ロリコンさん
顔の赤いアリスを放置し、俺は外に出た
すると、タイミングの良いのか悪いのか、記憶に新しい二人を見かけた
「ハルナと、リリアだったか?ちょうどいい。服を買うのを手伝ってもらおう。」
一人で服を購入するのは、流石に厳しい
買えなくはない、しかし、それの数倍は恥ずかしい
女性が2人も居れば、なんとかなるだろう
「すまんが2人とも、少し俺に付き合ってくれないか?」
「へっ?ロリコンさん?」
とりあえず、俺に対してロリコンと思って居ることを訂正しないとな…
私達は、町の外に出る準備をした
まず、買うのは鎧だ
「鎧かぁ……。鎧かぁ~。」
「どうしたんです?嫌なんですか?」
「着たことない。」
当たり前な話、私は1度も鎧なんて着たことがない、
男でもないし、日本の今の時代は安心安全その物
日本=世界一安全、とすら言える
そんな日本で鎧を着たことがある人なんて…、まぁ、男の人なら着たことがあるかもしれないが、女子には正に縁も縁もない
「とりあえず、お店に行きましょう。」
「うん。そうしようか。あれ?」
遠くから歩いてきた男の人に眼が止まる
あれは確か………。
「すまんが2人とも、少し俺に付き合ってくれないか?」
「へっ?ロリコンさん?」
私は心の言葉が素直に出て、男は凄く渋い顔をした
「ロリコンさんっと言う名前ではない…。私はドランと言います。よろしく。」
「はぁ、ハルナです。こちらはリリア。よろしくお願いします。」
「ちょっと、頼みたいことが有るのだが…。良いか?」
「ナンパですか?ロリコンなのに?」
リリアが私の前に出て、ズバッと言う
「断じてロリコンではない。実はな…。」
ロリコンさん、もといドランさんの話は
先程外で訓練をしていた時、モンスターに襲われ、命からがら逃げてきたが、何度かこけてしまったので服が汚れてしまった
ちょうど良い機会なので、アリスに服を買ってあげたいが一人は少し恥ずかしいので手伝ってくれないか?
っとの事、
「手伝いたいのも山々なんですが…、これから装備を買いに行こうと思ってたんです。」
「装備?」
「まだ何も持ってなくて…。」
「それなら明日買いに行かないか?俺ができる限りサポートするぞ。解るか?性能とか、利点とか?」
そういえば、情報は欠けてるな…
「リリアもそれで良い?」
「ハルナが良いなら………。」
「それじゃあ、付き合いますよ。」
「助かる。んで、最初の問題なんだが…、店が何処にあるか解るか?」
私達は3人でお店を探すことにした
ロリコンさんが一時的にpartyに参加
タイトル詐欺も良いところですなぁ…。




