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勇者が女だと駄目ですか?  作者: 黒犬神
ドランとアリス
186/242

ホテル

「そこにバスタオルが有る。服は………バスローブがここに1着あるからそれを使ってくれ。」


「あっ……はい、わかりました…。」


勿論、俺は一緒に入らない。そんな無謀はしない


からから~と音を立てて扉が閉まり、少しすると水が流れる音がするようになった



今のうちにやることやっとくか……。


まずはアリスへ連絡だな


『アリス。俺とシンは、明日そっちに戻る。』


メール的な機能をでアリスに連絡すると、すぐに返信が帰ってきた


『泊まるの?変なことしないでね。ドランは私のだよ!!』


『お前のではない。先に寝てろ。明日また連絡する。』


『了解~。』


これでよし。


今回、泊まることにした


理由は簡単。今日は帰りたくないからだ


理由になってないか?


簡単に言えば、シンを背負いながら歩くのは無理が有ると思ったからだ


重くは無いが、背中に感じるアレは正直俺の心を砕くには十分すぎる


こんなことなら対人スキルあげとくべきだったな…。こんなんあげるのはバカくらいだが…。


シンはまだかかるだろうから、することを探す


しかし、何も見当たらなかった


もう一度部屋を見回そう


→することがない

    ↓

→ただの暇人だ



「本当にすることが無いな…。」


することが無く、仕方なしに部屋の中にあるダブルベットに転がった


天井部分が鏡になってる


なんの意味があんだ?これ?






次回からシンサイドの予定。


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