入れなかった
入れなかった
「申し訳ございませんが、少々お待ちいただいてもよろしいでしょうか?」
先程リリアに怯え…………。なひとが今戻ってきてそう言った
私達はようやく、王都へ入れる…と思っていたときにこれだ。
「んーー、どの様なご用事でしょうか?」
ただの時間稼ぎとかなら嫌だな…。もしそうなら徹底的に嫌われていると見て間違いないだろう
「いえ、その…………。王がお会いしたいそうなんですが……。」
「王様が?」
それって、不味くない?
大抵の王様って…、
『私が正義!!私が国で、法律で、神である。崇めよ!!』
のタイプなら…………、困るな…。
無理矢理何かの仕事を押し付けられたりしたら嫌だし、魔王を倒せ…とかも嫌だ
私はのんびりしたい
「今日はもう遅いですし、1度休みたいと思っていたのですが…。」
「そっ、そうでしたか!!それならすぐに宿を手配いたします!!」
慌ててまた外にでる男のひと
これで面会は先伸ばしになったかな?
「王様かぁ……、悪いひとじゃなければ良いな……。」
「そうですね。もしそうなら、絶対に守って見せますからね!!」
本当に………、ヒモだなぁ……。
何かしらの行動をしなければ…!!
「と、とりあえず、今日は休もう。手配してくれてるみたいだし、ゆっくりしようか。」
「そうですね…。久々に飛んだので疲れちゃいました!!いいえ!!まだまだ行けますよ!!」
「どっちやねん。そう言えば、何も言わずに飛び出しちゃったな…。明日は1度戻ろうか。ホテルのチェックアウトもしなきゃだし。」
「そうですね。2人にも挨拶していきましょう。」
ドランさんと、アリスちゃん。何となく懐かしい
「そのあとは………。家を買ったんだから、家具かな?」
「大変そうですね。でも、楽しみです!!」
「元気一杯だね。どうしたの?」
「えへへ、秘密です♪」
か、可愛いぞ。嫁にしたい。
養われてるのは私だけどさ…。
暫くすると、男のひとが帰ってきて、宿に案内されることに
リリアが元気な理由→今まで失敗連続だったけど、ハルナが誉めてくれたから。
失敗例→お湯が爆発
失敗例→お湯が大爆発




