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EPISODE:40「魔女アンドロイドの完成と誕生〜前編〜」

 魔女アンドロイドのパーツがアメダン地区に来て早くも揃い、僕たちは魔女アンドロイド研究所に来ていた。


 そして解説と研究者であるアッピーさんにその魔女アンドロイドについて詳しく教えてもらい、大まかな把握はあくしつつある。


 その中で現在、研究中であるという魔女アンドロイドに人や動物などの生き物ではないのに感情が芽生えることがあるのかについて調査をしているという。


 そのうえでアッピーさんは、僕に作成に関する確認をしてくれる。


 「もしよろしければ感情があるのかどうかについて細かく見て頂けると助かります。それで1体、作成ということでよろしいでしょうか?」


 僕は、すぐさまマリカ様に代表として意見を尋ねる。


 「武器になるらしいし、個人的には作成でもいいかなと思うんだけど良いかな?マリカ様。」


 マリカ様は、なんとも言えない表情をしながら僕に返事をする。


 「…うーん。万が一感情があったときのことを想定するとリスクありとも考えてしまうかな。まぁ、戦力になるんだろうし研究のお手伝いには貢献しておいて損はないからな。作成でええと思うよ。」


 僕はマリカ様の意見を確認した上で、アッピーさんにしっかり意見を伝えていく。


 「分かりました。それでは作成という形でよろしくお願いします。」


 するとアッピーさんが、はりきりながらこう言ってくれる。


 「ありがとうございます。それでは今日の夕方には完成予定ですので再度のご訪問をよろしくお願いいたします。」


 こうして僕たちは、一度外に出て近くに設置されている青色の横長いベンチにみんなで座ることにした。


 そしてバニアさんがここで、さきほどの魔女アンドロイドについて語り始める。


「…確かあの魔女アンドロイドって少なくともレベル100以上はあるはず。一人でも男性冒険者の人たちは、そのパーツをたくさん集めて魔女アンドロイド研究所で何体も作成してもらっている人もいることを思い出した。」


 するとメイさんがバニアさんにその話を聞いて、すごく驚きながらこう言った。


 「えっ、何体もって2体とか3体だよね?1人の男性冒険者に対して2体や3体の魔女アンドロイドのバッテリーを充電するのは大変でしょ!?」


 ここでバニアさんがズバッとメイさんに自分の意見を話す。


 「3体とかになるとそりゃ大変よね!というか2体や3体ってバニアからすれば、淋しい男性冒険者が集めてやることって思うけど!」


 そして近くを散歩したりしながら時間を潰していくと、あっという間に夕方になった。

 

 僕たちは、改めて魔女アンドロイド研究所を訪問しに行くのであった。

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