部屋
ノックが数回され、扉が開いた
「お待たせしました。」
「ようこそ、魔王城へ。」
先程案内してくれた女性と、まあ一人の女性
魔王様は女性だった!
「突然の来訪失礼しました。エリスと言います。」
「……………こ、こんにちは………。」
一応挨拶しとこう
「えっと……。聞きたいのだけど、ここに来たのは何故?」
「空飛んでたら有ったから来てみただけ。」
「そう、害意は無いのね?」
「まぁ、今のところは………。」
嘘は無い。
面倒な戦闘行為をするくらいなら素直に撤退する
まぁ、いつかはぶっ飛ばすけど
「そうですか。でしたらゆっくりしていってください。」
「魔王様?」
「部屋お願いします。ウンディーネ。」
「了解です。」
「あとでご飯でも食べながら会食しましょう。その前に少し休憩なさってください。」
「ありがとうございます。そうしましょ?」
彼女もコクコクと頷いて、私たちは部屋を出た
「それでは、こちらの部屋をお使いください。食事の準備が出来ましたらお迎えにあがります。」
「ありがとう。部屋からは出ないようにするわね~。」
疑われないようにそう言っておく
「はい。お願いします。」
そう言って彼女は部屋から出た




