EPISODE:37「今こそ発動!」
僕はマリカ様に大きな声でしっかりと返事をしてからもう一つの武器を使う。
「エロスター今こそ発動せよ!」
ここでエロスターが発動しムヘビに対してピンクのバリアをだし、そのままムヘビにそのバリアをぶつけていく。
すると一気に3500のダメージを与え、ムヘビは、すぐさま回復スキルを連続使用するが思うように回復しない。
完全に戦闘不能状態になっているのを確認した上で僕は素早く光鉄砲で攻撃する。
「これで一気に終わらせてやる!光鉄砲2連発〜!」
ムヘビに完全命中し、体力が底をつきたため消滅した。
僕たちは見事勝利を収め、レベル94から97になり、メイさんはレベルが60から62になった。
バニアさんは22から23にそれぞれレベルアップした。
10分ほど経過すると意識を失っていたバニアさんとメイさんがゆっくりと目を覚ます。
僕は目を覚まして2人に大きな声で呼びかける。
「メイさん、バニアさん2人とも大丈夫ですか!」
先にバニアさんが苦笑いしながら小さな声で返事をしてくれる。
「毒かなんかにやられて意識失ってた?今は特に症状はないから大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。お兄ちゃん!」
メイさんは少ししんどそうな感じでありながらも返事をしてくれる。
「…戦いは終わったのかな。あたしもムヘビの猛毒にやられてしまったけどマリカ様が防御してくれたおかげで何とかなったのかな。心配してくれてありがと。」
マリカ様は不思議にしながら僕にこう話す。
「メイとバニアが意識を取り戻したのは良かったよ。だけどアメダン地区に来て森の中で早くもこんな毒ヘビに出くわすとは思ってなかったな。ここは引き続き警戒が必要で油断を許さない状況が続くね。それにしても何だか不気味で不思議。」
その話を聞いて僕は苦笑いしながらマリカ様にこう言う。
「…確かに不気味で不思議だな。今、地面に落ちている腹部のアンドロイドパーツを拾ったから、これで全部揃ったんじゃない?」
1人ずつ地道に集めてきた魔女アンドロイドパーツが全て出揃い、全パーツ再確認すると片手で持ち上がるダンベル3つ分くらいの重量感があることも分かった。
またひとつみんなの努力が報われる瞬間と言っても良いかもしれない。
そしてなぜかそれを見てマリカ様は、少しイライラしながら僕に大きな声でこう言った。
「この腹部と呼ばれているパーツには独特な構造だから胸とお尻もついてるのよ。まさかとは思うけど、これをみてドキドキしたりしてないわよね!?」




