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勇者ラブラ伝説~私って実はちょっと凄いんだよ?~  作者: 黒羽冥


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108/122

シーン108世界を覆う影。

私達が目指す舞台は魔界ではなくアメリスアードだったんだ。

雷武ちゃんのいう魔王とザイアックの関係。

そしてそのザイアックがいるのがアメリスアードだったからだ。


アメリスアードへ出発前。

竜王雷武……そして私達勇者軍は部隊を揃え戦いに備えていた。

すると雷武の周りには数体の魔物らしき者達が集まっていたんだ。

私は雷武ちゃんに声をかけてみる。


『ねえ……雷武ちゃんの部隊って凄いモンスター達が勢揃いしてるね!?』

『んん!?ああ……お前達が見たであろうアースドラゴンを筆頭に、元聖騎士だった猫科の精霊フェリス……そして軍人だったフェローム等……皆が……何かしら魔王ゼルドリスの野望を止める為に集まってくれた強者共だ……俺様と共に戦うには奴ら程の力はどうしても必要だからな。』


そう言い放つ雷武。

だが確かに雷武ちゃんの声がかかる者達からは

強者と分かる程の力を感じたんだ。

するとフェリスと呼ばれる精霊が私の元へとやってくる。


『ほぉ………貴様が此度勇者として選ばれし者なのか。』


それはまるで猫がふわふわと空中浮遊しているような光景……だがそれだけではなく会話というものを確かにしているのだ。


『そう……みたいだね!私はラブラ!よろしくね!』


私は笑顔で片手を差し出し挨拶をする。

するとその白い精霊猫ちゃんのフェリスは右腕をぷるぷると震わせている。


『ん〜〜~……………。』

『よろしく〜〜~!』


ふわっと飛び私の手に片手……小さな手と肉球が私の手に触れる。

私の手の中は可愛すぎるフェリスの手によって支配され。


『かわいいいーーーーーーーーーーーっ!?よろしくねえ!フェリスちゃん!?』


私はブンブンととった手を振るう。


『ぬおおおっ!?貴様突然何をする!?』


私に身体を振り回されるフェリスちゃんは叫ぶ。

そして叫ぶフェレットの姿をした精霊フェローム。


『アニキっ!?大丈夫でありますか?』

『うおおおおおおおおおっ!?だ、大丈夫じゃないぞこの娘!?』

(この僕の力を全く無視してここまで動けるとは……この娘………。)

『あははははあははははっ!?』


私はいつしか笑ってしまっていた。


『な、何を笑っているでありますか!?その手を離すのです!?』


フェリスの焦る様子を見てフェロームが叫ぶ。


『おおっ!?この娘!?おい!もうやめんかーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?』

『えっ!?』


私が手を離すと飛んでいくフェリス!!


『ばかものーーーーーーーーーーーーっ!?急に手をはなすでなーーーーーーーーーい!!』

『アニキーーーーーーーーーーーーーっ!?』


そう大声を上げながら飛んでいくフェリスちゃん………そして追いかけるフェロームちゃん。


『あーあ…………………行っちゃった。』

『勇者…………よ…………私はトーンウィング…………導きの鳥と呼ばれる存在です。』

『導きの鳥!?』

『そうです……………こうしてここに集いし勇者と竜王…………導かれここからはあの魔王ゼルドリスとその配下による世界侵略……それを止め………この世界を取り戻す為にここで立ち上がってもらいます……』


皆がトーンウィングに目を向けている。

そしてその言葉は続けられる。


『今アメリスアードには………魔王軍が集結してます………』

『『!!!???』』


皆の表情が固まる。

そしてロイズが口を開く。


『アメリスアードの状況はどうなっていますか!?』


故郷のあるアメリスアードの危機にロイズが焦りの言葉を投げかける!!

トーンウィングは繋ぐ。


『アメリスアードはこのままだと戦場になる事でしょう……そしてそれを止める為には急がなければなりません…………。』

『くっ!?』


その場から走り立ち去っていくロイズ。


『ロイズ!?』

『『ロイズ!?』』


ロイズは私達が声をかけるも飛び出していく。

すると声を上げる雷武ちゃん。


『皆の者………ここで一言言っておく……ヒューマン……そして精霊……我らが竜族の力を今こそ集結し……今こそ魔族……魔王ゼルドリスを討ち取り………世界の安定をここに宣言する!!!』

『ゆくぞ!!!!!』

『『おおおおおーーーーーーーーーっ!?』』


こうして私達はアメリスアードへと向かう事になったんだ。

アメリスアードの地。

砂煙が巻き起こり視界もままならないこの地。

やがて砂煙は落ち着き消え去っていくと………。

そこに見えたのは数々のアメリスアードの科学兵器………そして、まるで魔界なのかと思わせる魔族の軍勢の姿がそこにはあったんだ。

そこには数名の軍隊を取り仕切る者たちの姿。


『獣人王様………我が獣人軍も守備は整いました…。』

『ああ………せっかくこの戦の先陣を任された我々獣人軍……今こそザイアック様への忠義の為………立ち上がろうぞ。』


そう語った獣人王『ベノム』。

そこへ一人の男が立ち尽くす。


『貴様は………何者だ??』


その言葉に男は武具を手に構え叫ぶ。


『僕は……科学者ロイズ……この戦争を終わらせる勇者軍の一人だ。』

お読みくださりありがとうございました。




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