
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○【愚かなる従僕】
――魂を玩ばれても尚服従できる。それがアンデッドの恐ろしさでもある。
●前提:種族条件《不死種》系
●習得:《不死属性》を持つモンスターを100体討伐する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《デバフ》《精神干渉》
●属性:《魔力属性》《死属性》
●効果:このスキルは、自分が以下の条件[●素体に《不死属性》を持つ●そのレベルが自分のレベルより低い●体力値がその上限値未満]を全て満たすモンスターに接触している場合にのみ発動することができる。発動条件に該当するモンスター1体を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>対象となったモンスターは体力がその上限値と等しくなるように自分の体力を《吸収》する。その後、そのモンスターに自分を主とする“服従”デバフを付与する。
¶“服従”デバフが付与された存在は《服従状態》となり、その主に限定因子《服従の霊咒》を持つスキルカウンターを3個付与する。
¶¶《服従状態》となったモンスターは自分に追従し、その命令を可能な限り実行する。この時、そのモンスターが命令を完了する度にその主に付与されている限定因子《服従の霊咒》を1個破棄する。そのモンスターの体力が全損した場合、または主に付与されている限定因子《服従の霊咒》を持つスキルカウンターが全て破棄された場合、《服従状態》は解除される。
“服従”デバフは《服従状態》が解除された場合解除される。
この効果が適用されたモンスターの体力が全損した場合、そのモンスターは消滅する。このスキルの効果で“服従”デバフが付与されているモンスターが存在する場合、自分は【愚かなる従僕】を発動することができない。
Tips:
※[種族資質]の項目の記号“-”は資質レベルが高い程効果が上昇し、記号“→”は資質レベル最大で適用される




