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勇者が女だと駄目ですか?  作者: 黒犬神
各々の冒険
42/242

食事

間違え探しをしているような気分になる


ほんの5分前まであった山は、綺麗に消えて、リリアのお腹の中へ


「むぅ♪むぅ♪」


美味しそうに食べ、最終的に全て無くなり、食べた


凄く上機嫌なリリア


「美味しかったです♪むぅ♪」


「ど、どうしたの…?」


「なんにも無いですよ~♪」


えへへっと、笑うリリア


だ、大丈夫かな?


食事を終えて、お店の出口で料金を払い、外に出る


「すこし冷えるね、リリア?」


「私と一緒なら大丈夫!!です!!」


リリアが、私の手を引いてぎゅっとなる


どうしてこの娘は一撃で落とすことを平然とやってのけるかな…。


「えへへ♪ハルナと一緒です♪」


「うん、リリアと一緒♪」


私達は、仲良く手を繋いで道を歩く










それを遠くの崖の上から見つめる二人組がいた


「仲がよろしいようで…………。」


「覗きか?クズ野郎だな。」


「それが仕事なんですけど…。」


地面に座ったまま男は双眼鏡から目を反らして


「とりあえず、明日にでも接触しようか?」


「そうだな。速い方が良いだろ。」


「ん、りょーかい。」


双眼鏡を空中に閉まって、男は立ち上がる


「所でさぁ、このまま行く?」


「日本語で喋れ。主語は?」


「このまま、イケメン、な顔のまま行くのか?って事。」


にっこり笑いながら言う男を見下ろしながら


「死ぬか、殺されるか。どっちが良い?」


「なんつー。2択だよ。んで?」


「変装くらいした方がいいかもな、それは賛成。」


「だね。男二人が美女に話しかけるなんて、ナンパに近いし。」


「んで?どうする?」


「はい!!俺、女になります!!」


「キモいな。死ね。」


「えっ?ちょ!!」


男は女になると言っていた男を崖から蹴り落とし、空を見上げる


「まったく、面倒くさいな。」


男は自分で蹴落とした男を探すために崖から飛び降りた




食事

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