《ドラン》水遊び
「わ~い♪冷たくて気持ち良い~!」
「怪我すんなよ。」
俺とアリスは町から少し離れた所にある湖に来ていた
水深は一番深いところでも2メートル42センチ38ミリメートル。ミリより下は切り捨て
目さえ離さなければ怪我をする心配も無いだろう
ここに来た理由は、水遊び等ではなく、単純に体を洗いたかったからだ
ホテルでは体を洗う習慣が無いのか、風呂場はなかった
王都へ行ってきた時には見つけたが、入るのは極々限られた者だげだったようで、目立つ
この世界に長く暮らす!?はめになったら…、家でも立てて風呂場を作るか
「………。少し冷たいけど………。」
「そうだな。《焼き尽くせ》」
水面を這うように燃やす。これで少しは温かくなったな
「ありがとう!ドラン!」
「どういたしまして。」
全く笑顔が眩しいな、こいつは
実際、何日か暮らしてみて分かったことがある
まず、自分の都合の良い記憶過去云々から、先程の魔法まで、今まで言った事と矛盾しなければペラペラと喋る
過去に話した事と矛盾した質問………をしようとしたのだが、これがまた難しい
例えば、自信の好物だが。
ケーキを食べた
↓
前回食べたのは?
↓
大分前
になり曖昧になっていて質問が続かないため断念
まぁ、精神が狂って貰っても困るので、良いけどな
今アリスが来ているのは普通の服だ
裸を見られるのは恥ずかしいと、もっともな理由だが、寝るときは下着のまま同じベットで引っ付いて寝てくる
もしかしたらこいつ黒犬なんじゃ………?と想ったが、大先生によればその可能性は0だそうだ
凄く懐いているのは、まぁ嬉しくも有り、楽でもある
これがそのうちツンデレになるのだろうか?別の意味で困るな
「ドランも泳ごうよ!気持ち良いよ!!」
「あぁ。今行く。」
立ち上がって此方に手を振るアリス
素肌に服が引っ付いて輪郭を出していて、とても危ない
ただでさえ美人………。子供だが、美人になるのは確定事項だろう。悪い大人に付いていかないように教えておかねばなるまい
面倒だ、早く帰ってこい。黒
「ド~ラ~ン~~!!」
「はいはい。今行くよ。」
帰って来るまでは、この平和も悪くないかも知れないな
昨日のアクセス回数が、前々日の半分にも行かないことに思わず涙が…。でも、これから先にかなり重要になってくる予定なんです…。決定では無いんです…。




