2021年 秋
今年も秋がやってきた。
夏にはパッションフルーツが実を付け、スイカが実を付け、それなりに充実した庭だったと思う。
本日親が草むしりをした御蔭で青紫蘇はほぼ駆逐され、
残っているのは山芋と朝顔が殆ど。
白ナスは日光を遮られていたせいで殆ど実を付けず、小さい小ぶりなお尻みたいな実が一つ出来ただけだった。
アマナガ関連は今もまだ実を付けている。
やはりアマナガはレギュラーメンバーといっても良いだろう。
来年も買おうと思う。
パッションフルーツは一つ出来ただけだったけど、蔓部分が今も成長中。
物凄い伸びて、緑のカーテンにまで触手が掛かっていた。
さすがに放置していると家に蟻が蔓伝って入ってくるので切り裂いて元の一にお戻り頂いた。
冬越し、できるかな?
黒イチゴに関しては今年は諦めた。
せっかく双葉が生えた奴も結局萎れて消え去ったし、春頃にまた種を植えてみようと思う。
できると、いいなぁ。
エルダーフラワーはそのまま今年も年越しだ。
こいつは放っておいても問題が無いので肥料と水やりだけでいい。
多少伸びすぎた枝を切るくらいはやっておくべきかな?
スイカに関しては既に枯れ去った。
枯れた茎すら既に判別不可能なので放置。多分来年用の土の養分となるだろう。
今年の家に入れての年越し組は、ピーチパイン、フェイジョア、フィンガーライムの三つだ。
とりあえず土を入れ替えて家の中へと持って入った。
後は水やりを忘れずに行い、冬越しするだけである。
ピーチパインは正直何度も諦めたんだけど、何度も復活した。いまではもう、次のパインができることは疑ってはいない。負けるなピーチパイン。君が実を付けるのを我々は待ち望んでいる。
フェイジョアは最初の木が壊滅したものの、その大樹を切ったら横から無数に生えて来たので今は横に広がる木になっている。
高さ的には50cmにもみたってないものの、結構育成出来ているので来年に期待である。
フィンガーライムは正直良く分からない。
気が付いたら青虫着いてるし。ところどころ腐ってるのか黒くなったりしてるし、病気なんだろうか? それとも何か別の理由?
何をどうしたらいいのかすら分からないのでとりあえず現状維持で水やりだけするつもりだ。
テレビ見てたら綿の話しやってて、ついついまた綿育ててみようかなって思い始めた。
来年は多分綿の種買って育ててるだろう。
ちなみに、フィンガーライムに着いていた青虫さんはプランターの一つに出来ていた葉ボタンみたいな謎の花に移しておいた。遠慮はいらん、存分に食べ、肥え太り、成長するがいい。
それ、何の葉っぱか分かんないから捨てようかと言われてる奴なんだ。どうせ捨てるならその前に存分にお食べ。
時は流れて11月。
今のところ現状維持だ。
本日は長芋を掘ろうかな、と家族で庭に出て来たわけだけど、ふと上を見上げれば、何かが飛んでいた。
最初は、ここ最近増えて来たカメムシかな? と思ったんだ。目を細めて見つめてみると、どうにも動きが違う。あの8を描くような動きは奴らしかない。そう、蜂だ。
そうこうしていると、こちらの視線に気づいたのだろうか? 我が家の屋根裏当たりから数匹の蜂が出現。巣があるのか分からないが、その周辺を周回し始める。
あ、これ、ヤバいやっちゃ……思った時だった。
一匹の蜂がふらふらぁっと地面に降りてくる。
そして容姿が露わになった。
アスファルトを歩いているのは、どう見てもキイロスズメバチさん。うん、確定だ。業者を呼べぇーっ!!
家族は全て庭を放棄し家へと逃げ帰った。
よせばいいのに父がこの家は俺が守る、っとばかりにキンチョール片手にアスファルトを歩く蜂に接近。喰らえっ! と退治した。
いや、他のが来る前に戻れっ、死ぬ気かっ!?
結果的に言えば追加の攻撃部隊は来なかった。
全く無茶をするものである。
来週には業者に役所に掛け合うからって親が言うからまかせた……のに、なんで忘れんのさ!? もうすぐ冬だから出てこなくなるよ蜂。え? 春まで放置!? 正気か!?
どうしたらいいんだ……
と、困ったことがあったものの、翌週芋掘りは普通に行われた。ホントに冬場はなんか出てこなくなったし、どうなったか分からないから業者を呼んでいいのか迷うなぁ。
春になってからにするべきか。とりあえず通行人に危険が及ばないうちに何とかしないと……
ちなみに長芋は庭を掘ればごろごろ出て来て結構でかい物が20程取れた。
これのせいで庭の栄養無くなったのでは? ナスが出来なかったもそのせ……いや、これはきっと深く考えちゃイケナイ奴だ。
追伸、もう冬に差し掛かってるのにパッションフルーツだけ元気なんですが……雪越し、できるんだろうか?




