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ミニトマト、バジル、枝豆、オクラ、キュウリ、ラディッシュ、人参、じゃがいも、さつまいもを作ってみようかな。
葉物は難しそうだし、また次の機会でいいかな~。これでも結構な量よね……大丈夫かな?
お芋ちゃん達はほっといていいって書いてあるけど……本当かな?とりあえず場所を決めなきゃだけど、今日はもう眠い。
あの2人はまだDVDを見るようだ……その熱が冷めないうちに、体育館建設頑張ってね~。
ふい~眠い。でも、今日は畑作りを頑張るぞ!とは言え、耕したりなんだりはライアンにお願いしよう。
2人は……まだDVDを見ているようだ……101話だから、徹夜で見ても2日近くかかるよね……見る気だよねきっと……
あれ?ご飯?え?アンドレお城に行くの?ああ、体育館の事を棟梁に話しに行くのね。頑張ってね~。
ライアンは少し寝たら?後で畑を耕して欲しいな。よろしくね。
とりあえず畑は種類ごとにレンガで囲いを作ろうかな。ほら私ガサツだから、囲ってた方が何かと綺麗に出来る気がする!
お芋ちゃん達は大きな場所を使って、キュウリとミニトマトは支柱がいるのね。じゃぁこの辺で……人参はここでラディッシュはここ、オクラと枝豆はここで、バジルはプランターでいいかな。
う~ん……なんか寂しいな……端に果物でも植えようかな……木があったが可愛い気がする。
せっかく植えるなら好きなものがいいかな?無花果とか……キウイは難しそう。あ、レモンは?お酒に入れれるし……くふふ
う~ん、種から育てるの大変そう。苗が売ってる物は苗を買おうかな。家庭菜園に慣れたら次は種からしてみてもいいしね。うん、そうしよう。
私のモットーは、無理せず楽しく適度に手抜きする!だ。
まぁ、手を抜き過ぎて、つい楽な方楽な方と行った結果が度重なるダイエット失敗という悲しい現実なのだが……
でも、今はラッキーなことに標準体型だ!決して痩せ型では無いのは私らしいけど、サイズMだ!身長はSだけどね。
せっかくトレーニングルームも作ったし、何とか日課にして体型をキープせねば!
だったら畑も自分で耕せ?ちっちっちっ、せっかく魔法と言う便利なものがあるんだから、楽できるところは楽しなきゃ。くふふ
さてと、小枝で適当に線引いて決めた場所にレンガを置いていきますか…あ、その前に他の場所は芝生にしたいから芝生止めで囲まなきゃだね。
連結しながらハンマーで打ち込む……打ち込む……打ち込む……ぐはあ~疲れた!まだ2ヶ所しか出来てない……ちょっと休憩。
縁側に座り、プランテーションアイスティーなるものを普通に飲みながらふと前の生活を思い出してしまった。
コンビニや自販機でジュースを買うと高いからスーパーやドラッグストアーで買うようにしてたのに……外食はたまの贅沢って感じだったのに……ちょっとここに来てから贅沢しすぎじゃない?
そもそも漫画だって大人買いしまくりだし……まぁライアンのお金で本人が欲しいって言うから良いのかもしれないけど……
ちょっと金銭感覚がバカになってきてる!頑張って野菜作って節約しなきゃ!
「休憩中?この地面に埋まってるのは?」
「ライアン寝なかったの?これは芝生止めだよ。畑以外の場所は芝生にしようかと思って。
それよりさ、最近調子に乗って贅沢しすぎたな~って反省してたの。頑張って野菜作って節約しなきゃね!」
「節約?なにか欲しいものがあるのか?」
「いや、特に無いけど、プールや体育館建設でお金かかるじゃん?」
「いや、それでも全然使いきれないぞ……親が残した遺産に爵位返上で入った金に褒賞金、それに麻衣の分と合わせて年金が金貨200枚になったらしい」
うわお、2000万だってよ!ってそんなに貰ってどうすんの?これって税金から出てるってやつじゃない?うん、自分の分は断ろう。
「そんなに貰っても使えないからから、私の分は断っといて。国民のために使ってって言っといて~」
「っふ。麻衣は本当に欲が無いな……わかった、今ある分でも十分だからそう伝えとく。
本当に何も要らないのか?」
「う~ん……あ、そう言えば図書館を作れたらな~って思ってたんだった!カレンちゃんにお菓子作りの本をあげたらめっちゃ喜んでたんだよね。
この世界では本は高くて平民ではとてもじゃないけど買えないし借りれないって聞いたの。
私の世界では図書館は無料で本を貸し出してたから、借りるのにもお金がかかるって聞いてビックリしたんだ!
こっちと違って1冊銅貨1枚とか2枚だし、ちゃんと戻ってくるような魔法もあるって聞いたからどうかなと思って。
そこでカレンちゃんが作った日本のお菓子を売ってもいいしね!洋裁の本を見れば服とか小物も作れるかな?」
考え出したら色々アイデアが浮かんできて面白くなってきた。その後もライアンと一緒に畑を作りながら浮かんできたアイデアを次々話していると、あっという間に夕方になった。
畑は芝生止めの外に花壇用レンガを置いて、中を魔法で耕して貰いそれぞれに合わせた肥料を撒いて完了。1週間置かなきゃいけないらしい。
ライアンが一緒に作業してくれたので色々魔法を使いつつ、畑の周りに芝生を敷いて踏み石を置く所まで出来た!早い!
まだ何も植えてないけど、更地だった所が立派な家庭菜園になったのを縁側に座って2人でで見ながら満足感に浸っていると、部屋の中から声をかけられた。
「ただいま~。お~、花壇が出来たんだ?何植えるの?てかお腹すいた~」
っておい!何で普通にいるの!?鍵はどうした!?




