奴隷2
その後もおっさんとアリスの話は続く
要約すると、
珍しい奴隷が出たのでそれを落札したい
以上
シンプルかつ、分かりやすいな…。
でも、珍しい?
「その珍しいってのはどう言うことなんだ?」
俺も首を突っ込んでみる
別に落札したい訳ではないが。
「ん、そこの看板に出てるだろ?」
指差された方を見ると、確かに看板が
今年の奴隷オークション
予定奴隷数24人
ラインナップ
剣士として役に立つ☆男奴隷
簡易の回復魔法が使える☆女奴隷
雑事等を行う女奴隷
等々、そしてそのラインナップの中でも一番上に来ているのが…
人狼☆女奴隷
「ふ~ん。なるほどね……。」
別段、この世界には獣人は珍しくない。
世界人口の2割りほどは獣人で、1割が亞人、1割が魔人でその他沢山
人間はエトセトラに入る
んで、人狼だが。
人狼は、人狼に噛まれて感染する……。って訳ではない
なら最初の人狼はどっから出てきたんじゃい!!って話だ
人狼は、生まれつきで、呪いみたいな物とされている
普通の人間同士のナニから生まれた子供が人狼だった……って言うわけだ
なんでこんなに詳しいか?おれはてんさいです
天才のスキルだ。便利便利
「ここだけの話、生まれた所で村ぐるみで虐められたらしい。」
「胸くそ悪…。」
人は、人同士ですら喧嘩するのだから、自分より弱い立場の物が居れば、わかることだ
「その時、トップで苛めてたのがあのジーさんなんだよ。まぁ、大方奴隷に落として自分が飼いたかったんだろうな。」
「胸くそ悪。」
「なんならあんたが買ってくれても良いんだぜ?ただ、あのジーさんは金持ちだし、それなりの権力も有るからおすすめはしないけどな~。」
「考えとくよ。」
買うつもりは無いが。
それだけ言うとおっさんは自分の店に入っていった
さて、馬車を借りに行きますか
感想ありがとうございます!!できる限り、期待に応えられるよう頑張りたいです!!はい!!むずかしい…、です…。




