EPISODE:38「魔女アンドロイドの実態」
アメダン地区に来ていきなり強い敵であったムヘビと戦うことになり、想定外の長期戦になった。
それでも4人の力で勝利し、魔女アンドロイドパーツも全て出揃った。
だが思っていたよりも腹部パーツがエロくその件についてマリカ様は僕にイライラ気味であった。
しかし僕はちょっとエロいパーツに少しドキドキしつつあったがうまいことごまかす。
「変なことなんてするわけないじゃん。だってこれは魔女アンドロイドなんだよ。これから僕たちの1つの大きな身代わりと武器になってくれるわけだからドキドキするわけないって。」
ここでバニアさんが、怪しそうな表情をしながら僕にこう言ってくる。
「それはどうだろう。バニア、アメダン地区の魔女アンドロイド研究所には何度も行ったことあるの。それでやたらとベラベラ長々と解説してくるメガネをかけた解説員がいるの。だけど1時間くらい話につきあわされた事があったわ。その時に研究所ではアンドロイドを作成してもらえて初期設定もしてくれる。充電がないと動作しなくなるそうで、ソーラー充電もできるけど満タンになるまで2日かかるみたい。」
僕はその話を聞いて苦笑いしながら返事をする。
「話に1時間は大変だったね。ソーラー充電だと2日かかるのは困るな。戦いとかが続くと不利になりそうだし。」
バニアさんは、首を傾げて険しい表情をしながら話の続きをしてくれる。
「そうなるね。魔女や魔王との戦いだと圧倒的不利になるからね。ただ男性冒険者屋にしかできない充電法があるみたい。これからアンドロイド研究所に行って確認してみるけどね。確かバニアの記憶ではだけどキスしてあげたり色んなところを撫でまくること最短15分で充電が満タンになる急速充電技があったはず。」
バニアの話を聞いてメイさんまで機嫌が悪くなり、怒り口調で僕にこう言ってくる。
「もしそれが事実だとすれば良太さんは恋愛感情を抱きそうだね!でもまぁ、相手はアンドロイドなんだから間違っても好きになったりしないでよ!」
僕はマリカ様・メイさん・バニアさんの3人
にすごく困った表情をされながらも必死に返事をする。
「…もし仮に今の話が本当だったとしても間違ってもドキドキしたり好きになったりなんてしないって。取り敢えず出揃ったパーツを今から無くさないうちにアンドロイド研究所まで持っていきましょう!」
こうしてマリカ様たちは、なんともいえない表情で魔女アンドロイド研究所を探し歩き回っていくのであった。




