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G海軍航空隊  作者: 自宅防衛隊
オレはGだ。
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エピローグ2

最終話となります。



そして・・・。



















「実~~~~~!!」



誰かがオレの生前の名前を呼んでる。

誰だ?


「グッ・・・。誰・・・ですか???」


「実・・・。意識を取り戻したのか?」


「・・・・父さん、母さん・・・。」


「そうだ。俺たちはお前の親だ。

良くぞ帰って来たな。実。」


「今は昭和ですか?平成ですか?」


「まだ混乱してるのも当たり前か・・。

今は平成二十四年三月一日だ。」


「オレが事故に逢ったのは・・。」


「平成二十三年十一月二十七日だ。

三ヶ月も意識不明でもうダメかと思ってたぞ。」


「・・・三ヶ月・・。そうですか・・。」


田中実はGとして生きた数十年の意識も残ってた。

あの激動の時代は夢だったのか・・。

だが夢にしてはリアル過ぎた・・。

意識を取り戻した実は親に頼み色々な戦記を取り寄せた。

だがそこに残る戦史は、田中実が知る戦史だけであった。


「アレは夢だったのか・・・。」


実は暗い病室で呆然としてた。

そこへ・・。


<G、いや田中実。夢では無いぞ。>


暗い病室に突然現れたのがアノ日本で色々と助けてくれた灰色男だった。


灰色男では無いですか・・。


<実よ、お前が頑張った日本は並行世界で今も現存してるぞ。>


本当ですか?


<ウソを吐いてどうする?

お前と高野が築いた日本は別な世界で今も燦然と世界をリードしている。

無能の居ない素晴らしい国としてアジアをリードしてるぞ。>


そうですか・・。

良かった。


<お前が頑張ってくれたおかげだ。この世界はどうにも出来ぬがな。>


仕方ないでしょう・・。


<諦めるな。実。

死去した高野とも会って来たが高野も心配してたぞ。

Gの居る日本も何とか助けてくれと・・。>


努力はしますが・・。


<まあ長い付き合いとなろう。実・・。>


退院した後、田中実は父母や祖父の資産を借り、投資会社を設立。

数年後、巨額の利益を上げ日本有数の企業、G商会を作り上げる。

後年、息子達に会社を譲り地方の政治家となり一地方を過疎から救い上げたりして余生を過ごす。

そして・・彼の人生は終わった・・。



これで私の話は終わる。

息子や孫達よ。

どうか私が生きた時間と遺産を未来の日本のために使ってく・・れ・・。

田中実は長い旅を終え永劫の眠りについたのだ。


おわり・・。

これでG海軍航空隊は終わります。

別な世界の話と言う結末で許して下さい。

妄想をどこまで引っ張れるか試して見ましたが、ここ等が限界です。

それでは皆様、ありがとうございました。

タゴサク。

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