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G海軍航空隊  作者: 自宅防衛隊
オレはGだ。
44/46

日本海の波高し。

いよいよ元寇の再来です。


皇国の荒廃この一戦にあり。


かの大先輩。

世界のアドミラル・トーゴーの残した名文ですが、現在の日本海はマヂで

第二次日本海海戦となってます。


どこかの国を荒らし終わった熊の国がいよいよ日本に攻めて来ました。

我が国も世界に発信しましたよ。

勝手に非道な国に仕立て上げられたら溜まりませんからね。


「○○半島を荒らしたソ連が大量の兵士を載せ、我が国に違法侵攻しようとしてる。

まだ宣戦布告は来ていないが、放置してたら我が国はソ連に蹂躙されてしまう。

拠って世界に通達する。

我が国は非道の国、ソ連を自衛のため攻撃する。

また宣戦布告もこれと同時に行う。」


世界に向け、高野長官が発した言葉です。

毅然とした態度で発した事が良かったのか?

またスターリンが宣戦布告もしていないのに大量の兵士を載せた輸送艦、

軍艦を出撃したのが悪かったのか?>もちろん偵察写真もキチンと残してますよ。


一応、拡声器を載せた戦闘機でソ連の輸送艦に警告はしました。


ロシア語でです。ハイ。


「ソ連の皆様、○○半島までは我が国とは関わりが無いので放置してますが、

竹島、対馬沖からは我が国の領海です。

一ミリでも超えたら自衛のため攻撃を開始します。」


もちろん返事は対空砲火です。


輸送船程度には撃墜されるヘマは居ないのですが・・。

そこで我が軍は攻撃を受けた。

開戦しても良いよね?

と、言う事で・・。

始まりました。


第二次日本海海戦。

あの時は戦艦同士のドンパチでしたが、今回はそんな悠長な暇はありません。


皆殺しですよ。


「長官、警告機が対空砲撃を受けました。

拠って宣戦布告と見て攻撃を開始します。」


「ウム。全軍、直ちに違法なソ連軍に対し集中攻撃開始。

手を抜くな。

戦艦は前面に出ろ。

ロ助の鉄砲程度で穴が開く事も無い。

徹底的に凹れ。

駆逐艦、巡洋艦は輸送船を沈めろ。

戦闘機は徹底的なエアカバーだ。」


長官の攻撃命令と同時に待機してた艦艇、

航空機はロ助に対し徹底的な殲滅攻撃を始めました。


敵は手を抜いてくれません。

敵対するヤツ等に慈悲は必要ナシ。

特に今回は日本を滅ぼそうとする意思満々ですからね。

攻撃は至って単調。

戦艦が艦艇を叩き潰す。

潜水艦は徹底的に艦尾を攻撃。

立ち往生してる艦は手の空いた軍艦が撃沈。

航空部隊はエアカバーで敵の攻撃機を撃退。

そして・・。


「何だ??あの巨大な爆撃機は・・。」


敵は絶対にこう言ったでしょう。


そう・・。

富嶽の出番です。

最も富嶽は敵の根元を破壊するだけですけど。

ええ、今回は徹底的に叩かせて貰いました。

敵の親玉の居るモスクワを。

もちろんスターリンのオッサンは文句言いましたよ。

ですが知った事ではありません。

敵は陸軍の国。

海軍で叩くならともかく。

陸軍なら補給の途絶。

コレです。

いかな大兵力の軍団でも補給を途絶したら動けなくなります。

理に叶った行動ですよね。

もちろん世界にも発信しましたよ。

何故敵の首都を叩いたかね?

自分の国を滅ぼそうと大兵力を送り込む敵を殲滅してるだけの事。

日本からはアメリカ本土を攻撃する事は無かったが、今回のソ連の行動は度が過ぎてる。

拠って補給を絶つためにシベリア鉄道の徹底的破壊。

(一年では再建出来ない位破壊しました。)

首都の爆撃。

特にスターリンには頭に来てたので、クレムリンはボコボコにしてしまいました。

他には工場地帯の破壊。

etc・・。

そしたらソ連に頭に来てたドイツ、ポーランドが同時にソ連に宣戦布告。

口には出しませんでしたが、ドイツ、頑張れぇぇ、と言いたくなりました。

ドイツさん、この機会を逃せばソ連を潰せるチャンスは二度と無いと思ったのか。

徹底的に叩いてくれました。

季節は初夏でしたので、ソビエト地方の冬将軍襲来はかなり先。

ええ、イギリスさんも連合となり非道国家ソ連を潰してくれたみたいです。



日本海海戦の結果ですが、対馬に少量の兵力は上陸しましたが、

待ち構えてた陸軍に拠り殲滅。

ウラジオストック、○○半島の港、その他の大型艦艇が停泊出来る港は徹底的に破壊。

再建は当分ムリでしょう。

もちろん捕虜は取りませんよ。

ええ、貧しい国ですからね。

日本は。

後で木を食わせたとか文句を言われたら頭に来ます。


(実際に前史では米軍兵士捕虜が日本はロクなモノを食わせなかったと文句言いました。

日本軍兵士も同じモノ食べてたのにですよ。どんだけ贅沢させてんの?)


ただ数年は日本海沿岸での漁業は不可能となりました。

数万の熊が沈みましたからね。

臭くて食えません。

後に日本政府が日本海沿岸の漁業補償をしますが、それは後の事。

欧州と日本の同時攻撃となり、兵站も潰されたスターリンは真っ青です。

満州、半島と順調に殲滅出来たのに、日本の反撃がハンパでは無く、

アメリカには行わなかった首都爆撃を行うなどと、凄く驚いたみたいです。

欧州が平和だったので、スターリンさん。

ボケてしたのですか?


我が国はソ連が賠償を行い、半島、満州から手を引き、

ウラジオストックを日本に割譲するなら和平を考える。

ただし、アジアに今後も敵対行動を行うなら日本は徹底的にソ連を殲滅する。

と、脅しでは無い事を世界同時放送で行いました。

スターリンさんは涙目で、半島の事は申し訳なかったが、

日本には親善のつもりで兵を出した。


(ナニを仰る。このボケジジイ。)


日本側としては、容認出来ない言い訳ばかりするので、スターリンに今度は無警告で

首都を破壊しますよ♪と恫喝しました。

一応、前回の攻撃はモスクワのみ攻撃前にロシア語のビラで爆撃をするから逃げてネ♪と

警告しております。

スターリンさん、前回の爆撃で廃墟となったクレムリンの廃墟に怯えたのか、

日本に和平を申し込みました。

ですがドイツ、イギリスが容認しません。

当然ですよね。

赤を叩き潰せる絶好の機会です。


我が国も「仕方ないですね。友好国を裏切る訳には行きません。」、

氷よりも冷たい声で声明を世界に発し、ソ連攻撃を続行。


補給を絶たれたソ連軍は反撃も出来ず次々に順次撃破。

満州に展開してた後続軍は引く事も進む事も出来ず、やがてすべての兵士が脱走。

指揮官はスターリンから攻められ自殺。

脱走した兵士はシナに潜り込んだり気の狂った半島女と所帯を持ったりしてアジアに生息。

秋に差し掛かる頃、スターリンは旧クレムリン跡地で自殺。

対ソ戦争は幕を閉じたのです。


我が軍はドイツ、イギリスの連合軍と講和会議を行い、旧半島、満州、ウラジオストックを割譲。

旧半島の人間はそのままシベリアに閉塞。


イギリスとドイツ、ポーランドはソビエト地方を割譲分割し、

巨大なソビエト連邦はココに幕を閉じたのです。


日本がソ連を併合しても良いのにと言われましたが、我が国は太平洋の統治で忙しい。

とてもでは無いが、ソ連までは面倒は見れない。

賠償は求めないが日本に敵対する可能性のある港のある土地のみ日本に併合させてもらう。

人民は旧人民として日本人登録する事になりますが、それも後の事。

巨額な軍事費を投入した日本の戦いはココに幕を閉じたのです。






「Gよ、ようやく終わったな。」


「まさかココまでうまく行くとは思いませんでしたよ。長官。」


「元だ。オレも引退した身。」


「これで後世の日本人が嘆く事になる要素は全て消えました。

私もそろそろ引退させて貰います。」


「Gよ。本当にありがとう。

日本人としてお前にオレは感謝する。

お前に聞いたもう一つの日本の未来の話にオレは真っ青になったぞ。

ココまで落ちたのか?と・・。」


「日本、いや世界史のターニングポイントは第二次世界大戦でしたからね。

何もかもが偶然と幸運だっただけですよ。」


「今のソ連やアメリカが未来の我が国だったのだな。」


「もっと惨い結末でしたけどね。

日本は焼け野原。広島と長崎は数十年は人の住めなくなる町と言われ、

日本はB29がばら撒いた機雷で封鎖。

生き残った日本人は餓死寸前。」


「分かった。もう言うな・・。」


「それを回避させるために私はこの世界に転生したのでしょう。」


「ウム。所で話には出て来なかったが隣の・・。」


「ヤツ等は寄生虫ですよ。シナも。」


「だから放置してたのか?」


「その通りです。

国交断絶したのも難民を拒否したのも全てはヤツ等を滅ぼして貰うため。」


「可愛そうだが仕方ないな。」


「ヤツ等の子孫に日本はどれだけ苦しめられたでしょう。

勝手に渡航して来た癖に「強制連行されたニダ。」

とか言い張る嘘つきに日本はシャブられていたのですよ。」


「惨い話だな。」


「政治家も最低でしたけどね。

それも軍隊が消えたせいと思います。」


「まあ戦後は軍縮を行い、兵士も国に帰るだろう。」


「当然ですが、それでも軍は必須です。」


「当たり前だ。軍が無い国は世界の孤児となってしまうのはお前に聞いた日本と同じ。

腑抜けでは国を指導出来ぬ。」


「長官、やはり引退はせずに総理になって頂けませんか?」


「何故だ?」


「日本は無能が多いのです。特に官僚上がりとかゴロ土建屋とか。」


「フム・・。それも良いが、お前はオレの秘書をしてくれるよな?」


「長官が総理になられるなら・・。」


「ならオレと共に生きろ。」


「プロポーズされてるみたいですな。」


「フッ、惚れるなよ。」


「キモ・・・。」


オレは高野長官と笑いながら未来の相談をした。

戦後、日本は富嶽を改造した旅客機を開発。

戦闘機技術を転用した未来型鉄道、

艦艇技術を転用した船舶やタンカー。

そして戦闘機工場の下請けから発展したバイクや自動車の輸出などで、

日本は大国となった。

近隣アジア諸国も日本の下請け工場を多数作り、軍備は日本から格安で提供。

最もシナと元半島を除くが。

満州、半島地方、ウラジオストックは日本の直轄地方となる。

半島の住民は少数が生き残り、先祖を虐殺したロシアを恨む民族となる。

そして元の祖国を併合した日本も逆恨み。

だが支援してくれる国も無く、識字率も低下した事に拠り、世界一の乞食民族となる。

日本に援助しろ!!とか騒ぐが知った事では無い。

愚友は国を滅ぼしますからね。

こうして我が国は日本帝国として戦後も栄える事になった。

友好国は日本帝国亜細亜連合国に加盟し、何時までも仲良く暮らした。

一部の亜細亜を除くが。



そして・・。




次回でエピローグとなります。

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