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とりあえず洗濯を先にしようって……ぐあー！あいつまた普通に洗濯物をうちのかごに入れてってるし！私はお前のメイドか！？
っち！どうせ最新の洗濯機がしてくれるからいいけど……潔癖の人だったらいちいち分けて洗ってって大変なんだからね？私は適当人間だから一緒に洗っちゃうけどね。
てか干すのは私なんだけどね！なんで旦那じゃない男のパンツを干さなきゃいけないんだ……あんなだけど王弟だしね、人に洗って貰うのが当たり前だとは思うけどさ～……今度入ってたら自分で洗わせようっと。
まぁ、スイッチ入れて洗剤入れて終わったら干すだけなんだけどね。てかあいつの家では乾燥までやれって教えたからスイッチ入れて洗剤入れたら終わりか……
便利な世の中だよね。この世界ではまだ手洗いらしいから、なんとか洗濯機を作って欲しいな～。そうすればもっと働く女性が増えると思うんだよね。
あ、そうだ！図書館の裏に洗濯機を置いて、働く人達が使えるようにしようかな。干す場所も広めに作ったら、かなりホワイトな職場じゃない？にひひ
さて、朝御飯は簡単に済ませますか。野菜を蒸してる間に卵焼きと……あ、このお取り寄せの美味しそうなソーセージを焼いてみますか。
本当は魚が食べたいんだけどね～、どうしても部屋が臭くなっちゃうから考え中。
七輪買って縁側でビール飲みながら干物焼くのもいいよね……ぐへ、ぐへへへへ
いかんいかん、ヨダレが。あ、お味噌汁作るの忘れてた！ポタージュでいっかな。ふむ、良い感じに手抜きな庶民の朝食の出来上がり～。
ご飯を食べて洗濯物を干したら出発だ。もちろん愛車の電動トライクちゃんで。荷台部分に座席を付けようと思ったけど、いまいちしっくり来なくて結局１人用のローソファを置いてみた。
運転席の後ろに横向きに置いて固定した。これでおしゃべりしながらいけるかな～？
う……あ、暑い……日差しがヤバイ！やっぱ屋根付きじゃないとダメだったか～。でも、屋根付きのやつだとライアンには狭いんだよね～。なんか付ける？魔法で何か出来ないの？え？ライアンの魔法じゃ無理？そっか～……ちょっと考えようかな。
とりあえず日焼け対策として、このすっごいラッシュガードを買ってみようかな。
つば広な帽子？フード？にファスナーを上げれば口元まですっぽり隠れる……見た目めっちゃ怪しい人だけど気にせず着るとしよう。
家庭菜園の時も使えそうだな～、ふふふ
てか場所ちゃんと聞いてないけど大丈夫かな？あ、あそこに馬車がいるね。あの辺みたいだね～、草ぼうぼうだけどね。まぁ木が生い茂ってるよりはましかな？
「うはははは、何その格好！暑くね～？」
「思ったより日差しが強くて……魔道具で半径１ｍだけ日陰とか出来ないんですか？」
「あ～、ちょっと考えてみる。たぶん出来ると思う。
それより勇者殿、この辺いったいをこの前みたいに更地によろしく～。図書館も作るなら向かいもついでにお願いしま～っす」
まったく、勇者を便利屋か何かと勘違いしてる気がする！あ、でもライアンも体育館早く作って欲しいからノリノリなのね。ちょっと可愛い。
てかこの道周辺の草をどうにかしないとだね～……先にはライアンの家しかなかったからか、たぶん誰も手入れしてないんだろうな。
今後歩きで来る人もいるからもう少し道を広げて歩道を作って、周りを綺麗にしとかなきゃだね。
とりあえずライアンの作業が終わったら王都までの道の周りの草を綺麗に刈って貰って更地にして貰おうかな。
芝生くらいの高さの草だったらいいんだけどね～、何の草なのか私の腰くらいまであるんだよね。
あ、終わった？今度は更地にアンドレが指示を出して地縄張りをしている。
その間にちょっと出来るところまで草を刈って貰おう。私が運転してライアンにはトライクの荷台から魔法で草を刈って貰う。道路から３ｍずつくらいでいいかな？うん、いい感じ。
とりあえず王都に向かいながら刈って、今度は戻りながら草を抜いて集めていく。戻ったらちょうど地縄を張り終わって休憩中だった。草を燃やしたら終了だ。
「おお、道が綺麗になったな！夜とか１人でトライク乗って帰る時、ちょっと怖かったんだよな。このまま家の方までするんだろ？助かるわ～」
うん、もう少し低い草だったら草原の小道って感じで可愛いんだろうけどね～……腰の高さは無いよね～。
「あ、今思ったけど、ここって馬車１台分の幅しかないですよね？図書館とか作るならすれ違える幅にした方がいいですよね？」
「確かにそうだな……ちょうど良く更地にして貰ったし、明日にでも専門の職人達に来て貰うように言っとくわ～」
「うん、よろしくおねがいしま～す。歩道も作って貰うように言っといて下さい。歩いて来る人も結構いそうですよね？」
「うい～、了解。勇者殿、ここを掘る作業よろしく～」
今までの石畳と上手いこと合わせて、きっと素敵な道路を作ってくれるだろう。
帰りに家までの道の草刈りもしてもらおうっと。お、今回は何もないところに作るから水道管や下水管の作業も入るのね。
は～、やっぱり作業を見るの楽しいな～。大工さん達も早く体育館を建ててバスケがしたいようで、楽しそうに作業してるし。
てか回し読みしてるの？……そうですか。知らないところでどんどんバスケの輪が広がっているようだ。
世界観も何もかも全然違うだろーに、面白いらしい。とりあえずあと３セット位アンドレに渡して、騎士団や他の人達も読めるようにして貰おう。
