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 ランチタイムが終わった後で、社員食堂のとなりにレンタルハウスを出して、ライアンのアイテムボックスで社員食堂からテーブルと椅子を運んで貰った。最後に空調魔石をつければ、こっちは完成だ。

 空になった社員食堂には、工房で使う予定のテーブルと椅子、アイロン台にミシンを出す。

 念のためと思って壁に3ヶ所つけていたコンセントに延長コードをつけ、危なくないようにコードは床に貼り付ける。

 針をつけて、糸を通して……ミシンとロックミシンそれぞれの糸を色々出しておく。押さえも色々出して、Tシャツとジャージ用の生地も出しておく。

 シルクやポリエステルや綿など、何となく気になった生地も色々出して、ビーズも色々出して、ミシンの説明書とロックミシンの本、ドレスや服の作り方の本や、ファッション雑誌も置いておく。

 トルソーを3体出して、こんな感じかな?


 カフェに戻ると、ミーナさんは荷物の整理をするために帰っていた。サマンサさんはお城の騎士達と来たらしく、帰りも同じ馬車に乗せて貰うそうで、作業が終わるまで待つらしい。

 ちなみに騎士も大工さん達も厳ついけど、騎士には助けて貰ったから怖いと思わないけど、大工さん達はちょっぴり怖いそうだ。

 ただ、他にも人がたくさんいるし、騎士達もたくさんいるから大丈夫らしい。

 てか帰るまで結構時間あるけど大丈夫かな?まあ、みんなが相手してくれてるから大丈夫かな?

 暇潰しなのか、持ってきた刺繍をしているみたいだけど、あまりの上手さに女子達が教えを乞うているみたい。

 

「貴女達もやってみたら?はい、これ材料。初心者向けの簡単な刺繍の本も置いとくね」


 やっぱり見るだけじゃなくて実際やってみたかったようで、みんな喜んでいた。いい作品が出来たら、ぜひ売ろうね……ぐふふ


「サミー、サマンサさん達のご飯ありがとね~。キツくない?大丈夫?週に何回かは私がしようか?」


「全然問題無いっす!むしろ毎日ミーナさんに会えて嬉しいっす!」


「そ、そっか……そうだよね。じゃぁサミー専用の電動トライクも今度あげるね~。移動が楽になるよね。仕事終わったらミーナさんを後ろに乗せて帰れるように、2人乗りがいいよね?」


「ミミミミ、ミーナさんと2人乗りっすか!?や、ヤバいっすね!」


「あ、でも休日とかサマンサさんも連れてお買い物に行けるように、アンドレ様と同じ3人乗りのやつにしようかな」


 あ、サミー聞いてない……何を想像してるのか、顔を真っ赤にさせて悶えている……ほっとこう。


「カレンちゃ~ん、アイスの研究どんな感じ?さすがにカフェじゃ場所も無いし、これ以上仕事増えたらパニックになりそうじゃん?

 だからあそこの写真屋さんと図書館の間に、小さい屋台を建てて売ろうと思ってる。ちなみに売り子は私ね。くふふ

 屋台だし、不定期オープンにして、ストックがたまったら開けて、開いてたらラッキーな感じで行こうかなと。

 一応6種類置けるショーケースを買おうと思ってるんだけど、6種類行けそう?」


「じゃじ~ん、これだけ作ってみたよ。バニラにマカダミアナッツ、ピスタチオ、ラムレーズン、コーヒー、ピーチ、黒ごま、紅茶だよ。

 苺の季節になったらストロベリーも出来るんだけどね~」


 おお、昨日の今日で凄いな!どれも美味しそう……


「たくさん作ったんだね!まあ、味は季節によっても色々変えて良さそうだよね!バニラとコーヒーは定番にしとこうか?男性とかコーヒー好きそうだし。

 コーンも出来る?一応屋台ではコーンで売って、カフェでは季節の果物やスポンジ生地とかと合わせてパフェで行こうかなと思ってるんだけど……」


「この本に作り方載ってたけど、ワッフル状に焼けるやつがあれば、焼いてくるくる~ってするだけで簡単に出来そうだよ」


 本当だ。ちょっと調べてみよう……あ、これだね。ぽちぽち


「わ~、ありがとう!さっそく作ってみるね!今日のオヤツはみんなでアイスパーティーにしよう!」


 宣言通り、3時のオヤツはアイスだった。発泡スチロールの箱にドライアイスを入れて、アイスの容器を入れた。

 カレンちゃんと弟子2人と私の4人でアイスクリームディッシャーで言われたアイスをすくってコーンに乗せていく。

 ……てか3人ともコーンを使う度にアイテムボックスからスッと手の中に出してる……いいな~。なんかちょっとむなしくなってきたから3人に任せてやめようかな。

 カフェの人達の次は託児所へ行く。う~ん、大分無くなっちゃったな……コーンはたくさんあるから、無くなったら大きい業務用のアイスを買おうかな。バニラだけだけど、そこは始まってからのお楽しみと言うことで。

 大工さん達は休憩でコンビニアイスを食べたことあったけど、騎士や魔法団の人達は初めてのアイスに感動していた。

 あそこで不定期で売り出すと伝えると、家族や恋人を連れて絶対来ると言っているので、アイス屋さんは大成功間違いなさそうだね!


「あ、みんなちょっといい?私、明日休もうと思ってるんだけど、ボブさん達もそろそろ休みをと思ってたんで、いっそのこと明日はみんなお休みと言うことにしていいかな?

 サミーもミーナさんとサマンサさんを迎えに行って欲しいんだけど、大丈夫?」


「あ、自分は全然大丈夫っす!任せてくださいっす!」


 みんな異論は無いと言うことで、明日は全員休みになった。と言っても、建設作業はあるので、お昼と休憩の差し入れは来るけどね。

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― 新着の感想 ―
[一言] もし現実世界を知ってたら…自転車を欲しがってただろうな…|д゜)ジー 後ろに女の子座りして貰うのは性少年の夢ですね…
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