水遊び1
「さて、行きますか!!」
『了解です!!』
挨拶も終えて、私達は町の外へ来た
私はマントの機能を使って温度調節をすると、リリアの背中に股がった
「それじゃあよろしくね。安全運転最優先で。」
『なるほど、スピード最優先ですね!!行っきますよ~!!』
「えっ?ちょ、違!?」
ドンッ!!と言う音とともに空に舞い上がる私とリリア
「ちょおぉぉ!?」
『やっふぅぅ~!』
あぁ、今私は風になってる……、
記憶が飛んで居るため、カット
グロッキーになる空の旅が中盤に差し掛かる頃、私とリリアは1度休憩に降りた
「ふぅぅ……。冷たい~。」
「はぁ~。気持ち良い~。」
降りた所には、少し大きめの湖が有り、そこで軽く水遊びをしながら休憩を取っていた
服は予備の物を一式…。と言うかバニーガールを着させられた
折角持っているんだから、是非と。
まぁ、バニーガールの衣装はどことなくスク水に似ていて、水を程よく弾く上に、見た目がスク水っぽい。うん。これはスク水だ。そうなんだ!!
流石にウサミミは着けていないが、それでも幾分か恥ずかしい
リリアはリリアで普通に私服のまま湖を泳いでいた
リリアは炎の魔法のひとつで、体温をバカみたくあげる物が有るらしく、すぐに乾くと言っていた
便利だな…。
「それにしても、ここモンスター居ないなんて…。隠れスポット?」
先程空から眺めたところ、この湖の近くの森には魔物の姿は無く、荒らされた形跡もない
念には念を入れて、一応聖剣マグナムを装備し……ないで地面にほっぽりだしたけど、リリアが居るからオーケー
「行きとの時は見落としてたんだ………。ラッキーだね。」
「そうですね~。気持ち良い~。」
「うん。聞いてないよね?」
リリアはすいすいと湖を泳いでいて、時には素潜りしたり、バタフライで泳いだり、飛んだり跳ねたりしてる。凄い。
「マッピングも出来てるし、また来ようかな?」
「大賛成です~!!それより泳がないんですか?」
「ん?泳ぐ泳ぐ!!」
私も軽くストレッチをしてからリリアに続いて湖に入ることにした




