表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者が女だと駄目ですか?  作者: 黒犬神
各々の冒険
93/242

お風呂2

ゆっくりと頭を冷やそうと思い、結果冷めるどころか思い出しで頭が赤くなったが、お湯にのぼせたとリリアは思っているらしい


素直って、怖い


「…………………。冷えちゃいますね。体を洗いましょう。」


「う、うん!!そうだね!!」


内心を悟られないように頑張って返事をして、結果かなりテンパってることが自分でも理解できた


「じゃ、じゃあ!!先に私が洗うね!!」


「えっ?私が洗ってあげますよ?」


「…………ちなみに拒否権は?」


「…………………、い、嫌なんですか………?」


涙声と涙目とお風呂のトリプルパンチで、頭が真っ赤になりました


「嫌じゃないよ!!それなら先に私が洗ってあげるね!!」


「ありがとうございます♪」


目に見えて嬉しそうなリリア


素直に椅子に座って、待つ


「えーーーーーーーっと………?」


洗わなきゃいけないんだよね?


それにはまず、石鹸で泡立てて、それを全身に塗らなきゃいけないんだよね?


な、難易度高………くないか。


実際、何度か体は拭いてあげたし、拭いてもらった


それに比べれば…、うん。やっぱり高いよ!!


「………うぅ、クシュン。」


リリアが小さくくしゃみをしてしまった


しまった、時間をかけすぎてしまった


リリアの肌が白くなって鳥肌が立っている


「お、お湯かけるね。」


こうなってしまったら、もうやるしかない


私はお湯を汲んで、1度タオルに浸してからリリアの背中にかける


ざざぁ~っとお湯が流れ、すこし赤みを帯始め、鳥肌も収まったように見える


私にもお湯をかけて、石鹸を泡立てて、濡らしたタオルにつける


泡つきタオルで背中を優しく擦る


「………………はぁ、……気持ち良いです……。」


「う、うん、ありがとう。それじゃあ、手を洗うからすこし伸ばしてね。」


右腕、左腕と、丁寧に洗う


して、きた


「ま、前も洗う………?」


「はい、お願いします。」


出来れば拒否して欲しかったな…。断られたら凹むんだろうけど…。


「それじゃあ、洗うね、」


タオルを1度洗い、もう一度泡立ててから後ろから抱き付くように洗う


リリアの背中と、私の体がピッタリと重なる


一瞬フリーズした私だが、リリアは嬉しそうなので洗うのを続ける


首の辺りから、私よりも少しだけ大きい、本当に些細な差なのだが、そのせいで谷間が出来る間をタオルで撫でるように洗い、


少しだけ大きい胸も洗う


少し強く擦ると、優しく沈む弾力


まるでマシュマロみたいだな…っと思い、自分のを…………考えるのはやめた


先程リリアに摘ままれたお腹を仕返しと摘まもうと思ったが、リリアのお腹は無駄な肉が全くない


あるのはピッチリとした筋肉のみ


とてもじゃないが摘まめない


上は有るくせに…!!


お腹を通りすぎて、下の部分はリリアに任せて、お湯を汲みに行く


やっぱりドキドキしているのが解る


いつの日か、馴れる時が来るのだろうか……。


来たら来たで問題か…


「お湯かけるね、」


お湯をダバーっと2回ほどかけて、泡を流し落とす


「頭にかけるね。」


「お願いします。」


頭にもお湯をかけて濡らし、シャンプーを頭にかける


もちゃもちゃと泡立てて、髪を洗う


もちゃもちゃと泡立てて、髪の毛に浸透させてからお湯で流す


泡が落ちて、髪がトロっとなり、手に絡まる


トロトロと流れるシャンプーを手で洗い流しながす


肩より長い髪の毛なので、すこし時間はかかってしまったが、綺麗になった


もう一度髪にお湯を当てて、終了


「ありがとうございます♪次は私ですね!!」


有無を言わせないその態度に、私は頷くしかなかった





2回上げると言ったのに、すみません。

本当は二話だったのですが、一話にまとめました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ