不機嫌リリア
服屋かぁ……。
そう言えば私が今着ているのも、あの小屋で手に入れた物だし…、外で戦うならそれ専用の物を買わないといけないな
しかし、今回の目的は防具や剣を買うこと、ドランさんには悪いけど、
「手伝いたいのも山々なんですが…、これから装備を買い に行こうと思ってたんです。」
「装備?」
「まだ何も持ってなくて…。」
「それなら明日買いに行かないか?俺ができる限りサポー トするぞ。解るか?性能とか、利点とか?」
そう言えば、私は1度も鎧なんて着たことがないし、着る予定もなかった
「リリアもそれで良い?」
「ハルナが良いなら………。」
「それじゃあ、付き合いますよ。」
「助かる。んで、最初の問題なんだが…、店が何処にある か解るか?」
リリアにも確認を取って、私達は3人でお店を探すことにしたのだが…
「回りから良くない気配を感じます……。」
「そうだな。これは嫉妬と嫉妬を足して2倍した感情だ。覚えておくと良いぞ。」
「嫉妬よりも質が悪い!!でも、こんな感情向けられる理由が解らないんですけど…。」
通りを歩くとき、回りから沢山の視線を浴びる
「安心しろ、多分この感情は俺に向いてる。」
「そっか、それなら良かった………、ってなりませんよ!?」
「それは残念だ。おっ、あれじゃないか?」
強引に話を変えるように、指差した方を見ると、服屋と書かれた看板が
すたすたと行ってしまったドランさん
「どうしたの?リリア?」
「…………………………。気に入らないです……………。」
リリアが膨れっ面して、私に抗議する
「まぁ、良いじゃない。明日は買いに行こうね。」
私はリリアにそう言って、ドランさんを追いかける
「むぅ……………。そうじゃ無いのに…………。」
膨れっ面になりながら2人を追うリリアの顔は、誰が見ても不機嫌だった
本当に短くてすいません!!明日から学校なので、早く寝ます…。夏休み、終わっちゃったよ……。




