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古(いにしえ)の最強魔導人形となった僕  作者: ユウヒ シンジ
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追撃 6

「ひっ! ヒェ、エ、エルダアアア!! 早くこいつを仕留めろ!!」


僕の威圧に立っていられなくなったのか、ロドエル殿下が地面に尻餅をついて倒れてしまった。

情けない男だ。

でも、こいつの命令のせいでエルダさんは・・・・・


『魔力砲、来ます』


魔力砲?

え? な、何? エルダさんが僕の方に向かって大きく口を開けて・・・


「ハアァアアアアアアアアァアアアアアアアア!!!!」


ビ、ビーム!?

エルダさんの口から光線が放たれ、物凄い勢いで僕に向かってきた!!


『左手をかざして防御態勢を』


ミネルヴァさんの指示に僕は何の躊躇もなく実行した。


「バァアアア! ヴゥンン!! シユウゥウウウ・・・・・・・・・」


え? あれ? ビ、ビームが消えた?

僕は左手をジッと見つめた。

掌の先から微かに煙が出ている。

吸い込んだのか?


『魔力変換終了、補充炉へ移行完了』


何か、ミネルヴァさんが言っているけど・・・つまり今のビームを僕の掌が吸い込んでエネルギーとして取り込んでしまったと?


『正解です』


なんでも有りだな、僕の体。

それにしても今の攻撃は何だ?

どっかの緑色した宇宙人が放った攻撃に似ていたけど?

魔導人形ってあんなことも出来るのか。

もしかして僕も出来るの?


『はい。問題ありません。ただノール様が砲撃するとこの施設を中心に3キロは壊滅状態になります』


それはダメじゃん。

そんなのエルダさんに向けて放てないよ!


『では、魔力弾ではどうでしょう。魔力砲より攻撃範囲が限定され狙った対象物だけに効果があります』


それ良いじゃん!!


『但し、貫通能力は魔力砲より高く、ノール様が撃てばエルダ機でも体が穴だらけになり修復不可能となります』


意味ないじゃん。

ねえ、魔力ってこう炎とか風とか氷とかを作って攻撃とかじゃないの?


『普通の人属なら魔力を魔法で具現化して攻撃する方が威力はあがりますが、元々魔力量が桁違いの魔導人形にとって、魔法での具現化に掛かる時間が致命傷になりますので、魔力そのものを攻撃に使った方が効率が良いのです』


なんだか、魔法のありがたみが半減だね。

しかしそうなると、どうしたら良い?


『では、魔力をエルダ機の内部、核に向けて打ち込んでください。ノール様の精錬された魔力を大量に打ち込めば、核が魔力に耐えきれず閉鎖モードに入るはずです』


つまり僕のパンチをおもいっきりエルダさんのボディに打ち込めと?


『いえ、魔力を打ち込むので、物理的な力を打ち込むのではありません。もし物理的な値からで殴ったら、エルダ機のお腹にトンネルが出来てしまいます』


お、恐ろしい事を言うね。

そんな微妙な調整、僕にできるの?


『大丈夫でございます。ノール様なら体が勝手に動きます。それに私もサポートいたしま、すので』


そう・・・・それしかないか。

分かった! エルダさんちょと痛いけど我慢して。

その後、ロドエル殿下をぶっ飛ばすから!

ミネルヴァさんサポートよろしく!!


『了解いたしました』


「ええい!! 何をしている!! 早くこの出来損ないの魔導人形を破壊しろ!!」


ロドエル殿下・・・・もう殿下と言うのも嫌だ。

ロドエルの野郎が必要にエルダさんに命令をする。

その度にエルダさんは僕に向かって突進し、魔力砲や魔力弾を打ち込んでくる。

表情はそれほど変わっているわけじゃないけど、あの目は僕を見る目は助けを求めてる。


次、来たら当てに行くよ!


『いつでもどうぞ』


エルダさんが両の掌から魔力弾を撃ちながら突進してきた。

あれ? 魔力弾、左右へ撃ちだして・・・うわ! 魔力砲を口からも撃ちだした!!


『魔力弾が誘導されています』


明後日の方向に撃ち出された魔力弾が急激に軌道を変え僕に向かって来る!

僕は躊躇なく正面からくる魔力砲へ突進し寸でのところで交わすとそのまま後方にいるエルダさんの懐に・・・・あれ? 居ない・・・


『上です』


砲撃の影に隠れて上に飛んだのか、なら・・!??


「ガアアン! ガガガガ!! ガガガガガ!!!!」


突然僕の体に衝撃が幾つも襲って来た。


「ハハ・・・ハ、ハハ!!? や、やった・・直撃だ!! どうだ! これがサードジュエルを更に強靭にする禁呪の力だ!! ハハハハ!! ハ・・・あ?」

「ゴホ、ゴホ! びっくりしたぁ~、エルダさんさすがの攻撃だったよ」


僕は、体に付いた埃を払いながら、少し離れた所で呆然と立っているエルダさんに笑みを見せる。


「ど、どうしてだ!? 何故動ける!?」

「どうしてって言われても、結構痛かったんだからね」

「い、痛い? そんな事くらいなのか?!」


何、その目は? 僕の事を化け物だとでも持っているのだろうか?

それにエルダさんもあの後は攻撃をしてこない。

相当、警戒しているみたい・・・今なら・・・


「ヒュン!!」


風の音がした。


「ドォオオオオンン!!」


凄まじい音が鳴り響いたかと思った瞬間空気が震えた。


「ごめん、エルダさん。ちょっと休んでいてね」


僕は声を掛けながら、自分の右手の上に体を乗せぐったりとしているエルダさんをそれ以上崩れない様に支えながらゆっくりと地面に寝させた。


どう? ミネルヴァさん?


『上手くいきました。エルダ機の機能が仮死状態に入り始めました』


よし! これで後は、ロドエルだけだ。


「ま、待ってくれ!!」


僕が言うより早く、叫び出すロドエルだった。

次も来てください。

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