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不本意

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 泊まりはホテルだった。

 出来れば祇園で和風旅館などと洒落込みたいところだったが、如何せん、先立つものに乏しい。そんな目が飛び出そうな豪気をする度胸はない。

 京都駅近くのホテルだったが快適で、妻はアメニティ・グッズが充実していると言ってご満悦だ。

 それは良かった。


 さて人心地つくと気になってくるのは沖田君である。

 専称寺で寝ているのだろうか。また悲しい夢を見て泣いたりなどしていないだろうか。

 沖田君は池田屋で喀血したと有名だが、それを疑問視する説もある。

 そもそも、そこまで病状が悪化していた人間が、刀など振るえるだろうか。彼が何等かの不具合を起こしたのは事実として(何でもすごい暑かったらしいし。藤堂平助が鉢金を外しちゃうくらい)、血を吐いたとするのは殊更、話を美談としようとする風潮ゆえかと思う。


 そう言えばさんなんさんも不調で池田屋には行ってないんだよなあ。

 池田屋は新撰組が躍進した、言わば華の舞台である。

 北辰一刀流の達人としてはさぞ不本意だったことだろう。


 そうだ。

 きっと不本意だったに違いない。



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