迷宮紹介
人物紹介の迷宮版です。
整理のために書いたので、すっ飛ばしてもらっても大丈夫です。
現時点で登場した迷宮の一覧みたいなものです(名前だけ出た迷宮も一応書きました)。
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『横浜の迷宮』
横浜市の公園内にある迷宮。出入り口は“巨岩”。
難易度は低く、初心者向けの迷宮として有名。
太郎が【モーモーパワー】を習得し、ズク坊と出会った始まりの場所。
毎年毎年、一層だけで威張り散らす新人が出てくるのはお約束。
全八層。攻略済み。
『上野の迷宮』
上野の住宅街にある迷宮。出入り口は“大木の洞”。
上の下レベルと難易度は高く、パワー系モンスターが多いのが特徴。
内部は雑草まみれで、七層からは樹海と化す。
『迷宮サークル』のホームで、十五層までは『DRT(迷宮救助部隊)』によって踏破済み。
稀に迷宮内に落ちているミミズクの羽を拾った者は、『絶対に生きて戻れる』という伝説が広まっている。
『伊豆の迷宮』
伊豆高原にある迷宮。出入り口は“ただの穴”。
一層から最下層まで、魔術系モンスターのみ出現するのが特徴。
太郎達が初めて攻略した迷宮で、ばるたんと出会った場所でもある。
昔、某魔術団の魔術師が魔術の撃ち合いに夢中になりすぎた結果、その階層を氷の世界に変えて大人達に怒られた。
全六層。攻略済み。
『岐阜の迷宮』
岐阜市の山にある迷宮。出入り口は“防空壕みたいな穴”。
日本で三番目の難易度を誇り、『迷宮決壊』の予兆が起きた場所。
最下層の十三層では、日本で初めて竜が確認された。
担当する探索者ギルドは本部に次いで大きく、やたら豪勢で『成金御殿』とも呼ばれる。
全十三層。攻略済み。
『呉の迷宮』
呉市の海岸沿いにある迷宮。出入り口は“海辺の洞窟”。
上の下レベルと難易度は高く、海なのに山っぽいモンスターばかりなのが特徴。
スコットランドの固有種と思われていたスコットフェアリーが出現する。
出入り口が風景に溶け込みすぎな迷宮ランキング、第一位。
全八層。攻略済み。
『八王子の迷宮』
八王子の駅近くにある迷宮。出入り口は“ガラスの階段”。
日本最大級の迷宮で、難易度も平均的なため多くの探索者がホームとしている。
ちょいちょい売れなくなった芸能人を見かける事がある。
全二十八層。攻略済み。
『金沢の迷宮』
金沢市のはずれにある迷宮。出入り口は“真っ赤な巨大な花”。
上の中レベルと難易度は高く、モンスターも様々なタイプが出現する。
北陸の迷宮の特徴で季節によってモンスターの出現率が大きく変わる。
『北欧の戦乙女』のホームの一つで、十四層には『門番』のダンジョンアスラが存在する。
男勝りなお姉さんにシメられた結果、オラつき尖っている若手探索者はゼロ。
『盛岡の迷宮』
盛岡市の山にある迷宮。出入り口は“岩壁の亀裂”。
日本最難関の迷宮で、並の探索者ではあっさりと命を落とす危険な場所。
ダメージを受ける魔法陣も、モンスター専用の回復の床があるのもここだけ。
ホームとして探索していたらカッコイイ(&頭おかしい)と思う迷宮ランキング、ぶっちぎりの第一位。
『黄昏の魔術団』のホームで、現在攻略を進めている。
『宇和島の迷宮』
宇和島市の海辺にある迷宮。出入り口は“巨岩”。
天井からは無限水滴、足元には浅い水たまりが広がるのが特徴。
深く潜れば潜るほどウォーターワールドと化す。
『従魔列車軍』のホームで、従魔を一目見ようと多くの見物人が担当の探索者ギルドに集まる。
全二十四層。攻略済み。
『堺の迷宮』
堺市の商店街にある迷宮。出入り口は“草むら”。
一層から最下層まで、全てが空の階層なのが特徴。
『ハリネズミの探索者』のホームで、関西圏の探索者がボスマラソンをしにやってくる。
空の階層でボス部屋以外安全なため、ただキャンプしにくるバカ多数。
全十五層。攻略済み。
『那覇の迷宮』
那覇の空港近くにある迷宮。出入り口は“井戸”。
日本で二番目の難易度を誇り、あまりに過酷な内部の環境が特徴。
『DRT』が訓練で使用する事がある。
担当する探索者ギルドの受付嬢の容姿レベルが日本一らしい。
『ベルリンの迷宮』
ドイツのベルリンにある迷宮。出入り口は“地割れ”。
ヨーロッパでも指折りの難易度を誇り、探索者の資格を持っていても国から許可された猛者でないと入れない。
かつて竜が出現し、多くの犠牲者を出しながらも、人類が初めて竜に勝利した場所。




