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王様
今の話を聞いてもちんぷんかんぷんな私は、やはりリリアに丸投げすることにした
「つまり、私達は何をすれば良いのですか?」
「出来れば、何もしないで頂きたい。」
リリアが王様に聞いたが、返事はまたよくわからない返事
「つまり…………。私達が復讐しに来たと思ってるのかな…?」
「あぁ、ドラゴンと勇者か…………。」
実際問題、私達は別に復讐しに来た訳ではない。と言うか赤の他人である
だから頭を下げるのを止めて!!なんか恥ずかしい!!
「す、すみませんが…………。人違いです………。」
勇気を出して告白する
「そ、そうなのか……。それは、良かった………。」
王様はひと安心したように此方を見る
「なら、あなた達は何処から来たのか?これからの予定は?」
「よ、予定ですか…………。」
明日は買い物をして…………それからゆっくり寝ようかな…………?
そう言うと、まるで変なものを見るような目で
「か、変わった人なのだな……。」
それは酷くないですか!?王様!!
短くてすいません…。寒くなってきましたね。風には気をつけて!!




