リリア凄い
自分達の番がくる
こちらへどうぞされる
言われた部屋に入る
すごい、豪華です
「この度は、我らが王都へようこそ。誠心誠意歓迎をさせていただきます。」
そんなことを言いながら、メイドさんがゾロゾロとやって来た
おおよそ、20名ほど
「リリア、なんでこんなに歓迎されてるのかな?」
「さぁ?もしかしたら、太らせて食べるつもりなのかもしれません。」
わりと真面目そうにそう言うリリア
心なしか、皆怯えているようにも見える
「今回はこの王都へどのようなご用事でしょうか?」
「え~っと、家を買いました。」
「えっ?家ですか?」
何故かメチャクチャ驚かれた
「…………。失礼を承知の上で、聞きたいのですがよろしいでしょうか?」
「あ、はい。どうぞ………。」
なにを聞かれるんだろ?失礼って事は……。うん。あぁいうパターンなら即刻殴る
………。最近、暴力思考になりつつあるね。反省しよう
「それでは、…………。魔王様でよろしいでしょうか?」
「たいへんよろしくないです。」
なにがどうなって魔王なんですか…。
「そのお方は、ドラゴンなのですよね?」
「まぁ、そうですね。フレアドラゴンのリリアです。」
「フ、フレアドラゴン!?災害級のドラゴンじゃないですか!?」
災害級!?なにそれ聞いてないよ!?
リリアを見ると、笑顔でした
可愛いぞ
ちがう、そうじゃない
とりあえず、解ることは………。
リリアって凄いんだ…。




