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なろうで非テンプレを連載してる大馬鹿野郎たちが好き

作者: 山田マイク


 なろうで非テンプレを連載してる人。

 それもガチでやってる人。

 テキトーに鼻歌交じりに書いてるわけじゃなくて。

 本気で書いてる人。

 何十万字も書いてる人。

 ハッキリ言って、馬鹿だと思います。

 だってここで書いても意味ないから。

 だってゼロポイントだから。

 ゼロブクマだから。

 極稀に奇特な人が気まぐれに6点くらいポンと投げてくれるくらい。

 ちゃんと書いてんのに。

 文章もきちっとしてんのに。

 ろくな評価をしてもらえないのに。

 ここにあげてる人。

 非効率にもほどがあるし。

 自尊心やプライドも毀損されるし。

 なーんにもいいことない。

 

 なのに、愚直にあげてる。

 そういう人がたくさんいる。

 

 僕はこういう馬鹿が好きなんです。

 尊敬する。

 僕はすぐ効率とか考えちゃう俗物だから。

 意味とか意義とか考えちゃう未熟だから。

 馬鹿になれない本物の馬鹿だから。

 愚直に作品が書けないんです。

 

 愚直になる。

 愚かになる。

 これ、創作には絶対必要な因子だと思うんです。

 理屈とか論理を考えたら、創作なんて「やろう」という結論にならない。

 金にならない。

 報われない。

 恥もかく。

 馬鹿にもされる。

 健康にも良くない。

 精神衛生的にも良くない。

 辛いことばかり。

 その中で、確かにある「喜び」のみを求めて、作る。

 一瞬の喜びのために努力する。

 こんなもん、馬鹿じゃないとやれない。

 損得を超えないと出来ない。

 

 それを可視化、数値化したもの。

 それが、「なろうで非テンプレを書く」って行為だと思うんですね。

 家で1人で書いてたら気付かない。

 自分1人で書いてるだけなら、夢を見ていられる。

 けど、なろうで書いてたら現実を知る。

 自分が大河の一滴、砂漠の一粒に過ぎないことを知る。


 その上で、書く。

 書ける。

 そういう人には、リスペクトを感じる。


 だから僕は、このサイトで非テンプレを書いてる人が好きなんです。

 理屈じゃない好意がある。

 無条件に、そういう人たちを好きになっちゃう。

 ああ、この人たちは理の外にいるんだなと。

 やりたいからやる。

 その衝動に動かされてるんだなと思うんです。

 


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