有るもの全て
どうやら最上階がホテルの飲食店になっているようだ
地球では殆どが1階にあって、………。いや、別に最上階にもあったか。
でも、大抵の場合は最上階がスイートルームだったりするから……。
このホテル、全部屋がスイートレベルだよね?なら別にどうでも良いか
「こちらへどうぞ。」
シャルルさんに案内され、ホテルのテラスに出る
そこには白いシートを敷いたテーブルと、何も乗っていないお皿が何枚か積んであった
して、その隣には12名のコックさん。
笑顔でスタンバイ
「こちらがメニューになります。どうぞ。」
「あ、………。うん。ありがとう。」
席につくと、シャルルさんがメニューを持ってきてくれる
メニューの表紙は革製で、金箔か何かで文字が書き込まれている
「私は1度失礼いたします。お手洗いの方はあちらになりますので。」
そう言って、シャルルさんは下がっていった
「歓迎されてる…んだよね?」
「昨日からですけどね。昨晩はご飯を食べてないからお腹が空きました。」
リリアもメニューを開いて、料理を眺める
そこには達筆な文字で
『片っ端から作れ、っと命じてください。シェフの首にかけて最高の料理を出させていただきます。』
っとだけ書かれていた
「………有るもの全てお願いします。」
「了解しました!!」
「ちょ!?」
気がつけばリリアは素直に注文して、笑顔でシェフが営業スマイルで答え、料理に取りかかる
「大丈夫、食べれます…。いえ、食べます!!」
「うん。私が驚いてるのはそこじゃ無いよ?」
リリアはフォークを構えて臨戦態勢を取っていた。子供か!!
そして、食事が始まる…!
テストは明日で終了。そしたらもう少し長めを書こうと思います。




