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勇者が女だと駄目ですか?  作者: 黒犬神
各々の冒険
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食事

「夜だよ……。」


「えへへ、ごめんなさいです♪」


先程まで明るかったのだが、もう暗くなり、道には明かりが点り始めた


「これからどうする?出来ればあんまり動きなくない……。」


「ご飯にします?お背中流します?それとも、わ・た、「ご飯にします!!」……。」


リリアの言葉を遮り、昨日も訪れたレストランを目指すことに、




レストランは、程よい混み具合だった


「空いてる席は………、彼処、空いてるね。」


「今日は何を食べましょうかね……。」


私は昨晩は、白身魚のムニエルを食べた


美味しかった


「う~ん、今日もムニエルで良いかな。また食べたいと思ってたし。」


「それじゃあ、私もそれを食べます!!お揃いで!!」


「うん、それしゃあ、すみませ~ん。」


私は店員さんに注文をした







美味しいものは、分け合ったほうが美味しい


でも、それが各々にあるなら、それはそれで良い


「む!!美味しいです!!」


「ね~、美味しいね♪」


自分が好きなものが、好きな人も好きだと言うなら、嬉しいのは当然だろう


「ムニムニムニエル♪ムニエル♪」


「は、速い!!」


口を動かしながら、食べる食べる


見る見るうちに皿の上の魚がなくなる


「……………………あう、……………。」


「少し食べる?」


「食べます!!」


即答だった


私はフォークで刺したムニエルをリリアの口に持っていく


「はい、ア~ン♪」


「ア~ン♪ムニエル♪」


食べる食べる食べる食べる食べる…………………。


「はっ!?無い!!」


「美味しかったです!!」


楽しくなってつい、切っては口に運び、切っては口に運びを繰返し、お皿の上が綺麗に消えてしまった……。


「まっ、良いか。ごちそうさまでした。」


「ごちそうさまでした!!」


私達は代金を支払って外に出た







次回も食事会の予定。


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