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拝啓、神様。 転生場所間違えたでしょ。  作者: 熊ごろう
生を受けた理由

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143/156

「142-1話」

準備の出来たタマさんの後をついていくと10名ほどのダンジョンシーカーが、準備万端で待ち構えていた。 皆さんとても強そうですね。なんかこう雰囲気が違う。


……気のせいかも知れないけどな! これでただの見送りとかだったら恥ずかしいぞ俺。


「……タマさん一人じゃないんだよね?」


「あたりまえニャ」


ですよね! よかったあってて。


そうだねえ……なんとなーく、皆さん補正いれたらレベル100……110?超えな方々なんじゃないかなーと思う。

うちのタマさんを頼みますぞ。 桃は用意するからね!



「ウッドです、ついては行けないですけど蔦とか根っこで援護しますんで。 死にかけの敵回してくれればその場で各種回復薬も作れます」


「そりゃ助かる。 ちなみにその蔦とかは攻撃しちまっても良いのか?」


「問題ないっす。 生えますんで」


ちょっと痛いけどなっ!

こんな時である。がまんするよ、男の子ですもん。


「面白い体だな。 あの果物も美味かったし……タマさんが丸くなったのもあれのせいか?」


あ、やっぱ丸くなってたの気になるのね。

そりゃしばらく振りにみた相手が、以前の倍ぐらいになってたら気になるよね……。


「あれのせいっちゃせいですけど……タマさんのはただの食いすぎっす……おほぅっ」


「そ、そうか」


食いすぎっていった瞬間、タマさんの蹴りがお腹に入る。

やっぱ地面に触れる部分は装備ついてないらしい、ちゃんと肉球の感触だったよ!!



「んじゃ行くニャ。 ウッドはがんばって触手伸ばすニャ」


「まっかせてー!」


タマさんのためなら俺がんばっちゃうからね。



なんて張り切っていたのだけど……。


「は、速い!? 速いよタマさんっ」


移動が速すぎる。

てか敵を倒すのも速い。


敵を倒している間になんとか追いついて、そしてまた離されてを繰り返してる感じだ。

縦横無尽に駆け回るタマさんを援護する。 ……うむ、援護どころの話じゃねーですぞ。




「や、やっと追いついた……」


ただ、しばらく経つと戦闘中に追いつくことができるようになっていた。

……これってつまりどういうことかと言うとですね。


「一撃で死ななくなってる? てか、皆見たことないのばっかだ……」


敵が強くなってきてるってことなのです。

もう見たことないのばっかだよ。 タマさん達の一撃を食らっても、直撃じゃなければ生きてるのがちらほらいるし。


ここはあれだね、足止めしたところを確実に仕留めてもらって消耗を減らしていく方向で行ったほうがいいかな?


んじゃさっそく根っこを伸ばしてっと。



「とりあえず足を……んがっ!?」


足いっただきーと思って、根っこ伸ばしたんだけどさ。

確かにつかんだよ? 掴んだんだけど……。


「うっそーん。 一瞬で千切れた? 1本じゃ意味ないか……」


掴んだ瞬間、敵が反射的に動いて……それだけでぶちっと根っこが千切れてしまった。

ちょっと一瞬の足止めにすらなってねーのですが。


ここいらの敵、たぶん俺よりずっと高レベルだよね。間違いない。


「これでっどうだーっ」


1本でダメならもっと束ねるのだ!

数の暴力ならお手の物!


目標は同じやつ!

地面が爆ぜ、根っことか蔦とか、触手がズドォッみたいな勢いで現れ、そして敵を雁字搦めにする。


「おっしゃ、頂きまっす!」


1本だと余裕でぶちって持っていかれるけど、これが10本20本になるとそうも行かないようだ。

ちょっと足止めのつもりが、意外とがっちり固定できたので柔らかそうな部分に根っこを突き立てちゅーっと吸ってやったど! 絞め殺すのは無理だけど、柔い部分にさすのはいける!


この攻撃はとりあえず刺さってしまえば、あとは敵が多少強かろうがおかまい無しに致命傷与えられるので便利である。 てかえぐい。



「まとめればいけるいける。 よっしこのままいけば――」



俺はどうやらフラグをたてるのが上手いらしい。

このままいけば何とかなるー……そう思った瞬間、タマさん達周辺の地面が爆発したのだ。



「――ぐぁっ!?」


痛みと共に、視界が消え去る。

根っこも蔦も、触手もすべてまとめて吹き飛ばされていた。



「全部吹っ飛ばされた!? 一体何が……っ!?」


一体何があったのか。

俺は慌てて本体の目で何が起きたのか確認しようとした。

だが爆発が起きたあたりは土煙が立ち込めており、遠くからでは確認できない。


土煙の量からして相当大きな爆発が起きたことが伺える……。


「タマさんっ!?」


爆心地に居たはずのタマさん達は無事なのか、俺は確認しようとちぎれた触手から新たに腕を伸ばす。


「触手! 早くっ!!」


ほんの数秒かそこらの間だったけど、普段なら気にならない這う速度が今はひどく遅く感じた。



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― 新着の感想 ―
[一言] >>来週で完結です。 五度見しましたぞ・・・悲しみ300%充填!!
[良い点] 2人が可愛い [気になる点] 次で完結!??! [一言] 2人の冒険をずっと見て居たかったのに終わっちゃうのは寂しいな
[一言] ウッド:俺が、ガンダ・・・世界樹だ!!
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