表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
106/136

ヘッダー

挿絵(By みてみん)

 一動作。一言。

 取るに足らないような些細な言動。

 それだけで変わってしまう歴史の恐ろしさを私は学んだ。結果として、私は紗々女と我が子と過ごす時間を持てた訳だから、悪い話ではない。そこはかとなく感じる、妻への罪悪感。

 そうした感傷をぶち壊してくれるのが、芽依子という存在だった。


 日曜日。


「ちょっと、三人、並んで。肩組んで」


 これは沖田君と土方君、斎藤君に向けた言葉。

 おいおい。


「何を始める気だ」

「三人の写真をツイッターのヘッダーに使おうと思って」

「……肩を組む必要、ある?」

「何言ってんの、おじさん! あるに決まってるじゃん! こういうのが好きな子って結構、多いんだから」


 それってあれだよね。所謂、腐のつく女子たちのことだよね。と言うか、顔出し平気なんだろうか。沖田君や斎藤君はともかく、土方君は写真も後世に残っているのに。

 沖田君を真ん中に、ぎこちなく肩を組む三人。

 まあ、良いよね。

 こんな時間があっても。

 刻々と変化する日常。この一場面もまた、先の未来に何かの影響を与えているのかもしれないのだから。


 芽依子が更に猫耳を沖田君に着けようとしたので、流石にそれは止めた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ