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勇者が女だと駄目ですか?  作者: 黒犬神
エリスと少女
221/242

魔王様

ノックなしで扉が開き、一人の女性が入ってきた


「魔王さまから離れやがれこの獣がァァあ!!」


「うわぁぁ!?ウンディーネ!?」


「一度貴方は死になさい!!」


問答無用で攻撃魔法をぶっ放す彼女


私には当たらないように拝領しつつ、攻撃


この子、優秀………。


「魔王さま、ご無事ですか!!」


「ありがとう!!助かった!!助かったぁ!!」


前回も彼女に助けられた私は、真っ先に彼女の後ろに隠れる


「貴方はどうして毎回毎回魔王様を困らせるんですか!?」


「困った顔が可愛いからよ!!」


「少しは自重しなさい!!」


ガルル……とにらみ会う彼女たち


つーか、サラマンダー………。あんた何いってんの………?


「まったく、今はお客が来ているから今回だけは許します。次は魔王様が言止めても、貴方をぶっ殺す。」


「望むところよ。魔王とイチャイチャできるなら修羅の道すら怖くない。」


「その意気込みは別の所に向けなさい!!」


ほんと、何いってんの!!


真面目になりなさいよ!!


私に構うなぁぁぁ!!


「って言っても無駄なのよね……。」


「まっ、魔王様………?」


「いえ、何でも無いわ。そう言えばお客様が来てるのね。会いに行きましょう。ウンディーネ、お願い」


「私は~?」


「「ここで座ってろ。」」


地面に座り込んだサラマンダーを無視して私たちは部屋を出た


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