馬車
ガタンゴトンガタンゴトン……とエンドレスに揺れる乗り物………馬車だ
今現在俺達は隣国の第二王女の国へ向かっている真っ最中だ
ちなみに、王女は別の馬車
この中には俺とシンとアリス以外は誰も居ない
「尻尾フサフサ~!!」
「あう、尻尾、ダメ……だけど、ダメじゃないで す……。はい……。」
アリスが少女の尻尾をいちゃいちゃ触る。
たしかにふっさふっさだな。うやましい
「ドラン~。目的地まではどれくらい?」
「馬車で三日。話くらい聞いとけ。」
俺達は王女の護衛……と言う名目で王女の国へ向かっている
国の名前は、アメリカ
なんだかなーーーー。
まぁ、別に良いか
ガタンゴトン揺れながら、馬車はアメリカを目指す訳だ。
今回の目的は、俺の表向きの仕事の充実だ
表向きはトレジャーハンターとかなんとかにしているため、疑われてる
確実に疑われてる
まぁ、仕方ない
仕方ないので職を探した訳だ
んで、王女の護衛兼、相談役になった……と言うわけだ
今回、王女の目的は、人狼であるシンを味方に引き込むこと
人狼だろうがなんだろうが、仲良くしますよーーーー。と言うマニフェストなのだ
まぁ、一番上が何を考えてるかは知らんがな
王女も俺も、win-winの関係だから、俺も納得した
働きたくないが、まぁ、仕事はしとかないとな
「それじゃ、行くか。アメリカ。」
次回からは別のカップリング?の話




