町に到着
襲ってくる狼が減り、殆どが遠巻きに見守り初めた頃町の兵士達が異常に気がついたようで助けに来てくれた
「大丈夫ですか!?お怪我は?」
「大丈夫!!それより頑張りましょう!!」
私達は狼を牽制しながら町に向かう
町に近づいたころ、狼がUターンして去っていくのが見え、ほっと一息つく
「もう、大丈夫そうですね。早く町に行きましょう。」
「えぇ、行きましょ。」
私は最初に馬車から飛び降りてきた男が近づいて、話しかけてくれた
「本当に助かったよ。お礼は勿論させてもらうよ。」
「良いんですよ。困った時はお互い様です。」
「いやいや、お礼はちゃんとさせてもらわないと…。こう見えて私、1つの店を経営させて貰ってますので。」
そう言ってポケットから名刺の様なものを差し出して
「貿易商を営んでいる、リジン・クリスです。よろしくお願いします。」
「私はハルナです。よろしくお願いします。」
私は名刺を受け取り、握手をする
「これ、とりあえず受け取ってください。今は現金をあまり持ち合わせて居ませんので、これだけですけど…。」
「はぁ、それではありがたく。」
私は小さな巾着袋を受け取り、男は一礼を必ずお店に来てくださいね!!っと、念を押してから馬車を連れて町中に去っていた
「なにかあったんです?ハルナさん。」
「うん。助けた人からお礼を貰った。」
私は小さな巾着袋をリリアに渡して見せる
リリアは巾着袋を開いて、中にあった物をてに出す
出てきたのは、
「これ、お金ですね。」
「へぇ、紙じゃないんだ…。」
ゲームセンターの様な女の人の横顔が描かれたコインが10数枚出てきた
「銀ですね。だからこれは銀貨です。」
「銀貨……。」
シルバーアクセサリー等はいくつか持っているハルナではあるが、銀貨を見るのは初めて
リリアから受け取り、手に持ってみた感じは、少しずっしりした感じがした
私はリリアにお金を返してから、
「まぁ、なんだかんだあったけど、町に着いたね。」
「そうですね。まず、宿を探しましょうか。」
少し空が夜になり、暗くなりつつあるので、宿を探すことになった
あぁ~。短いんじゃぁ~!!
今月の24日からちょっと頑張る。




