表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者が女だと駄目ですか?  作者: 黒犬神
各々の冒険
83/242

何を買う?

起きてから、リリアと今日の予定を話し合った


「お金は当面大丈夫ですよね。今日はどうします?」


「当面、て言うか……。暫く大丈夫だよね…。」


剣を売ったときのお金で、テントを買ったときの差額分の金貨100枚がまだある。


暫くどころか、数年は大丈夫なんじゃないかな?


「そうなると……。服ですか。」


「も、もう、良いよ。服は……。」


昨日もたくさん見たじゃん


リリアはショボーンとしながら此方を見るが、ダメですよ。


「でも、稼ぐのは暫く良いとして、それなら何をするべきかな?」


「家でも買います?ずっとここに居るわけにもいかないですし。」


「い、家か………。」


家ですか。いきなりスケールが大きくなったな…


でも、確かに1日銀貨2枚かかっているのを考えると、家も買った方が良いのかな?


お金は有るし………。はい、寄生虫ですよ。悪かったね。


ベットで悶々として、ふと振り返ると


「2人の、家か………。」


そこには、幸せそうな笑顔を浮かべる1人の少女が居た













「此方の土地などは如何でしょうか?」


「と、土地ですか………。」


またもやリジンさんのお店にやって来た


いや、だってさ。あんなに笑顔を浮かべていたら断れないじゃん。


私のお金じゃ無いけどね!!


「治安の良い、小さな家が欲しいのですが…………。」


「治安が良いといえば、王都が一番でしょうか。」


「王都?」


「はい。王都の物件なら、此方の………。」


リリアが真剣に話を聞いているのを横目に、今更ながらこの世界は王様が統治していたと言うことに気がついた


王様かぁ……。どんな人なんだろ?


王様と言えば、筋肉ムキムキで、戦闘大好きな人か


それとも、おデブで女性を蔓延らせるそう言うパターンか


○○屋、お主も悪よのうのパターンか、あれ?あれって王様じゃ無いか。


まぁ、どっちにしろ関わりになることはないか


「ハルナさん。どうでしょう?買っても良いですか?」


「ん?良いんじゃない?」


返事を振られて、ついそのまま頷いてしまった


「ありがとうございます。それではこちらへ……。」


トントン拍子で、マイホームを購入することになりました




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ