お酒?
パンを食べたあと、することもなくゆーくり寝させられた
「ふふっ♪ふふふふふ♪」
「あの、リリア?」
「何でしょうか?」
何でしょうかじゃないよね?
今、私はベットの上に寝転がっているのだが、頭をリリアの膝の上に乗せているのだ
「何で膝枕?」
「えっ?寝顔が見たいからですけど……?」
「何で自然に言えるの!?」
普通に、何も可笑しなことはないと言わんばかりに答えるリリア
普通に不自然だよね。
「さぁ、寝てください!!さぁさぁ!!」
「寝れないよ!!あと、今寝たら夜寝られなくなっちゃうでしょ!!」
「いえ、もとより寝かせるつもりは有りません!!」
何故だ!!
「今晩はゆっくり、じっくり、まったり、ヌッチョリ行きましょうね♪」
「最後の擬音は何!?」
「いやん♪恥ずかしい…。」
顔を赤らめるリリア、あれ?こんな性格だったっけ…?
そう言えば、心なしかリリアの顔が普段よりも明るい
いや、いつも明るいけど、それよりも笑顔だ
「ど、どうしたの?リリア?」
「エヘヘ♪何でも無いですよ~。」
なんか以前もこんなリリアを見たような気がする…?
「もしかして……。お酒?」
以前、リリアがお酒を飲んだときも、なんか、ちょっと、変人だった…。
でも、お酒なんて……?
「えっ!?お、お茶?」
もしかして、あのお茶ってお酒だったの?
お酒のんだことないけど、なんだか体が暑いような………
頭が少し、暑い
「り、リリア……………。なんだか体が暑い………。」
「大丈夫ですか?それなら……。」
そう言うと、リリアが体を屈めて………?
「んっ!?ちょ……。あっ……。」
「おとなしく、………してくださいね…。」
抑えこまれるように、キスをされた
何回目なのか分からないが、多くはなかった
そのなかでも、一番長くキスを続けた
「ん、っはぁ……。落ち着きました?」
「落ち着くわけ、……ないじゃん………。」
「その気になってくれました?なら、体を楽にして……。」
顔をリリアの手で撫でられ、そっと顎の下を撫でる
「んっ……。そこ、ダメぇ……。」
「いただきます。」
その時、リリアの顔を見つめると、そこにはいつものリリアでは無く、酔ったリリアでもなく、
夜のリリアがいた
食べられた。悔しい…。
リリアはとてもお酒に弱いけど、飲むタイプ
ハルナはお酒に飲まれるタイプ




