表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/39

「コンビニ人間」 村田沙耶香

第155回芥川賞受賞作。

話題になっていた作品で、評判もいいみたいなので気になっていました。

ようやく読みましたが、うん。面白かったです。

つるっと読めました!


36歳の古倉恵子は就職も結婚もせず、コンビニのバイトを18年も続けている女性。

周囲は変化していってても、彼女は変わらずコンビニの店員のまま。

それはなぜかというと、彼女はちょっと普通じゃないから……。


けれども、普通ってなんだろうと本書は問いかけてきます。

周囲の人たちのように、結婚か就職しないと浮いてしまう。

なにか違う存在のように見られる。

でもそれって逆にどうしてなんだろう。


コンビニで働いている彼女はキラキラとして前向きに思えます。

「いらっしゃいませ!」と元気に声を張り上げ、レジの様子、陳列棚の並びのチェックには余念がありません。

18年ただひたすらコンビニの一部となり、それが彼女を正常にしてくれる。

周囲の人たちがなんと言おうが、それが自分のあり方だと貫き通す彼女はかっこいいと感じました。

それにしても、白羽という男性が作中に登場するんですが、本当いやなやつです。

でも実際にいそうなリアリティのある書き方は、やはり作者の手腕がすごいということでしょうね。


私的にはコンビニで働いていることはちっとも恥ずかしいことだとは思いません。

アルバイトも立派な仕事。

社会の一員として働いているというだけで偉いと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ