《黒犬》《ドラン》飯
「お、美味しい♪」
「ん。そうだな、旨い。」
俺達はケーキ屋に来ていた
朝、女性オンリーだったこの店は、夜になるとバー兼ケーキ屋を営むようで、男も入れるようになっていた
アリスはイチゴのショートケーキを食べる食べる食べる…………。
「お代わり!!……………。良いですか……?」
「はいはい、たーんとお食べ。」
「わーい!!それじゃあ、チョコレートケーキをください!!」
アリスが店員に注文をすると、店員も笑顔で持ってきてくれる
「それにしても、甘い………。」
「ムニュ、ムニュ、けーきだよ?どらん。」
「飲み込んでから話せ。落ち着いてから話せ。」
「ん、食べりゅ~。」
?なんか変だな、こいつ?
「まぁ、良いか。すまんが、コーヒーをくれ。」
「ん!!甘さ三倍ココアもください!!」
アリスが速攻で店員に注文する
金はまだ有るけど、この調子で金を使ったら1ヶ月持たないな
「明日は二人に会うぞ。」
「二人って、リリアさんとハルナさん?」
「そうだ、それが終わった次の日はクエストでも受けてみよう。」
「は~い!!それじゃあ、ココアパンケーキをひとつください!!」
まだ食べるのか……。
「三分間待ってやる!!」
お湯を注いで、三分間放置プレイを噛ました俺
「カップラーメン!!そう言えば食ってねえ!!あと2分と38秒、37秒、36秒、……………………。」
俺はテーブルにカップラーメンを置いて、待つ
『こちら2ー1、ポジション1に着いた。』
『こちら2ー2、ポジション2に着いた。』
『こちら2ー3、ポジション3に着いた。』
『了解だ、そこで待機しろ。』
『2ー1隊長、了解。』
俺達はビルの屋上に着いた、
ターゲットは不審な男
今日だけで、100人以上の行方不明者が出た
その全てが、男が接触した瞬間に限っている
なにがあったかは、解る
刺されたんだ、解っているんだ!!
監視カメラの映像は、くっきりと男がやった行為が写っていた
男が包丁を取り出し、人を刺した
刺したんだ、しかし、刺された人は皆、消えた
ポリゴンになって消えた
「どうなってんだ……。糞が。」
『こちら1ー1、ポジションに着いた。』
『1ー2、裏口、着いた。』
『3ー1、近隣の住民の避難完了。』
『了解だ、総員、5秒後に攻撃開始。4、3、2、1、』
引き金を絞る、タマが出た
男が倒れる
『やったぞ!!1ー1、GOGOGO!!』
スコープの先が光輝き、見えなくなる
フラッシュバンだ、
光が収まった、これで、終わりだ
ドガァァァンンっ!!
『!?1ー1、どうした!!」
スコープの先が吹き飛んだ!!
「俺のカップラーメン……!!」
「っ!?何処から!!」
俺は腰のハンド…………、
「あっ、っあぁ、っちょ、あっ、………。」
なに、こ、これ、あっ、ちぃ、ち、でな、あっ、れ、おかっ、しぃ、な、んでぇ、む、ね、ない、う、さぁ、さ、さ、さ、っ、、、
「ちくしょう、カップラーメンも落ち着いて食わせてくれないのかよ……。」
俺は包丁を抜いて、軽く拭く
「んーー、でも、もう少しまともな武器が……!!おっ!?スナイパーライフル!!」
俺は地面に転がっていたスナイパーライフルを持つ
「いよっしゃぁ!!これで仕事が楽になる!!これ、貰うぜ。代わりにカップラーメンの事は許してやるよ。」
俺はスナイパーライフルを舐めるように見つめる
「ふぅ……、1度は持ってみたかったんだよな………。試し打ちすっか!!」
俺はボルトを操作して、薬室内に弾を送り込む
「うおぉ、おぉ!!、、?……………。」
…………、腹へった
「先に飯にしよ。」
俺はビルから飛び降りて、適当なコンビニをめざして走り出す
ドラン編だけであげようと思ったら短すぎたので、黒犬編と合併しました
昨日は間違えてUPしてしまいました……。すいません…。




