表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/121

第74話 藤堂君を好きな理由

 学校に着くと、昇降口、廊下、そして教室、あらゆるところで藤堂君は声をかけられていた。

「おはよう」

「おはよう、藤堂君」

 うちのクラスの女子も、ほとんど全員が声をかけにきたのではなかろうか。


 そんな中、私の前の岩倉さんも、藤堂君のほうを見て、声をかけようかどうしようか迷っている感じだった。だが、はたから見ると、藤堂君を睨んでいるとしか見えなかった。


 藤堂君も、そんな岩倉さんに眉をひそめて、さっさと無視して席に着いた。

「よう、藤堂、一気に人気ものじゃん」

 そう言ってきたのは、藤堂君と1年の時同じクラスだった鈴木君だ。


「1年の時も、球技大会のあと人気出たけど、あんときは、ほんの一瞬だったよな?」

 なんだか、嫌味なやつ~~~。何が言いたいのよ。頭に来て私は鈴木君を睨んでいた。すると、それに鈴木君は気がついたようだ。


「結城さん、なんで俺のこと見てるの?」

 そんなこともわかんないの?

「別に」

 私は鈴木君から目線を外し、前を向いてぶっきらぼうに答えた。


「…結城さんって、あんまり男子と話さないね。苦手なんだっけ」

 まだ鈴木君は私にからんでくる。

「そう…」

 だから、話しかけないでよ。というオーラを出した。


「藤堂もあまり、女子得意じゃないよな?話さないし。いったい、なんで2人が付き合ってるのか、いまだに俺、不思議だよ」

 鈴木君がそう言うと、藤堂君は、

「お前、邪魔。もう自分の席に戻ったら?」

と無表情な声でそう言った。


「…なんだよ。2人がなんで付き合ってるのかとか、いっつもどんな会話をしているのかとか、聞いてもいいじゃん」

「なんでお前にそんなこと、話さないとならないわけ?」

 あわわ。藤堂君と鈴木君が、喧嘩にでもなりそうな雰囲気だ。


「ストップ」

 そこに突然、割り込んできたのは沼田君だった。

「まあ、まあ。鈴木はあれだろ?司っちがモテちゃってるし、そのうえ彼女もいるんで、羨ましいんだろ?そう素直に言えばいいじゃん」


 沼田君の言葉で鈴木君は、かっと顔を赤くして、

「そんなんじゃねえよ」

と言って、その場を去ろうとした。


 だが、最後に岩倉さんが鈴木君のほうを見ていたのに気が付き、

「こっち見てんなよ。岩倉もあれだろ?藤堂のことが好きなんだろ?球技大会も具合が悪くて見学してたくせに、藤堂の応援だけは張り切っていたもんな?」

と、どうやら自分のうっぷんを晴らす相手の矛先を変えたようだ。


 岩倉さんは、カッと顔を赤くして、うつむいた。

「結城さんの携帯だって、知ってて中を覗いてたんじゃねえの?藤堂の写真見たさにさ」

「鈴木!いい加減にしろよ」


 藤堂君が怒った。だが、鈴木君はエスカレートしてしまい、

「ストーカーにでもなるんじゃないの?藤堂も気をつけろよな。モテるといろんなやつが現れるぞ」

と捨て台詞を残し、教室を出て行ってしまった。


「やっかみだよ、気にするな、司っち」

 沼田君がそう言った。ああ、沼田君。きっと黙って見ていられなくなっちゃったんだなあ。

「俺はいいよ、別に…。だけど、岩倉さんは平気じゃないだろ。あんな嘘、鈴木に言われて」

 藤堂君がそう言った。


 岩倉さんは、しばらくうつむいて黙っていたが、ガタンと突然席を立つと、

「ゆ、結城さんの携帯は、ここに落っこちてただけ。私、藤堂君の写真なんて見てないから」

と思い切り、藤堂君を睨むようにしてそう言うと、教室を出て行った。


「…」

 藤堂君は、ちょっと圧倒されたっていう感じで、岩倉さんの後姿を見ていた。

「あ~~あ」

 沼田君はため息をつき、

「司っち、気にするなよ」

となぜか、藤堂君を慰めた。


「…気にしてないよ。女子のああいう態度のほうが、どっちかって言うと慣れてる」

「え?」

 私がびっくりして聞くと、

「ああ、俺、怖がられていたから、びくびくしながら話しかけられるのもしょっちゅうだったし」

とあっさりとした顔で、藤堂君はそう言った。


「びくびくっていうより、睨んでたよな」

 沼田君がそうつぶやいた。

「う~~ん、俺、嫌われるようなことしたみたいだ。何やったんだろうな?」

と藤堂君は頭を掻いた。


 この二人は…。岩倉さんが藤堂君を好きだって、気が付いていないのか。まあ、しょうがないかな。岩倉さん、本当に睨むようにして見ていたし。

 それにしても、あんな態度をとっていたら、藤堂君に思いは絶対に届かないのに。いいのかなあ。岩倉さん。


 藤堂君をちらっと見た。藤堂君はそれに気が付き、

「結城さんは、大丈夫?」

となぜか心配してくれた。

「何が?」


「鈴木。嫌な感じだっただろ?」

「ああ、別に…」

「そっか」

「でも、睨んじゃったけど」

「え?」


「だって、藤堂君に嫌味なこと言ってるから、思い切り睨んじゃった」

「そうだったの?」

 あれ?気が付いていなかったんだ、そこも。

「大丈夫。藤堂君をあんまり傷つける人がいたら、私がやっつけるから」

 冗談でそう言ってみた。すると、藤堂君はいきなり声をあげて笑い出した。


「あははは。結城さん、それ、うける!」

 ツボにはまった?

「結城さん、たのもしい!いいね、そんな結城さんも!」

 藤堂君の笑い声を聞き、女子がいっせいに藤堂君を見た。


「笑ってる!」

「笑顔、可愛い」

「ラッキー!笑顔見れた!」

 女子の目がみんな、ハートだ。

 うわ。やっぱり、藤堂君、モテモテになってる!


 岩倉さんはホームルームギリギリになって、教室に戻ってきた。なんとなく目や鼻が赤かった。泣いていたのかもしれない。


 昼休み、雨が降っていないので、私と麻衣と美枝ぽんは中庭に行った。

「藤堂君、すんごいモテてない?」

 美枝ぽんがそう言った。

「私も、周りの女子からあれこれ聞かれたよ。麻衣って藤堂君と仲いいよね?司っちって呼んで、藤堂君怒ったりしないの?な~~んてさ」


「そうなの?」

「穂乃ぴょん、一気にライバル増えたね」

 う、そうだ。そういうことになるんだ。

「だけど、司っちは穂乃香一筋だから平気だよ」

 その言葉に私は思わず、顔を赤くした。


 お弁当を食べ終わり、ところで、藤堂君と一緒に暮らすのってどう?っていう話になって、

「温泉旅行にみんな行っちゃって、藤堂君と2人きりになりそうなの」

と2人に相談してみた。


「ラッキーじゃん」

 美枝ぽんがそう言ったので、私はびっくりしてしまった。

「何がラッキーなの?」

「だって、2人きりなんだよ?」


「大丈夫だよ。あの司っちなんだから、手なんて出さないって」

 麻衣はそう言ったが、美枝ぽんは、

「え~~。そんなの嫌だよね?穂乃ぴょん」

とわけのわからないことを言ってきた。


「私、何も期待してないよ?」

 そう言うと、美枝ぽんは、

「え~?本当?心の底では、何が起きちゃうかドキドキしてるんじゃないの?」

と私の腕をつっつきながらそう言った。


「な、何も私は」

 とか言いつつ、自分の胸に手を当てて、ちょこっと考えてみた。う、う~~~ん。どこかで期待もしているような、していないような。


 もし、手を出しちゃったら、バチンってたたいていいよって言われた。だけど、実際にそうなったら、私、藤堂君のことぶったたくなんてできるかな。

 ドキドキしちゃって、それどころじゃないんじゃないかな。

 いや、ドキドキしちゃって、ぶったたくかもしれないし。


「ゆ、結城さん」

 3人で、中庭から校舎に戻ろうとして渡り廊下を歩いていると、岩倉さんが話しかけてきた。

「え?なに?」

「け、携帯。私、本当に結城さんのだって知らなかった。藤堂君の写真が見たかったわけじゃないから」

「ああ、うん。わかってるよ?」


「え?」

「岩倉さんも、藤堂君の写真、携帯で撮っていたでしょ?」

 私が思わずそう言うと、岩倉さんは顔を真っ赤にさせた。

「岩倉さんさ~~、司っちが好きなら、それなりに意思表示したら?」

「そうそう。今朝のも見てたけど、あれじゃ藤堂君が岩倉さんに嫌われてるって思うのも、無理ないと思うよ?」


「き、嫌われてる?」

 美枝ぽんと麻衣の言葉に、岩倉さんはびっくりしている。

「そうだよ。だって、岩倉さん、藤堂君のこと睨んでいるんだもん。藤堂君、嫌われてるって思っちゃうよ」

「…」

 岩倉さんの顔は、一気に真っ青になった。


「いいの?そんなふうに思われてて」

 麻衣が聞いた。

「…で、でも」

 岩倉さんはうつむいた。


「私が藤堂君を好きだって知られても、藤堂君、嫌がるだけだろうし」

「え~~。司っちって、そんなやつ?穂乃香」

「ううん。そんなことないと思う」

「そうだよね。クールだけど、中身は優しい人だと私も思うよ」

 美枝ぽんもそう言った。


 すると岩倉さんは私を見て、

「ゆ、結城さんは美人だから。私なんて、こんなだし」

とびくびくしながら、私に言った。

「え?こんなって?」

 麻衣が岩倉さんに聞き返した。


「岩倉さん。こんなって自分で言わないほうがいいよ。それに、もっと背筋ものばして、髪型やメガネや、そういうのを変えたら、全然変わるんだから」

 美枝ぽんがそう言うと、岩倉さんは、

「いきなり変えたって、みんなに笑われる」

とまた、うつむいてしまった。


「暗いなあ」

 麻衣がそう言うと、岩倉さんはもっと背筋を曲げてしまった。

「…麻衣も美枝ぽんも、そんなふうに言わないで。なんだか私に言われてるみたいで、傷つくよ」

 私がそう言うと、岩倉さんはびっくりして私を見た。


「え?穂乃ぴょんのことなんて、言ってないよ?私」

「うん、私も」

「そうかな。私もずっと暗かったし、私なんてって思ってたし、自分に自信もなかったし、藤堂君の態度や言葉で地球の裏側まで行ってたんだから」


「ブラジル?」

「リオのカーニバルやってた?」

「冗談じゃなくってさあ」

 麻衣と美枝ぽんにそう言うと、ごめんごめんと謝られた。


「ゆ、結城さんも、自分に自信がなかったの?」

 岩倉さんが聞いてきた。

「うん。それに私、男子って苦手。どう話していいかわからないし」

「で、でも、藤堂君と話してる」


「うん。あ、でも、最近だよ。前はだんまりになってたことよくあった」

「そ、そうなんだ」

 岩倉さんは、ちょっとほっとした顔を見せた。

「そんなに暗い私、どこがよかったのかなあ」

 私がそう言うと、麻衣が、あははって笑った。


「なに?」

「穂乃香、面白いもん。けっこう司っちは、穂乃香のぬけてるとことか、しっかり見てると思うよ」

「うんうん。穂乃ぴょんの良さをわかってて、好きになってるって」

 いきなり2人に励まされた。


「そうかな」

「そうだよ」

「わ、私もそう思う」

 岩倉さんにまで、励まされた。


「岩倉さんは、藤堂君のどこが好きになったの?」

 私がそう聞くと、岩倉さんはまた、真っ赤になった。

「2、2年になってすぐ、男子にちょっとからかわれていた時があって」

「うん」

「藤堂君が、やめろよって言ってくれたの」


「司っちなら、言いそう」

「そ、それから、掃除当番で、ゴミをいっつも私が捨てることになっちゃって」

「ああ、男子がいっとき、岩倉さんにゴミ捨てさせてた時があったよね」

「あれは頭に来て、私、怒り飛ばしたんだわ。あんたらも行けって」

 麻衣がそう言った。それ、初耳だ。私ってば、さっさと美術室に行っちゃってたからかな。


 あ、そうだった。藤堂君から避けるために、教室にはなるべくいないようにしていたんだっけ。

「と、藤堂君、俺が行くよって、何回か変わってくれた」

「え?」

「だけど、岩倉さんも自分で、ちゃんと嫌なら嫌って意思表示したら?って言われた。藤堂君は優しいけど、嫌われるのが怖くて、あんまり近づけなかった」


「なるほどね。藤堂君はそういうの、しっかり言っちゃうんだね」

「うん」

 美枝ぽんの言葉に、麻衣がうなづいた。

「そういうところに、惹かれたのか~」

 麻衣がそう言うと、岩倉さんはうなづいた。


「と、藤堂君って、他の男子と違う」

「そうかもね」

 美枝ぽんがうなづいた。

「ひ、聖先輩も違ってるけど」


「聖先輩?」

「聖先輩は、女子みんなにクール。わけへだてなく、みんなに。そんなところが良かった」

「わけへだてなく優しいって言うのは良く聞くけど、わけへだてなくクールってすごいね」

 麻衣が笑った。


「でも、彼女にだけは、めちゃ優しいという噂を聞くよ」

 美枝ぽんがそう言った。

「司っちだって、そうじゃん。穂乃香にはめちゃくちゃ優しいんでしょ?」

 麻衣が私の腕を突っついた。

「え?」

 私は思わず真っ赤になった。でも、藤堂君がどれだけ優しいかは、何も言わず黙っていた。


 岩倉さんは私を見て、それからまたうつむいた。

「いいね。結城さんは。藤堂君に優しくしてもらって」

「……」

 その言葉でさらに、私は何も言えなくなってしまった。


 確かに。藤堂君は他の女子に、優しさをひけらかさない。でも、内側は誠実だし、とても優しい。なかなか表面に出ないので、みんなにそれが伝わらないだけだ。

 陸上部の後輩の子は、それに気が付いていたと思う。


 きっと岩倉さんも、藤堂君の優しさや誠実さに触れ、好きになったんだろうな。私だってそうだ。遠くから見ていたらわからなかった。

 近づいて、藤堂君を見ているうちにわかった。優しさも、あったかさも、かわいらしさも。


 怖いとか、そんなこと感じたことなかったしなあ。


 部活が終わり、駅までの帰り道、私は藤堂君の隣で、藤堂君のオーラを思い切り感じてみようと、黙っていた。藤堂君の話も、ゆっくり歩く歩調も、それにつないだ手も優しくて、やっぱり藤堂君は優しいって、そんなふうに私は感じていた。


 すると、

「結城さん、どっか具合悪い?」

と藤堂君に、いきなり聞かれてしまった。

「ううん。どうして?」

「さっきから黙っているから」

 あ、そうか。うんとか、ううんとか、そのくらいしか私は返事していなかったっけ。


「ごめん。今、藤堂君の優しさに思い切り浸っていたから」

「は?」

 藤堂君は立ち止まり、私の顔を目を丸くしてじっと見た。


「あ、あの…。なんだか、それを感じていたくなって」

「くす。なに?それ」

 藤堂君は耳を赤くして笑った。あ、可愛い笑顔だ。


「藤堂君、優しいんだもん。いっつも私、藤堂君の優しさに包まれると、ふわんって幸せな気持ちになるの。それにちょっと今、浸っていたかったの」

「じゃ、ふわんってなっていたの?」

「うん、そう」


「あはは。面白いよね?結城さんって」

 藤堂君は声をあげて笑った。ああ、その笑顔も可愛い。

 そういえば、藤堂君は声をあげて笑わないものなんだって思っていたかも。でも、声をあげて笑ったとしても、どこか品があるよね。


「結城さんといると、楽しいよ」

「え?」

「結城さんって、まだまだきっといろんな結城さんがいるんだろうな」

「…呆れるかもよ?」


「それはないって」

「でも」

「だって、どんな結城さんも、可愛いって思うし」 

 うわ。そんなことを言われ、私の顔が一気に熱くなった。


「…結城さんってさ、自分でそういうこと気が付いてないでしょ?」

「え?そういうことって?」

「可愛いってこと」

「な、何が?」


「だから、結城さんが…」

「私、可愛くないよ?」

「ね?気が付いてない」

 嘘だ。それは絶対に、藤堂君のあれだ。あばたもエクボってやつだよ。


「結城さんが、あんまり他の男子と話さないでくれて、良かった」

「どうして?」

「話していたら、結城さんの良さや可愛らしさ、ばれちゃうし」

「へ?」


「ああ、でも、結城さんのことねらってるやつは、実際にいるもんな。沢村とか…」

「沢村君は、私のことを本当に知ってるかどうかわかんないよ」

「…じゃあ、沼田」

「え?」

「…沼田は、結城さんのいろんな可愛いところを知って、好きになったんだと思うよ?」


 え?なんでそんなこと言うの?

「だけど、渡さないけどね?」

 藤堂君はそう言うと、ギュって私の手を握りしめた。

 ドキン。


 藤堂君の声も、手の力も強くって、私は心臓がドキってした。

「大丈夫。藤堂君」

「え?」

「私、藤堂君のことだけだから」


 そう私は少し小さい声で言った。藤堂君は私を優しく見つめ、また歩き出した。

「…結城さん」

 歩きながら藤堂君は、私に話しかけてきた。

「なあに?」

「結城さんは、俺のことだけを思ってくれてるって、そう俺も思ってるけど」

「うん」


「でもやっぱり、たまに心配になるから」

「え?」

「柏木みたいなやつが現れて、知らぬ間に結城さんをさらっていかれないように、もっと…」

 藤堂君はそこまで言うと、しばらく黙り込んだ。


「……」

 私は黙って、藤堂君の手の握りしめた力を感じていた。さっきよりも、ギュって強く握っている。

「は~~あ、これ以上言うと、また結城さんに怖がられちゃうよね?」

 藤堂君はちらっと私を見てそう言うと、前を向いた。


 藤堂君の言いたいことは察しがついた。だけど、どう答えたらいいかわからず、私は黙ってただ歩いていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ