食事
間違え探しをしているような気分になる
ほんの5分前まであった山は、綺麗に消えて、リリアのお腹の中へ
「むぅ♪むぅ♪」
美味しそうに食べ、最終的に全て無くなり、食べた
凄く上機嫌なリリア
「美味しかったです♪むぅ♪」
「ど、どうしたの…?」
「なんにも無いですよ~♪」
えへへっと、笑うリリア
だ、大丈夫かな?
食事を終えて、お店の出口で料金を払い、外に出る
「すこし冷えるね、リリア?」
「私と一緒なら大丈夫!!です!!」
リリアが、私の手を引いてぎゅっとなる
どうしてこの娘は一撃で落とすことを平然とやってのけるかな…。
「えへへ♪ハルナと一緒です♪」
「うん、リリアと一緒♪」
私達は、仲良く手を繋いで道を歩く
それを遠くの崖の上から見つめる二人組がいた
「仲がよろしいようで…………。」
「覗きか?クズ野郎だな。」
「それが仕事なんですけど…。」
地面に座ったまま男は双眼鏡から目を反らして
「とりあえず、明日にでも接触しようか?」
「そうだな。速い方が良いだろ。」
「ん、りょーかい。」
双眼鏡を空中に閉まって、男は立ち上がる
「所でさぁ、このまま行く?」
「日本語で喋れ。主語は?」
「このまま、イケメン、な顔のまま行くのか?って事。」
にっこり笑いながら言う男を見下ろしながら
「死ぬか、殺されるか。どっちが良い?」
「なんつー。2択だよ。んで?」
「変装くらいした方がいいかもな、それは賛成。」
「だね。男二人が美女に話しかけるなんて、ナンパに近いし。」
「んで?どうする?」
「はい!!俺、女になります!!」
「キモいな。死ね。」
「えっ?ちょ!!」
男は女になると言っていた男を崖から蹴り落とし、空を見上げる
「まったく、面倒くさいな。」
男は自分で蹴落とした男を探すために崖から飛び降りた
食事




