お風呂2
ゆっくりと頭を冷やそうと思い、結果冷めるどころか思い出しで頭が赤くなったが、お湯にのぼせたとリリアは思っているらしい
素直って、怖い
「…………………。冷えちゃいますね。体を洗いましょう。」
「う、うん!!そうだね!!」
内心を悟られないように頑張って返事をして、結果かなりテンパってることが自分でも理解できた
「じゃ、じゃあ!!先に私が洗うね!!」
「えっ?私が洗ってあげますよ?」
「…………ちなみに拒否権は?」
「…………………、い、嫌なんですか………?」
涙声と涙目とお風呂のトリプルパンチで、頭が真っ赤になりました
「嫌じゃないよ!!それなら先に私が洗ってあげるね!!」
「ありがとうございます♪」
目に見えて嬉しそうなリリア
素直に椅子に座って、待つ
「えーーーーーーーっと………?」
洗わなきゃいけないんだよね?
それにはまず、石鹸で泡立てて、それを全身に塗らなきゃいけないんだよね?
な、難易度高………くないか。
実際、何度か体は拭いてあげたし、拭いてもらった
それに比べれば…、うん。やっぱり高いよ!!
「………うぅ、クシュン。」
リリアが小さくくしゃみをしてしまった
しまった、時間をかけすぎてしまった
リリアの肌が白くなって鳥肌が立っている
「お、お湯かけるね。」
こうなってしまったら、もうやるしかない
私はお湯を汲んで、1度タオルに浸してからリリアの背中にかける
ざざぁ~っとお湯が流れ、すこし赤みを帯始め、鳥肌も収まったように見える
私にもお湯をかけて、石鹸を泡立てて、濡らしたタオルにつける
泡つきタオルで背中を優しく擦る
「………………はぁ、……気持ち良いです……。」
「う、うん、ありがとう。それじゃあ、手を洗うからすこし伸ばしてね。」
右腕、左腕と、丁寧に洗う
して、きた
「ま、前も洗う………?」
「はい、お願いします。」
出来れば拒否して欲しかったな…。断られたら凹むんだろうけど…。
「それじゃあ、洗うね、」
タオルを1度洗い、もう一度泡立ててから後ろから抱き付くように洗う
リリアの背中と、私の体がピッタリと重なる
一瞬フリーズした私だが、リリアは嬉しそうなので洗うのを続ける
首の辺りから、私よりも少しだけ大きい、本当に些細な差なのだが、そのせいで谷間が出来る間をタオルで撫でるように洗い、
少しだけ大きい胸も洗う
少し強く擦ると、優しく沈む弾力
まるでマシュマロみたいだな…っと思い、自分のを…………考えるのはやめた
先程リリアに摘ままれたお腹を仕返しと摘まもうと思ったが、リリアのお腹は無駄な肉が全くない
あるのはピッチリとした筋肉のみ
とてもじゃないが摘まめない
上は有るくせに…!!
お腹を通りすぎて、下の部分はリリアに任せて、お湯を汲みに行く
やっぱりドキドキしているのが解る
いつの日か、馴れる時が来るのだろうか……。
来たら来たで問題か…
「お湯かけるね、」
お湯をダバーっと2回ほどかけて、泡を流し落とす
「頭にかけるね。」
「お願いします。」
頭にもお湯をかけて濡らし、シャンプーを頭にかける
もちゃもちゃと泡立てて、髪を洗う
もちゃもちゃと泡立てて、髪の毛に浸透させてからお湯で流す
泡が落ちて、髪がトロっとなり、手に絡まる
トロトロと流れるシャンプーを手で洗い流しながす
肩より長い髪の毛なので、すこし時間はかかってしまったが、綺麗になった
もう一度髪にお湯を当てて、終了
「ありがとうございます♪次は私ですね!!」
有無を言わせないその態度に、私は頷くしかなかった
2回上げると言ったのに、すみません。
本当は二話だったのですが、一話にまとめました。




