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食事
部屋の中は、本当にシンプルな食卓……っと、言った感じだった
白い長机に、イスが数脚
そして、テーブルには空のお皿とフォークなどが置いてあった
「こんばんわ。さっきはごめんなさいね。あいつは飛ばしておいたから。」
「私たちの方こそ、急に押しかけたのに丁寧に対応してくれてありがとう。」
「立ち話も変でしょう?座って座って!」
そう言って席へと促される
席に座れば、ウンディーネがお盆に食事を持ってくる
「簡単な物ですが。今日はハンバーグと芋のサラダ、あとはコーンスープとご飯です。」
「うん。いつも通り美味しそう。ありがとう、ウンディーネ。」
「どういたしまして。さぁ、召し上がってください。」
「「「いただきます。」」」
しっかりと挨拶をして、食事を始める
疑ってる訳では無いわけでも無いが、お風呂中に闇討ちとうも無かったのだから、わざわざ今になって毒を使うとも思えない
現に、毒は含まれていない
相手が何を考えてるのかわからんなぁ〜
私なら、急に押し寄せた人を食事になんて招かないけど?
でも、ご飯は美味しいし、相手は美人さんだし……
なんだかなぁ……




