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 結局みんなの食事を出して、1人でリビングに戻った。招待状を計算した枚数+5枚で印刷ボタンを押し、印刷される間に昨日に続き今日はチャンポンを通販した。

 地元なだけに、たまにちゃんぽんが無性に食べたくなるんだけど、どのお店にもなかったから冷凍チャンポンを買って鍋で温める。

 まあね、時間があって元気なら麺とスープだけ買って野菜と魚介は炒めるんだけどね~……最近は具もついた冷凍ちゃんぽんがあるから、本当便利だよね~。

 ここなら心置き無く音をたてれるし……くふふ。あ~やっぱりちゃんぽん美味しいね~。

 ごちそうさまでした。あ~、注文と違って洗い物が出るのはめんどくさいなとか思っちゃってる自分にゾッとする。慣れって怖いね。

 てかよくよく考えたら、コンビニにちゃんぽんあるじゃん!安いけど美味しいし、今度からコンビニにしようかな~なんてね。

 1人の時はそれでいいけど、ライアンに食べさせるときはちゃんと作ろうかな。

 てか皿うどんの方が圧倒的に作る機会が多くて、ちゃんぽんってあまり家じゃ作らなかったな~。

 ちゃんぽん麺は鍋の〆に入れるか、焼きそばにするかお好み焼きに入れるかだったもんな~……焼きそば食べたくなってきた。

 え?長崎の焼きそばはちゃんぽん麺が普通だよ?やってみて~。


「よし、印刷も出来てるし、さくさく作るよ~」


 と誰もいないけど、気合いを入れるためにあえて口にしてみた。

 まずは、貴族と平民を分けて、ちゃんと枚数分映画の時間に○をしていく。予備の分はどっちにも○をせずに避けておく。

 出来たら、まずは枚数の少ない貴族の分からさくさく折って中袋に入れて行く。出来たら封筒に入れてシールで止める。

 貴族の分が出来たら、次は平民の分を同じようにやっていく。最後に止めるシールを貴族とは別のデザインのものを貼っていく。

 貴族用はゴールドのゴージャスなやつにして、平民のはカラフルな色々な花の形のものにした。これで間違わないよね。

 あとは、それぞれの枚数で分けていく。アンドレに預ける分、騎士団魔法団の人の分(ここが貴族と平民とで入り交じってるので、実は1番めんどくさい)大工さん達の分、スタッフの分とでそれぞれ小さな紙袋に分けて入れる。

 あとはこれを明日そのままそれぞれの代表者に渡せば終了かな。スタッフのはちゃんと自分で渡すよ。


 シアタールームに戻ろうかな~……やっぱりポスターのレイアウトを考えてみようかな。

 と言ってもそれようの写真を撮ってないから、本当にざっと考えるだけだけどね。

 図書館の写真はずらっと棚が並んでる写真、キッズルームでお母さんと小さい子供が絵本を読む写真、漫画のおすすめの1ページを開いて置いている写真でどうかな?

 カフェも店内の写真、ケーキのショーケース、ショートケーキのセット、パフェ、パスタセット、ホットサンドかな~……欲張り過ぎ?

 写真屋さんは、衣装部屋、メイク風景、撮影風景、選んでるところ、出来上がりを持って笑顔の写真とか……モデルどうしよう?

 魔女の店は表と店内を1枚ずつかな。あとはアイスの屋台と、盛り付けたアイスを1枚ずつで撮り忘れは無いかな?


 え~っと、やっぱり図書館がメインで、カフェと写真屋さんで挟む感じかな。右下にミーナさんのお店と、左下にアイスクリーム屋さんの写真を置いたらいいかな?

 1番したに、辻馬車バスの各停留所と通過時間、簡単な地図を載せれば出来上がりかな?

 まあ、ぞれぞれちょっとずつ説明を入れていけば分かるよねきっと。うんうん、いい感じに出来そう。

 あとは別の紙にその月の営業日を印刷したものを隣にでも貼らせて貰おうかな。


 飲みながらノートに描いている間に、どうやら映画が終わったようで、みんなが出てきた。

 先にそれぞれに招待状を預け、ポスターの話をする。


「モデルが必要なのだな?ここにいいモデルがいるじゃないか!ふははははははは」


「いや、せっかくならドレスを着れますよ~ってしたいので、女性の方がいいかな~」


「む……つまらんな……」


「あ、でもアイスを食べる人が必要なんで、噴水の前でモデルになってくださいよ!

 あと、写真屋さんに貼る見本のモデルもお願いしますね~」


 うんうん、王族のアンドレがモデルになったら、新しいものでも受け入れられやすいはず。


「おう、任せとけ!ふははははははは」


「あ、あと、ポスターが破れたり色褪せたりしないような魔法かなにかがありませんか?」


「む?それなら掲示板自体に魔石が埋められているから大丈夫だ」


 へ~、よく分からないけど凄いな。ラミネートしなきゃかな~?どのくらいの大きさまで出来るのかな?って考えてたけど、どうやら必要なかったらしい。よかった~。


「よかったらミーナさんモデルになって貰えませんか?」


「ええ!王都の掲示板に貼られるんでしょう?恥ずかしいわ~……それに、昔の知り合いに見られて実家に連絡されても困るわ~」


「ああ……確かにそうですね……今でも見つかったら連れ戻されたりしちゃうんですか?」


「あの弟ならやりかねないわね……まあ、王都まで来るお金も無いんじゃないかしら~?」


 そっか……何かお守りになるものを考えようかな。とりあえずお店には警報器を取り付けよう。

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