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話
「その……友達と言うのは、何をするものなんだ?」
魔王と友達になったすぐあと、魔王は………と言うか、魔王にも名前があった
サーシャ
それが魔王の名前らしい
魔王改めてサーシャはそういうと、こちらを伺ってきた
「ん〜?友達だから特別な事をするわけじゃないわ。友達だから助け合うし、友達だから協力するってだけ。別に友達だから何かをしなければいけないってのは無いわよ。」
「そ、そうなのか……今まで友達と言うのはいなかったからな。まだ良くわからないのだ。」
そ、そうなんだ……
まぁ、私も友達が多い性格では無かったし、唯一の友達は今異世界だから会えないし。
「ここでの生活は退屈しているから、何かおもしろい話は無い……かな?」
「ん~?私もこの世界に来たばかりだから分からないや。」
「来たばかり?」
あぁ、そうだ。来てることはあまり言わない方が良いんだっけ?
まぁ、良いや。
「うん。私達は異世界人だからね。この子も。」




