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古(いにしえ)の最強魔導人形となった僕  作者: ユウヒ シンジ
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城の何処か・・・

「・・・・・・・・ノールと言う名前でしたか?」

「はい」


落ち着いた大人の女性の声に、渋い男性の声が応える。


「そうですか。それであなたはどう見ました?」

「魔導人形であることは間違いないです」

「やはりそうですか。それで、どれほどと見ます?」


女性の声は何か嬉しそうに聞こえる。


「・・・・・・・伝説のフォース程度かと」

「フォースですか・・・・今の時代では5体しか確認できていないと聞きますが、そのうちの一体でしょうか?」

「いえ、その5体の体調的特徴は公表されていますが、そのどれとも合わないので、まったく別の機体でしょう」

「6体目ということですか?」

「そうなるのですが、フォースともなれば150年程稼働していないと到達できないはずなのです。それにも関わらず今までまったく無名だったと言うのは驚きです」


男性は驚いていると言いながらも、あくまでも平静を装って話す。


「どこで埋もれていたのやら、ですね」

「はい」

「・・・それで、ノールを手懐ける事はできそうですか?」


女性が訊ねると、男性は首を小さく横に振った。


「術式禁呪が全く効果をみせませんでした。これは他のフォースも同じですが、禁呪程度では縛る事はできないでしょう」


初めて男性の声のトーンが落ちた様に聞こえる。

本当に残念がっているようだ。


「そうですか。ではやはり?」

「はい。どうにかして稼働停止させ、人形の心臓である核に直接刻み込む必要があります」

「難しいですか?」

「今すぐは・・・」

「そうですか。でもその為に城に留めておく為の処置はしたのですから、時間をかけてチャンスを伺いましょう」

「はい。了解いたしました」


女性の言葉に男性が深々と頭を下げる。


「それと、各国への魔導人形の譲渡の件ですが順調に進みましたよ」

「はい、ありがとうございます。これで各国の中枢に私共が縛る魔導人形を送り込む事ができました」

「順調の様でなによりです」


女性は満足そうに微笑む。


「それでは、私は姿を一時隠しますので当分はお会い出来ませんが、その間にノール機について今までの痕跡を調査してみます」

「そうですね、お願いします」

「はい、それではこれで失礼いたします」


男性はもう一度大きく頭を下げると、静かに部屋を出ていった。


「・・・・ノール・・ですか。ジュエルも無いのにフォースジュエルと同等・・・まさか・・・オリジナルナンバー・・・・そんな事はありえませんね。あの時他のオリジナルナンバーは全て破壊したはずですから・・・」

読んでいただきありがとうございました。

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