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勇者が女だと駄目ですか?  作者: 黒犬神
各々の冒険
131/242

お酒?

パンを食べたあと、することもなくゆーくり寝させられた


「ふふっ♪ふふふふふ♪」


「あの、リリア?」


「何でしょうか?」


何でしょうかじゃないよね?


今、私はベットの上に寝転がっているのだが、頭をリリアの膝の上に乗せているのだ


「何で膝枕?」


「えっ?寝顔が見たいからですけど……?」


「何で自然に言えるの!?」


普通に、何も可笑しなことはないと言わんばかりに答えるリリア


普通に不自然だよね。


「さぁ、寝てください!!さぁさぁ!!」


「寝れないよ!!あと、今寝たら夜寝られなくなっちゃうでしょ!!」


「いえ、もとより寝かせるつもりは有りません!!」


何故だ!!


「今晩はゆっくり、じっくり、まったり、ヌッチョリ行きましょうね♪」


「最後の擬音は何!?」


「いやん♪恥ずかしい…。」


顔を赤らめるリリア、あれ?こんな性格だったっけ…?


そう言えば、心なしかリリアの顔が普段よりも明るい


いや、いつも明るいけど、それよりも笑顔だ


「ど、どうしたの?リリア?」


「エヘヘ♪何でも無いですよ~。」


なんか以前もこんなリリアを見たような気がする…?


「もしかして……。お酒?」


以前、リリアがお酒を飲んだときも、なんか、ちょっと、変人だった…。


でも、お酒なんて……?


「えっ!?お、お茶?」


もしかして、あのお茶ってお酒だったの?


お酒のんだことないけど、なんだか体が暑いような………


頭が少し、暑い


「り、リリア……………。なんだか体が暑い………。」


「大丈夫ですか?それなら……。」


そう言うと、リリアが体を屈めて………?


「んっ!?ちょ……。あっ……。」


「おとなしく、………してくださいね…。」


抑えこまれるように、キスをされた


何回目なのか分からないが、多くはなかった


そのなかでも、一番長くキスを続けた


「ん、っはぁ……。落ち着きました?」


「落ち着くわけ、……ないじゃん………。」


「その気になってくれました?なら、体を楽にして……。」


顔をリリアの手で撫でられ、そっと顎の下を撫でる


「んっ……。そこ、ダメぇ……。」


「いただきます。」


その時、リリアの顔を見つめると、そこにはいつものリリアでは無く、酔ったリリアでもなく、


夜のリリアがいた





食べられた。悔しい…。









リリアはとてもお酒に弱いけど、飲むタイプ

ハルナはお酒に飲まれるタイプ

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