夜ご飯
私はお祭りの屋台とか、そう言うのを見るのが好きだ
夜、暗くなってからも親公認のもと、友達と一緒に美味しいご飯を食べたり、屋台を回ったり、友達と会話するのが楽しかった
小学校の頃は、お祭りとあれば3日前からワクワクして眠れなかったくらい好きだった
いつもと違った雰囲気で、夜なのに大親友と話したり、ご飯を食べたり、とても楽しかった
そして今、全く違う異世界で同じように私はワクワクしていた
色とりどりの優しい光り
そこから漏れてくる笑い声
なんだか、1度来たことのある場所に要るような気分になった
「ハルナさん?」
「んっ、ごめんね。ちょっとぼ~としちゃった。」
「良いんですよ。綺麗ですね♪」
「うん。綺麗。」
私達は、近くのお店に入った
そこはバーの様なところで、テーブルを囲んで何人かが食事をして、談笑していた
私達は近くのテーブルに座って、テーブルに立て掛けてあったメニューを開く
《メインセット》
牛肉ステーキの普通セット
淡白白身魚のムニエルセット
ボスのガッツリ定食
白米セット
《サイドメニュー》
野菜サラダ
白米orパン
《飲み物》
桃水
みかん水
水
コーヒー
《追加メニュー》
お酒
春の月
夏の月
秋の月
冬の月
全種類濃いめ薄め、選べます!!
※量は変わりません!!
っと、書かれていた
「まぁ、お酒は二十歳になってからね。」
「へっ?飲まないんですか?」
「えっ?リリア年齢はいくつ?」
「秘密。って、言いたいけど、16ですよ。」
思いっきりアウトです。
「お酒は二十歳になってからね。」
「?、………。この世界は14歳からお酒は飲めますよ。」
「へっ?そうなの?」
「はい。」
「そうなんだ…。まぁ、私はなんとなくやめておこうかな…。リリアは飲むなら飲んでも良いよ。」
「ありがとうございます♪じゃあ、夏の月にでもしますか!!」
リリアは席から立って、店員を探し、近寄ってきた店員に頼む
「ボスのガッツリ定食をお願いします。」
「私は、淡白白身魚のムニエルセットをお願いします。」
「はい!!畏まりました!!」
そう言って店員は厨房に走り去る
「まぁ、あとは待つだけですね!!」
「う、うん……。」
なんだかリリア、テンション高いなぁ…。可愛いけど。
もうすぐ夏休みの終わりか…。うぅ、虚しいぜ…。




